今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

母の日

2014-05-13 12:10:53 | 想い出

5月11日は母の日でした。

母の日の起源は、1907年、アメリカ・ウェストバージニア州で起きた事。

そこに住んでいた、亡き母を敬愛する娘アンナが、母を偲ぶ会で、母が好きだった白いカーネンションを贈ったことに由来するそうです。

カーネーションの花言葉は「母の愛情」、そして5月の誕生花。

キリスト教の教えでは、十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアは涙を流し、その涙の跡に咲いた花がカーネーションの花であるとされているそうです。

検索で知った知識ですが、麗しい由来があるのですね~

 

 

そんな母の日、皆様は、如何お過ごしでしたか。

私は、今の私の年齢より、六歳上で母を亡くしましたが、高齢のお母様がご存命中で、何かと気を遣っておられるお宅も多い事でしょう。

羨ましい限りです。

私は、割と早く両親を失い、「親孝行をしたい時には親はなし」を、折々で実感してきました。

 

先日、病院の帰り、久しぶりに途中下車してデパートに寄った時のこと。

エレベーターの中で若いお母様方お2人が交わしておいでの会話に、思わず聞き耳を立て、微笑んでしまいました。

「もうすぐ母の日ね~

プレゼントもう用意した?

私はまだなの。

焦っちゃうわ~

そろそろ決めないと、間に合わなくなっちゃいそう~」

 

 

 

母の日が近づくと、このように多少のプレッシャーを感じるお子様は、多いのかもしれません。

感謝の思い以上に、形式にこだわる慣習が幅を利かせ・・・・・・

それに乗じた花屋さん、その他のお店は、この時とばかりに値上げしたカーネーション等を売りさばく。

 

慣習を大切にすることが悪いことでは全くありませんが、それを従順に守るも守らないも、お子様の性格によるところが大きいのでしょうね~

母の日に贈り物がないからといって、親への愛情が薄いなんて事には全くならないでしょう。

 

 

私と妹は性格的にも毎年、この行事は無視できず、必ずこの日には二人で一緒に選んだものを、郷里の母に送り続けていました。

前述の、デパートのエレベーターにおける若いお母様方の会話そっくりの事を、母の日が近付くとお互いに言い合っていましたね~(笑)

二人とも、都内在住の期間が長かったため、いつも待ち合わせ場所は渋谷.

子育て真っ最中の頃は、引き連れた幼子達がぐずるのを宥めながらの、プレゼントの物色でした。

選ぶ優先権は、姉の私にあったようにも。(笑)

 

満足できる贈り物が早く決まると、その後の一服のお茶がとても美味しく感じられ、安堵で2人の会話が弾んだものです。

父と二人、子供から遠く離れて暮らす母を思い、その話題も尽きませんでした。。

 

或る母の日に、妹と二人で選びプレゼントした贈り物を、今でも一つ記念に私は大切に保管しています。

母が殊更喜び、愛用したセーターで、とても似合っていました。

下にアップした画像がそのセーターです。

 

 

とてもチャーミングで美しく、お洒落な人だった母。

それだけに、選ぶのにも苦労した私達ですが。

そう言えば、同居し認知症を患っている頃に、贈ったものもありました。

春に着る薄手のガウンです。

子供に帰った母の美しい純真な笑顔と共に、それを手にした時の母の嬉しそうな姿が蘇り、今も偲ばれます。

もしかすると、母に日ではなく、お誕生日プレゼントだったかもしれません。

 

 

思い出話は、これくらいにして・・・・・・

私も、すでに年老いた母親でした。(笑)

恐らく、私達同様に、見捨てられない行事なのでしょうか。

娘達は、毎年贈り物を届けてくれます。

 

当日は、体調が今ひとつであったにもかかわらず、旦那さまの入院を翌日に控え、大層忙しく、母の日であることはすっかり忘れていました。

長女から、最初に宅配でプレゼントが届き、初めて気が付いた私です。

夕暮れ時に、次女もK君の野球練習終了後に、プレゼントを直々手渡しに、我が家に寄ってくれました。

もしかすると、慣習に従っただけの形式的な贈り物?(笑)

たとえそれでも、やはり、とても嬉しいです。

感謝の気持ちを込めて、心からありがとう!

さて、中身は何でしょう。

時には、皆さまには秘密にしましょうかしら。(笑)

 

 

ここ2~3日、これまでの疲れが一気に噴き出しているのでしょうか?

体力が続かず、少々情けない思いで暮らしています。

それなのに、数日後に大イベントが待ち構えている我が家。

旦那さまの医療費がかさみ、心配事で取り込んでいる最中に、わざわざとの思いもありますが・・・・・・

色々な事情から止むを得ず、一大決心をして、臨むことになりました。

この件については、また後日お知らせ致しますね。

 

そんな訳で、体調が悪いといって、ぐずぐずしているわけにはまいりません。

病院にも、また出かけないといけませんし

母の日に届いたプレゼントを励みにして、家事と旦那さまの介護、一大イベントに、新たな気持ちで元気に臨みましょう。

 

      

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