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情熱の?スペイン旅行 その28 ( セビーリャ カテドラル )

2015-12-07 09:18:00 | 建物紀行
 さて、次は、「ヒラルダの塔」が目印のカテドラルの見学です。

『  カテドラル (大聖堂)

 スペイン最大規模の大聖堂。世界では、ローマのサン・ピエトロ大聖堂。ロンドンのセント・ポール寺院に次いで3番目の規模。
13世紀半ば、それまでイスラム寺院であったがレコンキスタのよりキリスト教の聖堂として造り替えられた。15世紀初頭「後の人が驚くほどの大きなカテドラルを建てよう」との決定で約100年の年月をかけて建造された。(後略)』(頂いたパンフレットより)


     
     塔の上にはヒラルディーリョ(風見鶏)と呼ばれるギリシャ神話のアテネ像が設置されている。

 ヒラルダの塔は、高さ97m(94mという記述もあり)、12世紀末のイスラム時代には、礼拝の呼びかけをするミナレットだったそうですが、16世紀にプラテスコ様式の鐘楼が付け加えられたということです。

     
     近くで見上げると・・・、たか~い塔です

 ヒラルダの塔には、スロープで上がって行けるというので、だんなさんと二人で、途中の窓から、外の風景やカテドラルの様子を見ながら地上70mのところまで上がって行きました。

     
     大きな鐘がいくつも取り付けられています。 

     
     オレンジの中庭(パティオ)

     

        
        遠くまで見渡せます。

     
     カテドラルの上部

     
     悠々と流れるグアダルキビル川も見ることができます

 ヒラルダの塔を下って、ツアーの皆さんと一緒にカテドラルの見学です。しかしカテドラルの中は、とても広くガイドさんの説明を聞きながら写真も撮りつつ、その大きさに感嘆の声をあげながらの見学だったので、どこがなにやら分からなくなってしまって、これをまとめることがなかなかできなくて・・・。個々の場所の名称など違っているかもしれません。ごめんなさい。


      
       
      
     美しいステンドグラス


     
     降り注ぐ光が金色に輝くカテドラル内部

     
     こちらは、本当に金色、世界最大といわれる主祭壇の飾り壁

     
     金色に輝く天井とパイプオルガン(たぶん?)

     
     4人の王(レオン・カスティーリャ・ナバーラ・アルゴン)が担ぐ「コロンブスの棺」

     
     コロンブスの息子のお墓


     
     さまざまな様式が混在する不思議な空間
     

     
     サン・アントニオ礼拝堂 セビリア出身の有名画家・ムリーリョが描いた「サン・アントニオ・デ・パドヴァの幻想」

 この絵は、1874年に、右下のサン・アントニオの部分だけが切り取られる盗難にあい、1年後にニューヨークで発見されたそうです。
この他にも多くの宗教画が飾られていました。


     
     内部の広さと瀟洒な雰囲気に圧倒され、外に出て緑を見たら何故か?ほっとしてしまった・・・。

      
     イスラムの名残りの噴水(手前)とベントン門より街を望む 


 「後の人が驚くような大きな教会を建てよう」ということで建てられたこのカテドラル。
その大きさには、驚かされましたが、それよりもカテドラル内部の美しさと独特な雰囲気に驚きました。宗教の持つ大きな力と元々あるものに手を加えていく技術の高さと奥行きを感じました。見取り図を片手にゆっくり見て歩きたかった場所です。

                                                       つづく