京の四季 名勝散策 写真集

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東山 永観堂 禅林寺 前編 09/10/23

2009年11月01日 | 洛東 南禅寺方面

      禅林寺(ぜんりんじ)は、左京区永観堂町にある浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院です。一般には通称の永観堂(えい
      かんどう)の名で知られており、本尊は阿弥陀如来を祀り、開基(創立者)は、空海の高弟の真紹僧都です。南禅寺の北
      側に位置しております。









                
                右手の白壁の向かい側の駐車場脇の松です。








      
      中門 1744年の建築で「薬医門」と呼ばれる形式の門であり総門の「高麗門」「薬医門」ともに、寺院建築よりは城郭、
      大名屋敷などに多く見られる形式だそうです。当寺は紅葉の名所として知られ、古くより「秋はもみじの永観堂」といわれ
      ております。また、京都に3箇所あった勧学院(学問研究所)の一つでもあり、古くから学問(論義)が盛んでもありました。









      
      当初真言宗寺院として出発した禅林寺は、中興の祖とされる7世住持の律師・永観(ようかん、1033年 - 1111年)の頃
      から浄土教色を強めていきました。








      
      各御堂の拝観入り口がある大玄関      








      
      大玄関を入り奥手の釈迦堂北側の庭園








      
      唐門(勅使門)のある釈迦堂前の白砂庭








                
                釈迦堂北庭園 庭園の向う(東側)は、瑞紫殿です。








      
      釈迦堂 「方丈」は禅宗寺院特有の建物で、他宗ではあまり見かけないものですが、禅林寺の方丈は、平面、立面ともに
      禅宗寺院の方丈と同形式の建物であるそうです。寺伝では永正年間(1504-1511)、後柏原天皇によって建てられたと
      いいますが、実在の建築は江戸時代に降るものとみられております。









      
      唐門(勅使門)盛り上げられた白砂は、勅使の方が白砂の上で身を清める為のもので、また月明かりを取り込むための
      ものでもあります。








      









      
      釈迦堂南庭と茶室「顧庵」








      
      釈迦堂から千佛洞、御影堂に向かう廊下です。








      










      
      御影堂 1912年(大正元年)に完成した総ケヤキ造の仏堂で、宗祖法然上人を祀る堂です。本尊を安置する阿弥陀堂よ
      りも規模が大きくなっております。       








                    
                    御影堂には、椅子が設けられ座ってお参りすることが出来ます。








      
      御影堂の南側、少し高いところに位置する阿弥陀堂








                
                御影堂の裏側、右側に進みますと開山堂と阿弥陀堂に繋がります。








      
      階段を上り左が開山堂、右が阿弥陀堂です。








                
          三鈷(さんこ)とは、知恵・慈悲・真心の意味だそうです。皆さん持って帰りたいとお考えになられますが、
          ここでは手すりがあり拾うことは出来ません。 帰りの中門脇のお土産やさんで無料でくださいますので、
          立ち寄ってください。







      









                
                開山堂に向かう臥龍廊(がりゅうろう 龍の背中に見える屋根を持つ廊下) 








      









      









      
      開山堂から見た御影堂








      
      臥龍廊は、山の斜面にそって巧みに木を組み合わせて作られた廊下で、起状が激しく、龍の体の中を歩いているような
      気分を味わえます。








      
      阿弥陀堂 本尊のみかえり阿弥陀菩薩が祀られております。








      
      御影堂









      
      諸堂の最後の阿弥陀堂をお参りし大玄関に戻ります。右の階段は、後で廻る多宝塔への階段です。階段のさらに山側
      に臥龍廊はあります。








                
                茶室 顧庵前庭と蹲








      









                









      









      
      大玄関出口








                    
                    後編は、多宝塔から諸堂の外側を廻り庭園に向かいます。


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