神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

合流地点

2018-05-18 06:01:50 | 幡ヶ谷支流

 仮に幡ヶ谷支流と名付けた水路を合流地点からさかのぼります。現在は長者橋から200m強下流で合流していますが、そうなったのは昭和の初めに、本流の改修に合せ付替えた結果です。合流地点から数えて4番目の柳橋には昭和7年の日付があり、付替え時の架橋と思われます。この橋は→ 「角筈村絵図」にも描かれた、「砂利道」(「豊多摩郡誌」)に架かる橋で、付替えに際して20mほどズレたところに架け替えられました。なお、砂利道や下掲「地形図」の字砂利場は、甲州街道や青梅街道の普請の際、当地が砂利の採掘場だったことに由来しています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(大正10年第二回修正) / 中野」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。付替え後の「昭和12年第四回修正」は→ こちらです。

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    2. 児童遊園風の遊歩道が続きます。右写真は羽衣橋で、親柱に昭和32年の日付があります。  

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    3. 柳橋です。付替え以前の水路は右手に折れ、通りと並行して西に向っていました。

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    4. このあたりから左手新宿、右手渋谷の区境と重なります。かっての角筈、幡ヶ谷の村境です。