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のんびり古都、こと・・・。 その5 ( 南禅寺 水路閣 )

2017-03-29 08:51:38 | 橋紀行
 何度も訪れているのに、今まで見逃していた「南禅寺 水路閣」、今回は、だんなさんと二人気ままな車の旅なので、新緑や紅葉の季節なら混んでいそうなこの場所にも行ってみることにしました。


     
     絶景かな!で有名な南禅寺山門

 この辺りも見所満載なのですが、ずずずーっと奥まで進み、右手「南禅院」の方に向かうと・・・。

     
     古い建物の間に「南禅寺 水路閣」が見えてきます。

 『   史跡琵琶湖疏水のうち   「水路閣」

 疏水事業は,京都府知事北垣国道の発意により.田辺朔郎工学博士を工事担当者として.明治18年に起工され,同23年に竣工した。  水路閣は,この疏水事業の一環として施工された水路橋で,延長93.17メートル,幅4.06メートル,水路幅2.42メートル,煉瓦造,アーチ構造の優れたデザインを持ち,京都を代表する景観の一つとなっている。
 また,ここから西500メートルにあるインクラインは,高低差のある蹴上の舟だまりと南禅寺の舟だまりを結ぶ傾斜地に上下2本のレールを敷き.艇架台により舟を運ぶ施設で,当時の舟運による交通事情がよくうかがえる。
 いずれも,西欧技術が導入されて間もない当時,日本人のみの手で設計,施工されたもので,土木技術史上.極めて貴重なものであり,昭和58年7月1日に「疏水運河のうち水路閣及びインクライン」として京都市指定史跡に指定された。
 また,平成8年6月には,この水路閣,インクラインに加え,第1疏水の第1・第2・第3隧道の各出入口,第1竪坑,第2竪坑,明治36年に架設された日本初の鉄筋コンクリート橋(日ノ岡第11号橋),同37年架設の山ノ谷橋などが日本を代表する近代化遺産として国の史跡に指定された。』( 案内看板より 青色文字は私が付けました。)

 
 古いお寺の建ち並ぶ静かな場所にある「南禅寺 水路閣」は、違和感なく風景に溶け込んでいるように見えました。明治という時代の建造物は、色々なところで見てきましたが、時代の息吹が感じられて、人々の営みがイキイキと目に浮かぶようです。
 

     
     いくつも重なるアーチが綺麗です。


 「肝心の水路はどこ?」
と私が言うと、そのあたりを歩き回っていただんなさんが
「こっちから見れるよ~。」
と手招きします。     

     
     「魚つり禁止」の看板 ・・・、魚がいるのか???

      
     左側「南禅院」の方から坂の上の方に向かって流れているような・・・?

 いつか、琵琶湖疎水を全行程見てみたいと思いながら「南禅寺 水路閣」を後にしました。京都に住んでいる子供たちは、課外学習などで、ここのこととか勉強するのかな? なんだかすごく羨ましいような気がしました。

 私は、何故か?「水道橋」が好き・・・💦
     スペインの水道橋 フランスの水道橋なども見てね。



  施設紹介   南禅寺 水路閣  京都市京都府左京区南禅寺福地町86

                                                      つづく