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長野 気まぐれ旅行 その7 ( 布引観音 )

2010-05-10 06:47:21 | 不思議紀行
 女性陣がぐずぐずしている間に、早くも付近を散策していた男性陣の案内で、観音堂に向かいました。


   
   観音様ごしの観音堂 清水寺みたいです


   
   岩壁に抱かれるように建つ観音堂


   
   古いお堂 脇には、”牛に引かれて・・・”の牛がいます


   
   のんびりしている感じの牛さん


   
   手(前足)がいらっしゃ~いの形の装飾性の強い木鼻


   
   岩をくり抜いて作られた道を通ります 背の高い人は、要注意!


   
   岩壁にぴったり入り込んだような古いお堂


   
   六地蔵 六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)地蔵 手前お二人のお顔、どこかでみたような・・・、思い出せず・・・


   
   安永4年(1775年)9月(と読める台座の文字)建立の狛犬

 左の子は、腰まで落ち葉に埋まり、それでも健気に私達を迎えてくれました。素朴で、愛らしい狛犬です。以前、中伊豆辺りで見て歩いた古い狛犬たちと似ているような気がしました。


   
   愛染堂 このお堂も岩壁にはめ込まれたように作られています。


   
   ついにたどり着いた天正20年(1592年)建立の朱塗りの観音堂 


   
   観音堂から本堂を望む 葉桜のしだれ桜が綺麗


   
   観音堂の天井に奉納された絵 


   
   清水の舞台のようなところから小諸の町を望む これ以上は怖くて行けない?


   
   ここから先は、危険? 山頂まで行けるらしい道


 断崖絶壁に立つ観音堂に圧倒されてしまい、実は、この観音堂の中の、正嘉2年(1258年)建立の”宮殿(くうでん)”を見逃してしまいました。これは、観音堂内にある仏殿形の厨子で、「建造物」として国の重要文化財に指定されているそうです。入母屋造、板葺。軒下の蟇股(かえるまた)や、地長押の下の格狭間(ごうざま)など、細部の形式に鎌倉時代建築の特色を示しているとのことです。
みなさん、もし、ここに行かれたら、せっかくなので、見逃さないで下さいね。あ~、残念!
”観音堂宮殿”について興味のある方は、小諸市のホームページ を見てね。
そこから、右上の観光ガイドをクリック、布引観音のところをクリック、一番下の関連情報のところに載っています。正直、写真もそちらの方がすごく綺麗です。


   
   白山社社殿 室町時代初期の建築様式


   
   白山社社殿の屋根上の彫り物

 白山社社殿の説明も先程の小諸市のホームページに詳しく載っています。あ~、下調べをしてから行けば良かった~と少し後悔しました。大事なところを見逃してしまうことが多くて、最近では、だいぶ注意深くなったような気がしていましたが・・・。気のせいでした。


   
   本堂付近に戻って振り返る・・・。人々の信仰心の奥深さを見ている気がしました


   
   本堂から少し上ったところにある太子堂

 この太子堂は、他のお堂から離れたところにぽつんと建てられていたので、皆で首を傾げていると、息子が
「難しい建て方なので、まずこっちで練習したんじゃないかな?」
などと言い出したので、のんびり屋さんの息子らしくて、皆で大笑い!
こんな山の上の断崖絶壁に、お堂を作った人々は、命がけだったのではないかと思います。
 ふもとで組み立てたお堂を役行者(えんのぎょうじゃ)が法力で投入れたとされている鳥取の”投入堂”も思い出して、人が”やろう!”思ったら、出来ないことは無いのかもしれないなあとぼんやり考えてしまいました。


  お寺紹介  天台宗 布引山 釈尊寺  小諸市大久保 2250
                     ℡ 0267-23-0520

 寺務所近くに車が停まっていたので、上がってくる道があるようです。先人たちが、苦労して建てたと思われますので、是非、大変でも自分の足で来られることをお薦めします。
「杖って楽だわ~。」
と登り口のところで、お借りした杖のお世話になった私は、次の日、腕が筋肉痛になり・・・。とほほ・・・、情けないわ~。
   


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