Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

誤解の黄金のエレベーター(Kehlsteinhaus)

2007-09-06 18:33:11 | ドイツ
今日は台風が来るらしい。
なんだか、冬季オリンピックではないがメディアが『来る』『来る』と騒げば騒ぐほど、kおばちゃんの生息地から遠ざかっていくようなきがするのは何故?

ま、どっちにしても真っ直ぐ帰れないんだな~今日は。
kおばちゃんが行かなかったら『あいつは近いのに来なかった・・』っていわれそうなんで。

できれば明日の午前中にいらしていただければ、堂々と遅刻できるんですけどね。

○7月2日(月)

専用?バスにのってkおばちゃんの向かったところ・・それはケールシュタインハウスKehlsteinhausとよばれたヒトラーの別荘。あ、べつにkおばちゃんヒトラーが好きな分けれはありませんよ!

学生時代、少し歴史をお勉強したkおばちゃん。なんとなくこの時代のドイツに興味があるのだ。ヒトラーは8月29日のブログにもかいたようにこのベルヒテスガーデンが大好きだったようで、ここの山荘で多くの『策』をねっていたようだ。

だからどんなろところかな~と思って、とても興味があったのだ。ヒトラーはその最後の日に恋人のエヴァ・ブラウンEva Anna Paula Braunと結婚するまで『独身』をとおしていたようだが、そのエヴァと仲むつまじい山荘での映像を何かで目にした機会があったので、是非どんなところか訪れてみたいと思っていたのだ。

しかし・・・・kおばちゃんが訪問したときは全然気がつかなかったのだが・・・このブログを書こうと思って下調べをしていたら、とんでもない事を発見してしまったのだ。

日本では一般的にこのケールシュタインハウスがヒトラーの山荘として有名だけれども、彼が主に利用していたのはここではないということ!!

彼がもっぱら利用していたのは、この麓にある『Berghof』と呼ばれていた山荘!このケールシュタインハウスには数回しか訪れた事がない!ということだ!なんってこった!すごい誤解をずーーとしていたkおばちゃん。お馬鹿ですね。そしてなんとそのBerghofがあった場所は、この最後のバスを乗り換えた直ぐ近く・・だったのです!

Berghof自体は敗戦時に連合軍によって爆破されてしまったので、現在その姿をみることはできないそうである。そうだよな・・そんな重要な施設を観光で見せる為にせよ、あの終戦時ほっておく訳はないよな・・と納得したしだいです。

ま、そんなことはここを訪問したとき思いも着かなかったのだが・・

では、ここケールシュタインハウスとはなにか・・簡単に言うと、ヒトラーの50才1940年の誕生日のお祝いにに秘書のマルティン・ボルマンMartin Bormannによって贈られた施設だそうだ。ま、このボルマンというのはkおばちゃんの考えからするといけ好かない『ごますり野郎』だったと思う。

その典型が黄金のエレベーター。冒頭の画像が、わかりにくいかもしれないけどそのエレベーターの天井。なんったって『黄金』だから乗ってる人が天井に映っているのだ!

このエレベータには
バスを降りたところにある入り口を入り

花こう岩のトンネル124 メートルを通って

エレベーター乗り場ホールへ

エレベータガールならぬおじさんがおり、乗り込むと
内部のドアーはこんな感じ・・写真を撮ってるkおばちゃんが・・ははは・・

この黄金のエレベーター『黄金』と日本では呼ばれているが、実際には『黄金』というよりも『黄銅(おうどう、brass)』で、一般的には『真鍮(しんちゅう)』と呼ばれるは銅Cu と亜鉛Zn の合金で、特に亜鉛が20%以上ということらしい。

あはは、ここでもしっかり偽者をつかまされて?しまったkおばちゃん。おばかですね。

ちなみにこのケールシュタインは『The Eagle's Nest(鷹の巣)』と接収した連合軍はよんでいたようである。

それにしても、このボルマンはヒトラー遺言執行人に指名され彼の最後を見届けたあと、総統地下壕を脱出・・そのあとの死亡がなかなか確認されなかったようであるが、1972年12月にベルリンのレールター駅Lehrter Bahnhof近くの工事現場で発見された遺骨の一人が、1998年にDNA鑑定の結果本人である事がやっと確認されたとか・・野望は果たされなかったようだ。

この遺骨の発見されたレールター駅というのは、昨年6月29日のブログに書いたベルリン中央駅のことというか、中央駅になる前のえきだったとは・・と今更思っているkおばちゃんです。

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4 コメント

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おおー (torachan0303)
2007-09-07 09:35:32
エヴァ・ブラウン、マルティン・ボルマンと、知ったような名前が出てきて、喜んでます。関心ないわけじゃないんですが、私が知っているのは、ただ単に、自分の好きなスパイドラマに、それらの人たちを元にした話があったからに過ぎませんけど。

有名になっているものって、錯覚で思わされていることも多いという一つの例ですよね。突っ込んでみると、ちょっと違うぞという。元がなくなっちゃったから、象徴として残して、披露しているんでしょうか。お陰で勉強になりました(笑)。
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ヒトラーは負の遺産 (kおばちゃん)
2007-09-08 23:27:39
ドイツはやはり先の大戦の自国の犯した罪に向き合っているのかもしれません。ま、公的にではありますが。だからヒトラーの残したものは『負の遺産』でしかないのでしょうね。観光施設にするだけでも相当な議論があったんじゃないかと思います。ドイツ人が進んで見にくるかどうか・・

日本人はおき気楽に観光にいけますけど・・ユダヤ人収容所に関しての一般人の考え方・・というのも聞くのは失礼?というか、なんか面と向かって聞けない小心者の私の私観なのであてになりませんけどね。

総統の仕事部屋?なんかは一般公開されてないどころか物置になってるとか・・

ヒトラーを弁護するつもりはありませんけど、彼の取り巻きももっと悪いやつらだったんだとうな・・と思いますよ。

それにしてもそのスパイドラマはなんていう名までなんでしょうか?
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それは (torachan0303)
2007-09-09 09:14:41
スパイ大作戦です。

マルティン・ボルマンの生死がはっきりしていなかったせいか、彼が生きていてという(まあ、それも結論は彼の名をかたって悪いことをたくらもうという悪党がいたという話ですが)設定だったり、エヴァ・ブラウン名義で隠し財産があったとか。ヒトラーの意向をついで、第4帝国の設立を目指すという話が多いです。

ヒトラー=絶対な悪という図式当時のアメリカに根強かったんじゃないかなーと推測されるぐらい、結構いろんなパターンで登場してます。
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そうか・・ (kおばちゃん)
2007-09-10 23:11:01
スパイ大作戦・・懐かしい名前です。

あのドラマの制作された当時は悪の枢軸といえばヒトラーという図式だったんでしょうね。
現在は・・
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