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のんびり古都、こと・・・。 その1 ( 亀岡市 鍬山神社 )

2017-03-24 07:58:02 | 不思議紀行
 先月娘たち家族と一緒に、頂き物の会員制ホテルの宿泊券を利用してお泊りに行きました。娘のだんなさん、takaさんの関係で頂いたこの宿泊券は、使用期限が3月いっぱい、娘たちとのお泊りに使ってもまだ何枚も残っていました。宿泊券の束を見ながら
「もう一度くらいどこかに行きたいなあ~。」
という私のつぶやきを聞いていただんなさんが、娘とみーちゃんのかなり長い滞在のあと、娘たちを送って行き、後片付をしている私に
「どこにする?」
と聞いてくれました。
「え~っ?いいの?」
・・・ということで、ホワイトデーの日に京都に行くことになりました。(空いてる日があまりなかった💦)
 お友だちと冬の京都にというお話もあったので、車でなければ行けなさそうなところに行く計画を立てました。
この前の週末にひどい鼻炎になってしまい、熱も少し出てしまい、これは風邪かも?と旅行の中止も考えたのですが、だんなさんと二人だけなので、具合が悪かったら温泉に浸かっていても良いかなあと出かけることになりました。
 富士から京都までは、ずっと高速道路で行けるので、途中2度ほどSAで休憩、お菓子を買ったり、お昼ご飯を食べたり・・・。(食べてばかり💦) ポツポツを雨が降り出したころ、亀岡市に到着しました。

     

     
     だあれもいない・・・、「鍬山神社」

『   鍬山神社

 和銅二年(709)に創祀と伝え、平安時代に編纂された『延喜式』「神名帳」にも記載された丹波国桑田郡十九座の内の一社で、本年は創祀1300年を迎える古社です。
社伝によると、太古の昔、丹の湖であった亀岡盆地の南端の黒柄山に八柱の出雲の神々が降臨され、一艘の樫舟にのり、浮田の峡、現在の保津峡を鍬や鋤を使って開削し、水を山城国へ流し、人々が住める肥沃な耕地を造ったと伝え、その時に使った鍬が山のようにうず高く積みあがったことから、鍬山と呼ばれたとも伝えます。
ふるさと亀岡を開拓した先人の偉業を神話として伝えているものです。同社の祭神は大己貴命(大国主命)と誉田別尊(応神天皇)の二柱をお祀りしています。
この内、大己貴命は、天照大神と月読命と共に三貴神とされる素盞鳴尊の御子、または六世の孫とされる神で、出雲神話の主役であり、国造りや国土経営、農業、疫神送り、医薬温泉の神として古くより崇敬されてきました。永観二年(九八四)に日本最古の医学書である『医心方』三十巻を著した丹波康頼もこの鍬山神を崇敬していたとも伝えられます。
一方、誉田別尊は、永万元年(一一六五)に天岡峯に弓矢を負った武人の姿で降臨されたと伝えられ、八幡宮として祀られました。その後、社殿に嫗の舞楽面が降り、皇居に降った翁面と合わせて神宝として当社に祀ったと言われています。このことから天岡峯は面降山とも呼ばれるようになりました。』(鍬山神社 ホームページより)

 何年か前に観た「天地明察」という映画で、算哲さんとえんさんが初めて出会った神社の雰囲気が素敵だったので、たぶん撮影に使われた「鍬山神社」は、機会があったら訪れてみたい神社の一つになっていました。


     
     鍬山宮 御祭神は、大巳貴神<おおなむちのかみ>(大国主神)

      
     狛犬

      
     鍬山宮 拝殿と本殿


     
     八幡宮 御祭神は、応神天皇(誉田別尊)<ほむだわけのみこと>

      
     狛犬

     
     八幡宮 拝殿と本殿

     
     
     鍬山宮と八幡宮は、仲良く並んで建てられています。

     
     絵馬もうさぎ(大国主神)と鳩(八幡様)

 「建物も絵馬も仲良く並んでいて、良い感じだね~。」
などと私が言うとだんなさんが
「どうやらそうではないみたいよ・・・。」
と案内看板を指差しました。八幡宮を鍬山宮と相殿に祀った時に、毎夜雷風が起こり、戦国殺伐の声が聞こえ、明け方境内に兎と鳩の死骸があったことから、両神の不仲によるものと考え、それぞれ二棟に分けて祀ったということです。桧皮葺きの権現造りの社殿は両方とも文化11年(1814年)の造営です。
仲良く並んでいると思ったので、少しがっかりしました。
 静かで空気が澄んでいて、心休まる参拝となりました。

  神社紹介   鍬山神社  京都府京都市亀岡市上矢田町上垣内 22-2
                    ☎ 0771-22-1023

 鍬山神社は、紅葉の名所としても有名だそうです。若葉の頃も綺麗でしょうね。

                                                    つづく