さて、台湾での最初の訪問地は、「故宮博物院」です。
故宮博物院
『世界四大美術館のひとつ。中国式宮殿を模した建物で、その収蔵物は中国の歴史を伝える美術品や文物など総数70万点あまり。そのため展示できるのはごく一部だが、それでもすべてを見て回るのに数時間かかる。』(頂いたパンフレットより)
現地添乗員のSさんは、
「混んでしまうと身動きが取れなくなるので、ともかく早い時間に・・・。」
ということで、イヤフォンと受信機を素早くメンバーに配り、有名な「毛公鼎(もうこうてい)」、「翠玉白菜」、「肉形石」などをSさんの説明を聞きながら見て歩きました。
もちろん撮影は禁止なので、写真はありませんが、パンフレットに載っていたいくつかをご紹介します。
青銅器 毛公鼎(もうこうてい) 内側にある銘文500字は、文献としての価値も高い
陶磁器 無紋橢圓水仙盆(むもんだえんすいせんぼん) 北宋時代、汝官窯の数少ない名品
彫刻 橄欖果核小舟(かんらんこうかくしょうせん) わずか3cm程の果核に彫刻している
玉 翠玉白菜(すいぎょくはくさい) 翡翠で作られた白菜の彫刻
肉形石(にくけいせき) 豚の角煮に見える天然石
とても有名な翠玉白菜(すいぎょくはくさい)は、思ったよりも小さかったけれど、(長18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm)本物そっくりです。清らかな白と緑のこの石を見て、こんな風に加工しようという発想がすごいと思いました。写真などでは、気が付きませんでしたが、緑の濃い部分には、キリギリスとイナゴが留まっています。この2匹の昆虫は多産を象徴するものなので、お嫁入りの道具だったともいわれているそうです。
肉形石は、これは、豚の角煮にしか見えない・・・。
私たちが、Sさんの説明つきで、主だった展示物を駆け足で見て回って入り口付近に集合した頃には、翠玉白菜のお部屋の前には、長蛇の列が出来ていました。展示物の数が、とてつもなく多いので、全部見ることは、無理だったようなので、限られた時間で知名度の高い展示物をしっかり見ることができてラッキーでした。
建物も美しい故宮博物院
長崎の孔子廟でもあった建物を守る動物たち
向かい側に見える山とビル
青空と故宮博物院
なんとなく郷愁を誘う建物
たくさんの展示物は、歴史の重みと技術の高さを感じさせてくれました。そして今回「翡翠」という言葉が、「翠玉」に非ずということから生まれたということを初めて知りました。
つづく
故宮博物院
『世界四大美術館のひとつ。中国式宮殿を模した建物で、その収蔵物は中国の歴史を伝える美術品や文物など総数70万点あまり。そのため展示できるのはごく一部だが、それでもすべてを見て回るのに数時間かかる。』(頂いたパンフレットより)
現地添乗員のSさんは、
「混んでしまうと身動きが取れなくなるので、ともかく早い時間に・・・。」
ということで、イヤフォンと受信機を素早くメンバーに配り、有名な「毛公鼎(もうこうてい)」、「翠玉白菜」、「肉形石」などをSさんの説明を聞きながら見て歩きました。
もちろん撮影は禁止なので、写真はありませんが、パンフレットに載っていたいくつかをご紹介します。
青銅器 毛公鼎(もうこうてい) 内側にある銘文500字は、文献としての価値も高い
陶磁器 無紋橢圓水仙盆(むもんだえんすいせんぼん) 北宋時代、汝官窯の数少ない名品
彫刻 橄欖果核小舟(かんらんこうかくしょうせん) わずか3cm程の果核に彫刻している
玉 翠玉白菜(すいぎょくはくさい) 翡翠で作られた白菜の彫刻
肉形石(にくけいせき) 豚の角煮に見える天然石
とても有名な翠玉白菜(すいぎょくはくさい)は、思ったよりも小さかったけれど、(長18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm)本物そっくりです。清らかな白と緑のこの石を見て、こんな風に加工しようという発想がすごいと思いました。写真などでは、気が付きませんでしたが、緑の濃い部分には、キリギリスとイナゴが留まっています。この2匹の昆虫は多産を象徴するものなので、お嫁入りの道具だったともいわれているそうです。
肉形石は、これは、豚の角煮にしか見えない・・・。
私たちが、Sさんの説明つきで、主だった展示物を駆け足で見て回って入り口付近に集合した頃には、翠玉白菜のお部屋の前には、長蛇の列が出来ていました。展示物の数が、とてつもなく多いので、全部見ることは、無理だったようなので、限られた時間で知名度の高い展示物をしっかり見ることができてラッキーでした。
建物も美しい故宮博物院
長崎の孔子廟でもあった建物を守る動物たち
向かい側に見える山とビル
青空と故宮博物院
なんとなく郷愁を誘う建物
たくさんの展示物は、歴史の重みと技術の高さを感じさせてくれました。そして今回「翡翠」という言葉が、「翠玉」に非ずということから生まれたということを初めて知りました。
つづく