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片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

やってはいけないことは何も無いのです

2010年05月08日 | チェロ奮戦記
ヘンデルのパッサカリアという曲をチェロ用にアレンジしたのがある。
舞曲で、同じ主題が何度も繰り返される。
毎回違う表現が求められる。
どんな風に求められるかと言うと、

重々しく
堂々と
前向きに
表現豊かに
うっとりと
熱く
静かに
悲しげに

私のパートは一番下なので二分音符の羅列。
ただブーブー弾くしかできない。

チェロの先生に、こんなこと書いてありますけど実際どうやって弾いたらいいのですかと開き直って質問した。

先生は見事に表現して見せてくれた。
弾く位置、弓のあて方、ビブラートのかけかた、クレッシェンドの仕方などさまざまな工夫があった。
そして、何も決まりはないのです。音符に書いてあるのをそのまま弾いたのではそれまでです。自分なりに何でも試して見るのです。
そして「やってはいけないことは何も無いのです」と。

身に沁みます。

先生は黄原亮司

7月29日(木)カザルスホール ファイナルコンサートがあります。

ビブラート

2010年04月26日 | チェロ奮戦記
昨日の1000人のチェロの練習で隣に座っていた女の子が、目を見張るようなビブラートで弾いていた。
つややかな音を出す。
思わず弦を押さえる指先を見てしまった。
家に帰っていろいろ試してみる。
指先を垂直に弦に当てたとき、指に余計な力が入らないので、柔らかなビブラートが出せると分かった。
しかし考えてみるとこんなことは最初に先生からビブラートを教わったときから知っていたはずだ。
ビンに栓をするようにまっすぐ上から弦を押さえる、と。
自分流にこねくりまわしているうちに基本を忘れてしまう。

中年(老年?)男の頑固さが、学びの中にも出てしまう。

結局私は、自分で納得しないと前に進めない性質なんだということを、認めざるを得ない。

何はともあれ、私のピストンのようなビブラートが、これで少しは柔らかくなるかもしれない。
かもしれないというのは、一つクリアすると次の課題が顔を出すので、何を発見したとしても、薄皮一枚剥いだに過ぎないことは己が一番よく知っているからだ。

仕事関連での自信たっぷりの発言とは似ても似つかない。自分でそう思う。

しかしチェロは死ぬまで発見の連続だと思うと、実に楽しい。

1000人のチェロの練習日でした

2010年04月11日 | チェロ奮戦記
今日は広島で5月16日に開かれる第4回1000人のチェロコンサートの公式練習日でした。
チェロを担いで学芸大学付属世田谷小学校まで行きました。
100人以上いたでしょうね。
まだできないところはありますが、だいぶできるようになりました。
あと一ヶ月です。

今回のコンサートは世界から核兵器をなくそうというアピールの意味もあります。

芸術とは人と争わないで自分の欲求を満たす方法

2010年04月02日 | チェロ奮戦記
会社や役所の出世競争では勝者は一人。
同僚から妬まれながら出世するしかない。
しかし芸術は違うという。
自分の欲求をとことんまで追求しても、人に迷惑をかけることはない。
心優しい人でも周囲を気にせず思い切りがんばれる。

組織の中での上下は仕方がない。
それはそれとして、自分が自分らしく思い切り表現して構わないものを別に持てば、心の平和は保てると思うがいかが。

1000人のチェロコンサートに参加します

2010年03月01日 | チェロ奮戦記
阪神淡路大震災を祈念して行われた1000人のチェロコンサート。

今年5年ぶりに、今度は世界から原子爆弾を無くそうという思いを込めて広島で開催されます。
私も参加すべくエントリーしました。
5月です。
1000人もいますから、難しいところはほかの人に任せて、、。
(まだエントリーは800人だそうです。参加者募集中とのことです)

BPIA賀詞交換会で弾いてしまいました

2010年01月16日 | チェロ奮戦記
サンサーンスの白鳥とバッハ無伴奏第一番プレリュードを弾いてしまいました。
これまで人前で弾くと必ず失敗して、トラウマになっていました。
でも、どこかで乗り越えないといけないと思い、思い切って引き受けました。
プレリュードがよかったと言ってくれる人もいて、お世辞なのはわかっていますが、やっとトラウマから脱出できそうだと思いました。
感謝です。

演奏後はこんな顔をしています。




練習をビデオで撮って見る

2009年12月22日 | チェロ奮戦記
自分の演奏をビデオで撮って、見てみた。
a線を弓のトップで弾く時、弓と弦が直角になっていない。
これでは良い音が出るはずながい。
音程も気になる。
リズムも。
いろいろ明白になって落ち込む。
しかし、悪い点が明確に分かるので必死で直そうとする。
先生に口で何度言われても直らないのが、自ら自覚することで
必死に直そうとする。
再び撮る。
少しよくなる。

レッスンの時、先生に言ったら「勇気あるねえ」だって。
CD4枚も出している先生でもそうなのか、、、(汗)
奥が深い、、、。

喫茶店でチェロコンサート

2009年11月23日 | チェロ奮戦記
鈴木秀美さんのチェロコンサートに行ってきました。

古楽器の研究でも世界的権威とのことです。
お話も演奏もとても楽しかったです。
歯切れの良い演奏が心地よかったです。
曲目はバッハの無伴奏組曲の1,3,5番。
1番を練習中なのでとても参考になりました。
低音と高音はお爺さんと子供のおしゃべりのように弾くといいとか、新鮮でした。
作曲した時代の背景や、当時の楽器のことも知って演奏するということも、大事なんだなあと思いました。
奥が深すぎます、、。

古楽器よさらばという本も買ってサインをいただきました。

ご紹介いただいた西山さん、ありがとうございました。


意識を変える

2009年11月09日 | チェロ奮戦記
54歳から始めたんですよ!

チェロをやってますと言うときの私の逃げの言葉。

野村監督がこう言ったそうだ。

意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
週間が変われば人格が変わる。
人格が変われば人生が変わる。

そうだ、意識を変えよう。

今からでも遅くはない、人が感動するような演奏ができるようになろう。

第4回紅葉と音楽の夕べ

2009年10月25日 | チェロ奮戦記
5年前から始めて今回が4回目の紅葉と音楽の夕べ。
蓼科の小田山荘で10月24日の夜やりました。

昨年のギャラリーは、田口夫妻と小田さんだけで、これは風前のともしびかと思われましたが、今年はなんとギャラリーが8名!
田口ご夫妻、吉田さん、白須さん、佐久間さん、南さん、宮内さん!

5時半くらいから始めて、ワインを飲んでいただきなかが、しばし演奏を楽しんでいただきました。
チェロは音が良くなったとほめていただきましたが、一方でリズムが悪いという暖かい励ましのお言葉もいただきました。
来年はちゃんとアンサンブルになるように頑張ります。

急遽風田川さんが用意した、みんなで歌える歌数曲はとてもよろこばれました。
夜は宮内さんの合唱指導もあり、社会問題、国際情勢の話もありで、午前1時まで盛り上がりました。

みなさんごくろうさまでした。
これに懲りずにまた来年も来て下さい。