サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

情熱の?スペイン旅行 その31 ( ゴルドバ メスキータ 2 )

2015-12-24 17:23:03 | 建物紀行
 「メスキータ」の中は、ほの暗く差し込む光によってまるで違った世界を見せてくれます。

      

      

 イスラムと西洋の建物が融合するこの独特な雰囲気は、私が今までに経験したことのない不思議な空間です。


     
     メスキータの中で一番古い柱(たぶんそんな説明だったかと・・・?)


     
     馬蹄形アーチにビザンチン・モザイク、透かし彫りなど当時の技術がうかがえる「ミフラーブ」

『  ミフラーブ

 イスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみ。金色のモザイクで飾られており、コーランの一部が刻まれている。』(るるぶスペインより)

     
     ミフラーブを強調するため高窓から光が差し込む高いドーム型に造られた「マクスラ」


     
     幻想的な美しさに見惚れる・・・。

 この後は、宝物殿を見学です。

     

     
     キンキラした塔や、立派そうな絵画や彫刻、ドンとした置物など見学しました。(いい加減ですみません。)
     
     
     明るいと雰囲気が違いますね。


     
     「バロミーノ」の絵画が飾られているキリスト教王が建てた荘厳な礼拝堂 「中央祭壇」

 中央はゴシック様式の楕円形のドーム、主祭壇の祭壇飾りには、地元産の紅大理石が使われているそうです。

     
     マホガニー材に掘られた109の椅子が並ぶ「聖歌隊席」


     
     イスラム教徒が祈りの前にここで身を清めたという「オレンジの中庭」 

 姉のパンフレットを見せてもらった時から、一度は行ってみたい、その空間に自分が立ってみたいと思っていたメスキータ(スペイン語でモスクのこと)は、イスラムの雰囲気が強く感じられる中に荘厳なカテドラルの祭壇が存在するという不思議で幻想的な場所でした。
ここでも全部を壊さず、継ぎ足して自分たちのものにするという興味深い人々の高い技術を見ることができました。
宗教を超えて相手の文化の素晴らしさを尊重する気持ちを垣間見たような気がしました。
 


                                                   つづく