神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

字上3

2019-04-18 06:35:07 | 谷端川・小石川2

 中上橋下流で右岸から合流する水路を追って、御嶽神社近くまで来ました。その先も水路単独の狭い路地が、途中途切れることなく連続し、結局、合流地点から400mほどで終了します。この地域のように、大正末から昭和の初めにかけて、区画整理、宅地化が行われた場合、自然の小支流(あるいは、はけ水路と呼ぶべきかもしれません)が生活排水路に転用され、温存されるのはよくあることで、そのまま暗渠となって今日に至ったのでしょう。これが、より郊外で昭和30年代の宅地化なら、元の水路は埋め立てられ、その痕跡をとどめていなかったかもしれません。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(明治42年測図) / 早稲田」と「同 / 王子」を合成したもので、上掲地図と同一場所、同一縮尺です。宅地化が進行している → 「昭和4年第三回修正」と見比べてください。

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    1. 池袋図書館の脇を抜ける水路跡の路地です。正面に池袋駅前のビル群が見えてきました。 

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    2. 途中途切れそうに見えても、その先に次の路地が顔をのぞかせています。 

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    3. 10年以上前になりますか、最初に通った時は、通り抜けられるか不安だったものです。

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    4. 路地の先端です。右写真は左手からのショットで、谷筋はなおはっきりしています。