片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

お父さんがパラオ島で戦死した友人からの依頼

2010年12月31日 | こころ
私が以前書いた「パラオ島敗戦記」を読んだ、親友から連絡があった。


はじめまして。
片貝様からご紹介を受けたXXXXと申します。

親友の片貝様のブログに野口十七雄様の「パラオ島敗戦記」
のことについて書かれていたのを見てどうしても読んでみたい
想いに駆られました。

と申しますのは私の父は結婚数ヵ月後の昭和18年に赤紙で
召集され、昭和20年6月にパラオ島で戦病死しました。
終戦からわずか2ヶ月前でした。
私が生まれたのが昭和19年3月ですから、私と父の対面は
一度もなかったことになります。
母が私の赤ん坊の写真を送り、戦地からそれに対する返信の
はがきが送られてきました。それを母から受け継いで持っていますが
そのはがきと出征前に撮った父の写真だけが私と父とを繋ぐ証です。

私は母の実家に引き取られ、18歳までを過ごしました。
ものごごろついた頃から、父の居ない寂しさ、戦争への恨みを心に
抱きながら育ちました。
そんな境遇でしたから、今も「平和の尊さ」を身にしみて希求して
している一人です。

今やわたしも66歳になり、元気なうちにパラオ島に慰問に行きたい
衝動と共に、父が一兵卒としてどんな想いで戦争に臨んでいたのかを
知りたくなっております。

そのような訳で恐縮ですが可能でしたら「パラオ島敗戦記」を一冊譲って
いただきたくお願い申し上げます。


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