皆さまは、今年のGWを如何お過ごしでしたか?
年金生活ともなると、毎日が日曜日の暮らしです。
ですから、混雑する行楽地に、敢てこの時期に出かけなくとも、との思いから、敬遠なさる方が多いのではないでしょうか。
私達夫婦は揃って、旅行が特別好きというわけではありません。
ですから、毎年予定がない事が多いです。
とは言っても、大人の一人旅には、常に憧れを抱く私なんですけれどね。
庭のフェンス沿いに咲くハーデンベルギア
因って、私達夫婦にとってのゴールデンウィーク前半は、いつもと変わりない暮らしでした。
ですから、若夫婦の過ごし方でもご紹介致しますね。
子供の日には、我が家に全員が集合しましたので、その時に聞いたお話です・
長女家は、山梨の南アルプスの麓でテントを張り、家族キャンプを楽しんだようです。
私も中高時代、クラス行事の一環で、夏休みを利用して、キャンプに度々参加したものでした。
ランプだけが灯る漆黒の闇の中で仰いだ満天の星空の美しさは、今でも心に焼き付いて、忘れることはありません。
流れ星が、数えきれないほど、夜空を駆け抜けました。
孫達も、自然の懐で、そのような素晴らしい体験を享受したのでは、と想像するだけで、幸福感を味わえるばぁばです。
一方、次女家は、少年野球クラブの1員となったK君の試合が二日にわたってあり、ママは大学時代のマネージャー宜しく、世話役で忙しい連休だったとのこと。
その予定を知ってのことか、数週間前に、九州旅行を楽しんだばかりの次女家です。
野球試合の経過を、実に面白可笑しく、我が家に来て語ってくれました。
とても叶わぬ強豪相手だったにもかかわらず、K君のチームが勝利を収めることができたお話しです。
主力打線は全く打てず、下位打線が、なぜか活躍。
最後に相手のエラーで同点にこぎつけると言った幸運に恵まれ、じゃんけんで勝ち、思わぬ喜びの勝利。
運が味方しただけだったにもかかわらず、運も実力の内とばかりに、監督さんが、子供達を大層褒め、励まして下さったとか。
K君達も、この上ない喜びだったようです。
入部して間もない頃の写真です。
まだ三歳の女児ながら、監督さんの勧めで、妹のかれんちゃんもチームの一員になりました。
お菓子が頂けると言うのが、一番の理由だったようですが。(笑)
お遊びの時だったのでしょうか?
バッターボックスに立たせてもらったかれんちゃん。
バットを振って、1塁を目指しました。
すると1塁の守備の少年が、ピッチャーにボールを投げないように、指図したとか。
その配慮で、かれんちゃんは、1塁セーフ!
お兄ちゃんたちが、喜んでくれたようです。
低学年の子供の世界ながら、すでにこのような優しい気遣いが出来ることに、私は感心してしまいました。
チームプレーを通して、子供達が成長していく場面を心に実感することができた、心温まるエピソードです。
GW前半に於ける、若夫婦のそれぞれの思い出話に花を咲かせながらの夕食の準備。
私は、夫の介護もあり、何かと多忙な日々ですので、一応持ち寄りといった形式での夕食となりました。
私が、娘にも一部手伝ってもらい用意したのが、下に掲載した画像の数品です。
たけのこずし、ふきと筍の煮物、鶏のしょう焼きとグリーンアスパラガスのマスタード風味、プチトマトの前菜。
娘達が用意してくれた煮豚、その他を合わせると、結構なご馳走になりました。
若夫婦達は、いつも通り元気に明るくおしゃべりに興じ、大きな座卓を囲んで話題が尽きませんでしたが・・・・・・
その日は、朝、震度4の地震に見舞われた私達です。
長女家は、都心に居住していますから、震度5だったのかもしれませんが、その話題で、自ずと盛り上がりました。
地震に備え、一番用意周到なのは、次女家。
もし万一、夫婦が勤務中に大地震に見舞われた際は、私が孫達を小学校と保育園に迎えに行くことになっています。
そして、次女家のマンションに待機して、若夫婦の帰宅を待つ。
その時のための食糧品がすでに備蓄されているとのこと。
言うは易く行うは難し、を思わざるを得ない状況を想像してしまう私ですが・・・・・・
臆病な私でも、孫のためとあらば、馬鹿力が出て、決死の覚悟で行動するのでしょうね~
但し、目が悪い旦那さまの扱いをどうするかが、大問題です。
日頃は、支障なく、慣れた道を一人で散歩できるYさんですが、至る所寸断されたり、倒壊物が散乱した道をかき分けて歩行するのは、到底無理。
それを思うと、Yさんは家に残して、一人で二人の子供を引き取りに出かけ、我が家に戻る方が賢明では。
この話題はもっと煮詰め、良い方策を模索しないといけません。
待てど暮らせど、若夫婦が戻ってこないなんてことを想像するだけで、胸が張り裂けそうです。
東日本大震災では、震災後に、その苦労で亡くなった高齢者の方々が多いようですね~
私も、そんなことになれば、同じ運命を辿りそうですが、せめてその前に、孫達を守り通す責任だけは果たさなければ、と強く思っています。
でもできれば、私の眼が黒いうちに大きな地震が起きてほしくありません。
ひたすら、それを願い祈っています。
孫達は、会うたびに成長していて、本当に驚かされます。
中3のR君は、また更に背が伸びたよう。
次女家のK君は、野球で鍛えられてのことか、顔が引き締まって幼顔が抜け、ますます少年らしくなってきました。
かれんちゃんは、すべての仕草が可愛く、我が家のアイドルです。
桜ちゃんは、ますます少女らしくなって、お洒落もなかなかのセンス。
素敵な装いに、おばあちゃんの目はしばし奪われました。
とは言っても、男勝りな性格には変わりなく、ゲームをしている最中のアグラに、思わず注意したくなったばぁばですが・・・・・・
愉しんでいるのに、水を差すのはやめましょうと、黙認でした。
そのさっちゃんは、ピアノとバレエのお稽古に励んでいます。
ピアノは、桐朋の音楽教室で習っていますが、なかなかの腕前のよう。
勉強はあまり好きではないさっちゃん。
努力家とも言えず、実にマイペースでおおらか、伸び伸びした性格です。
ですから、ピアノの上達ぶりは、私にはチョッと意外な事。
ママの励ましによる陰の力も大きいのでしょうね~
数日後に催される新入生の歓迎会で、在校生代表として演奏をするそうです。
ママ曰く、「このような場では、さくら程度の技術の演奏が、披露するには適しているのよ。
余り上手過ぎてもだめ。手が届きそうな演奏が、お母さま方の夢を膨らませて良いのよ」
とのことでした。(笑)
毎年の発表会で連弾を楽しんできたパパですが、さっちゃんにはもう物足りないでしょう。
そのパパ曰く。
「あとはショパンが弾きこなせるようになれば、大人になっても趣味としてピアノが楽しめるようになるよ」
と目を細めてさくらちゃんのピアノの上達を喜んでいました。
我が家での演奏曲目は、ベートーベンの変奏曲とバッハの小曲でした。
K君のバイオリンの演奏を聴けなかったのが、ちょっと残念でしたけれど、またの機会を楽しみにしましょう。
楽しいおしゃべりとともに夜が更け、お開きとなり、若夫婦家族はそれぞれの家へと戻っていきました。
私は大層疲れ、その余韻を噛みしめながら深い眠りへと。
何時まで、このように元気で家族を迎えられる事でしょう。
素敵な祖母、母を目指して、毎日をもっともっと充実させたいな~、と思いのみは、いつも結構理想が高いかれん桜です。(笑)
ご訪問いただきまして有難うございました。