片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

大船渡漁港の正面のヤマザキのお店にて

2012年04月19日 | 大震災
大船渡市の佐藤やすしさんの市議会議員選挙の応援に岩佐さんと駆けつけた。
18日の第一声が大船渡漁港だというので、旅館からレンタカーを駆って駆けつけた。
ちょっと早いので喫茶店ないかと探したが、復興が進んでいないので店らしきものはない。
しかしヤマザキのコンビにだけがぴかぴかに光って見事に営業していた。
じゃあ缶コーヒーでも飲もうということで、買って、外に出て車の中で飲んでいた。
すると岩佐さんが、あの「船舶仕込」ってなんだろうね?と言う。
見ると確かに真ん中の看板の下に書いてある。
船の中で釣った魚を料理したのを売ってるんですかねえ、などと話していたが、解せない。
聞いてきますよ、と言って、私はコンビニに戻っておばさんに尋ねた。
以下おばさんの話。

実は私たちはここで60年店をやってきたのです。
何の店かと言うと船舶仕込をする店です。
8月25日に最初のさんま漁が出ます、だいたい1週間かけて漁をしてきます。
その一週間分の食料、米や味噌や野菜などですが、それを準備して船に届けるのが仕事なんです。それを船舶仕込と言うんです。
お客さんどこから来たのですか?
あ、東京から来ました。
そこへちょうど佐藤さんの街宣車が来たので、この佐藤さんを応援するために東京から来ましたと思わず宣伝。

さんま漁は、最初は一週間だけど、そのあとは最盛期になるので、3日とか1日とか短くなるのです。
だから私たちの本業は出漁日数にあわせた「船舶仕込」。

この店も流されたけど去年の9月に新築したのです。

淡々と話される語り口に、こちらは感動の戦慄が走る。
とてもそれ以上は聞けない。

車に戻って、
どうして岩佐さんはあの看板が目に付くんですか?
ジャーナリストってのはそういうもんだ。
しかし、すぐに聞きに行くあんたも偉いよ。





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