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白藤を見に行く ( 江浄寺 ) 気になる黄色い花も・・・。

2010-05-06 21:33:54 | 花紀行
 ゴールデンウィークも終わってしまい、娘は、今朝は玄関にどんよりした空気を残して出掛けて行きました。だんなさんは、なあんとこの2日もお休みなので、11連休?
・・・の予定でしたが、なにやら仕事が・・・。午前中で帰ってきたので、ちょこっとお出掛けしました。
清水区に”白藤”のお寺があるらしい?ので、色々調べて、たぶん”江浄寺”ではないかと・・・?

「徳川家康公が、まだ今川氏の人質として府中(静岡)にいた時、今川氏の一族の娘をめとりましたが(これが、後に「築山御前」と言われた方です。)、この方との間に、一男を設け、長じて後に岡崎三郎信康と称しました。
甲斐の武田信玄は、三遠(三河・遠州)の地に、徳川家康とよく争いました。そのため家康は、隣国の雄、織田信長と結び,火急の場合には救援を得ようとして政略結婚を計り、信康を信長の娘と縁組させました。ところが信康は、豪放ですこぶる剛勇な人でしたので、神経の鋭い猜疑心の深い信長とは、和合しなかったようでした。たまたま母の築山殿と共に武田方に内通していると噂されたので、信長の怒りを買い「不埒なのは、三郎信康なり」と、信長はしきりに、父家康に、我が子信康を討つように強硬に申し入れたのでした。家康は、信康の人となりを信じていましたが、止むを得ず、当時、信康のいた遠州二俣城に討人を向けて、心ならずも犠牲にしてしまいました。それは、天正7年9月15日のことでした。
 信康に仕えていた榊原七郎右ェ門清政は、信康の亡きあと、上州館林に蟄居していましたが、慶長11年家康に召されて、久能城の主を命ぜられましたが、その折、信康の侍女(楓)と平岩七之助親吉とに信康の遺髪を譲り受けまして、江浄寺に葬りました。
 家康は、府中に隠居後も、度々人を遣わして過ぎし日の非道を詫びていました。更には、家康が没し、駿府城が幕府の留守番城となった後も、徳川家では、代参をたててその霊を弔うことを忘れませんでした。
 そして、三代将軍家光の代に至って、江浄寺の紋章に葵の御紋の使用を許可して、此の地方の寺院の頭頌とさせました。当時は、江浄寺に駿府から代参人が、上土まで輿で来て、舟に乗り巴川を下り、仲町裏(今の清水銀座)にて下船し、江浄寺に参入したとのことです。
 こうして江戸時代は、江浄寺の前を通る参勤交替の西国の諸侯は、すべて当地を過ぎる時(今の伝馬町通りが東海道であった)、必ず、大名行列を一旦止めて、当山に参拝することを例としていたと言われます。
 又、当時において、法会を営む時は、駿府城より警護の士を派遣されたということでした。
 星霜移りて約四百年、今では訪れる人もあまりなく寂しく忘れられているのは、本当に残念です。現在、御宝塔は、山門を入ってすぐ左手に、又、御位牌は、本堂の位牌堂の中心に安置してございますので、心あらば、お線香でも手向けて頂ければ、徳川家の為に、若くして犠牲となって散っていった信康卿の御霊も、さぞかし喜ばれることでありましょう。」
                                         (寺内の説明文より)


   
   市中山 江浄寺  江尻の浄土宗のお寺ということらしい


   
   真っ白い藤の花


   
   青空と白藤 晴れていることに感謝


   
   見事なしだれぶり? 



   
   本堂を修復中らしい 葵の御紋と飛び狛くんたち


   
   いつもは屋根の上、思いの外大きい?


   
   屋根のどの位置に置かれるのかは不明ですが、綺麗に並べられた葵の御紋


   
   信康公 御宝塔 


 静岡に住みながら、知らないお話でした。父と息子のとても辛いお話に心が痛みました。静岡出身の大好きな作家さん”諸田玲子氏”の”月を吐く”というお話は、この信康公のお母様”築山殿”(瀬名姫)のお話ですが、終わり方の曖昧さに心惹かれるお話でした。  


  お寺紹介  江浄寺(こうじょうじ)  静岡市清水区江尻東 3丁目 6-6
                     ℡ 0543-66-5563 


 この後、なにやら、静岡に買い物があるだんなさんと静岡に向かって走っていると、鮮やかな黄色の花が咲いていました。先日、静岡に出掛けた帰りにみつけ、多分”イペー”ではないかと・・・?
   
   
   ブラジルの国花だという”イペー”の花


   
   なるほどカナリア色


   
   イペーの花


   
   イペーの木と散った花


 このお花を見たのは、南幹線沿い、草薙球場と県立美術館の間、個人のお宅でした。このお花を見た後、清水IC方面に向かって走っている時、喫茶店みたいなお店と個人のお宅でこのお花らしきお花が咲いていました。

   


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