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片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

久しぶりにチェロを弾いた

2006年07月17日 | チェロ奮戦記
時間があれば練習していたチェロから、ここしばらく遠ざかっていた。また再開しようと思って練習曲を弾いてみた。
なんだか前よりも優しい音が出ているような感じがする。先生に、ちょっと休んでみるのもいいですよと、以前言われたことを思い出した。余裕がないまま、追われるように練習していたような気がする。
これからは、ギアをもう一段落として行こうと思う。どうしても自分中心で行動してしまうので、仕事も家庭も、相手に合わせるということを心がけて行かねばと、反省している。

90歳のチェリストのコンサートを聴いた

2006年06月06日 | チェロ奮戦記

6月6日。青木十良(じゅうろう)氏のコンサートに行った。90才のチェリスト。場所は浜離宮朝日ホール


私の親父が91歳ですっかりよぼよぼになってしまったから、90歳のチェリストってどんなかなという興味もあって出かけた。それにもし自分が90歳まで生きたとして、チェロを弾いていられるのか、その確認もしたかった。


満員の聴衆の前に姿を現した青木さんは、動作も機敏ですたすた歩く。バッハの無伴奏組曲第5番が始まった。繊細な美しい響き。透き通るような音。すごいすごい。アンコールに鳥の歌をやってくれた。カザルスのようだった。満足満足。


写真は、鳴りやまない拍手の末、終了後ロビーに出てきて大勢に取り囲まれている青木さん。


今日は楽迎会の練習

2006年05月28日 | チェロ奮戦記
南さんが主宰するMYアンサンブルの演奏会に、私もチェロで一曲参加することになった。
発表会は二週間後の日曜日だ。今日は最後の練習日。
横浜の南さんのご自宅に集合して、練習とおしゃべり。
南さんとは、20数年以来のお付き合い。旧安田火災時代に代理店システムで深いお付き合いをさせていただいた。南さんは玄人はだしのフルート奏者。そしてピアノ、ヴァイオリン、ビオラ、チェロは、30歳前後のプロの女性たち。どういう経緯でこうなったのかつまびらかではないが、南さんが彼女らを仕切っている。思わず尊敬のまなざして見てしまう。
私がやるのはカザルスの鳥の歌、恐れ多くもプロにピアノ伴奏してもらえる。彼女は、私の勝手な演奏をフォローするために、相当楽譜にコメントを書き込んでいたみたいだが、気にしている余裕は無い。たった2,3分の曲だが必死。

ヴァイオリンのYさん、一番若いが一番意見も言う。ビオラのMさん、落ち着いた存在感がある。チェロのYさん、切れの良いさが小気味いい。ピアノのYさん、大きな心でまとめ役。終わってから新横浜で南さんのおごりで会食。楽しい一日だった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

ヤマハのサイレントチェロSVC50

2006年04月16日 | チェロ奮戦記
サイレントチェロなるものを買った
音楽をやる人はまわりに迷惑をかける。
ピアノでよくあるが、誰かの練習している曲、何度も何度も同じところで間違えて、聴くともなく聴いている方も力が入ってしまう、などはいいほうで、家族にとっても近隣の方にも迷惑なことだと思う。
で、インターネットで探して、このたびようやく手に入れた。
SVC50という機種だ。
ちょっと膝の押さえに違和感があるが、まわりを気にせずに弾けるのがいい。
しかしグロテスクだな。見た目本物とは似ても似つかないが、間違いなくチェロだ。

以前は休日にテニスをしていたのだが、チェロを習い始めてからテニスはすっかりご無沙汰になってしまった。時々テニスに誘われるのだが、チェロの練習がしたいという気持ちのほうが強く、ついつい行きそびれてしまう。
アンサンブルの経験もないまま、5年。この先どうするか思案中である。

右手と左手がまったく違った動きをするのが弦楽器

2006年04月09日 | チェロ奮戦記
今日はチェロのレッスンの日。シャープが4つもついている練習曲を、ほぼ一ヶ月間土日に練習して、先生に見てもらう。
OKにはなったが、音程はいまいち。だいたいギターなどと違って押さえたところで音が出るから、いつも微妙に違う。
それに、左手は弦をしっかり押さえ、右手は優雅に弓をあやつらねばならない。まったく違った動きだ。
しかもリズムもある。大変な騒ぎだ。

先生、昔はほめてくれたが、最近は、ちょっとほめて、あとは指導。確かに以前に比べれば進歩しているが、亀の歩み。
アマチュアオーケストラに入れるのはいつのことか。

鳥の歌

2006年04月02日 | チェロ奮戦記
パブロカザルス
御茶ノ水にある日本大学カザルスホールの名前の由来になっている、スペインのチェリスト。
14才のとき、バッハの無伴奏チェロソナタを町の楽譜店で偶然発見し、28歳まで人前で弾くことができなかったほど、その楽譜に感動したという方。チェロの弾きかたの改革をした人でもある。
彼は、チェロで戦う平和運動家としても知られ、故郷のスペインのフランコ総統の圧政に徹底的に反抗し、国連で演奏したとき、スペインのカタロニア地方の「鳥の歌」を最後に弾き、カタロニアの鳥たちはピースピースと鳴きますと語ったという。
私のチェロの先生黄原亮司氏のCD「鳥の歌」にある演奏は、人々の深い悲しみが伝わってきます。銀座のヤマハで売ってます。

先日水野ゆみさんのピアノリサイタルがあった。黄原先生が友情出演した。場所はカザルスホール。なんと、そこに美智子妃殿下がおいでになった。私の席の五つくらい前の席。超びっくり。そういえば美智子妃殿下もピアノを弾き、天皇陛下もチェロ弾きでした。おふたりで鳥の歌を演奏されている姿が想像できるようだ。