今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

弧族の国とは余りに哀しい・・・

2011-01-08 06:04:37 | 日記

新春の新聞の報道が、何と暗かったことでしょう。
日本人が総悲観に陥っていると言われる昨今、仕方がないこととはいえ、その国民の不安な気持ちを益々煽り、増幅するかのような記事ばかりでした。
ネット関連の報道さえも、夢を与えて貰えるどころか、情報漏えいのリスクについての暗いニュースが多かったように思います。

朝日新聞では、「弧族の国」との見出しの記事が(今なお連載中)、新年早々大きな紙面を割き、一面トップで取り上げられていました。
それを読んだ私の心境は、複雑極まりなく・・・
我が国の厳しい現状をストレートに国民に伝え、年初から問題意識を持ってもらおうとの新聞社側の意図が分からないでもありません。
私も、その現実から目を逸らすつもりは、毛頭ありませんけれど。

しかし、新聞社の造語らしき「弧族の国」の表現は、国だけでなく、不遇な境遇で暮らす人達をひとくくりにして、哀れなレッテルを貼り付けた感が否めませんでした。
そのような厳しい現状に置かれた人達が、この記事を読み、どのような受け留めをされるでしょう?
せめて新年だけでも晴れやかな気持ちで、と心新たにお正月を迎えられた方が多いはずです。

他人に迷惑をかけたわけでもない弱者の立場の人たちを取り上げて記事にする時には、その表現に何がしかの配慮があって当然。
年頭から、一面トップで、孤族の国とは、少々酷すぎます。
余りに暗く哀しい響きの造語。
敢えて新年に持ち出さなくてもよいのでは・・・
厳しい現実だからこそ、その解決の糸口をまさぐるような前向きの表現を、見出しにも、内容にもほしかった。

メディアが国民に与える影響は計り知れない物です。
ましてや新年の記事。
自信を喪失している国民を勇気づける責務が、マスコミにはあるはず。
年頭から、一面トップの見出しが、弧族の国とは、あまりに思慮を欠いた報道姿勢では?

恵まれた境遇にいる私が申し上げる意見です。
見当違いの感想を述べているのかもしれません。
新聞社が熟慮、考察の上、載せた記事と思うと、自分の意見に余り自信が持てません。
適当に読み流してくださいますよう、宜しくお願い致します。

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