Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

列車の旅の始まり(ビドゴシュチ)

2013-11-26 18:04:15 | ポーランド
夕べの嵐のせいか、今朝はあまり寒くなかった。
悪戦苦闘の末、新しい8から△padに音楽データを以降完了。というか、XPから8にデータ移管はしたのだけれど、なかなか△padを認識してくれなくて、ついうっかり△padのOSをアップデートしてしまったら消えてしまった・・という状態だったのです。

そう、ついうっかり・・だったのです。
まだ確認はしていなけど、地図データというかgoogleマップが使いににくいとか醜いとかいうことを聞いていたのでずーーと化石のまま使ってたんですけどね。

kおばちゃんの音楽データはほぼ全部CDからのものや、自分で録音したデータなので、再び入れ直すにはエライ手間だと思っていたら、コツを覚えたらあっという間でした。
でも、取っ掛かり口をみつけるのが大変!いろいろググッテもキーワードが違うと中々出てこなくてね。

あーあ。もう少しボケたらダメだわさ。字を読むのが苦痛になってくるだろうね。

○5月30日(木)

さて、ビドゴシュチの駅で列車を待つkおばちゃんであります。
用心して行動したら早く着きすぎてしまったみたいですが、ホームで待つことにしました。


なんでこんなに用心深いか・・というと、実はkおばちゃんのこれから乗ろうとしている列車は1日に1本しかないのです。
直通がという意味ですけれど、これを逃してしまうと乗り変え便しかなく、しかも直通列車に比べると時間が3時間近くよけいに必要となってしまうのです。
ですので、ご予定いっぱいのkおばちゃんの旅はこの列車を逃す訳にはいかなかったのであります。

ホームのベンチで待っていると、一人の老齢のご夫人が近づいてきました。彼女はkおばちゃんに対して何か言ったのですが・・いかんせんポーランド語だめなkおばちゃん。言っている意味はわかりませんでした。
kおばちゃんがそのとき想像したのは、わざわざ外国人とどう見てもわかるkおばちゃんに声をかけて来たということで、『あまっているトラムの回数券があったら頂けないかしら・・』という意味かなと思ったのであります。

まあ、意味がわからないのと、そういうものは持ち合わせていなかったので『ノン!』と答えたのでありますが・・すこしはなれたご婦人の所に彼女は向いました。
すると、そのご婦人は小銭入れをあけて、彼女に小銭を渡していました。

あ・・・物乞いだったのか・・と理解したのですが、とっても複雑な心境でした。

kおばちゃんの感があたらなかった訳ではないのですよね。でもどうしてそう考えたか・・長距離のホームに荷物のないご婦人がいるのがおかしかったからです。
他の人は荷物をもっている、もしくは荷物を持っている人の見送り・・といった感じだったからです。

彼女、ポーランドを後にしそうな外国人にドイツでは使えないポーランドの小銭をねだっていたのですよね。
彼女はジプシーとかその手の『プロ』の物乞いではありません。どうみても、普通のポーランドの老女です。所謂『年金生活者』でしょう。

かつてポーランドが共産主義であった時代はこういう年金生活者も、安心して生活できるだけのお手当てが出ていたのでしょう。
それが、経済主義政策にかわり、老人達に支給される手当ては減っているという話を以前TVのドキュメンタリーでみたことを思い出してしまったのです。

日本で良く耳にする、『ヨーロッパなのどで物乞いを相手にするな』という話。kおばちゃんは違うとおもっているところもあります。
以前もおパリの国鉄のなかで見た物乞いに、小銭を与える移民市民とか、今日の老女に施しをあたえるおばちゃんの姿をみていると、なんだか『kおばちゃんにも出切るはずの、善行をしなかった』という罪悪感を感じてしまうのです。
なんとなく心が痛んだkおばちゃんです。

さて、駅にはイロイロな車輌が止まっています。で気になったのを撮っておきました。


いかにも新しい・・という車輌ですよね。まるでドイツの鉄道のようです。


それもそのはず。これは所謂『私鉄』というもののようです。
Arriva RP Sp. z o. oという鉄道のLCCの会社の車輌だそうです。この会社が欧州12カ国、チェコ共和国、デンマーク、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スウェーデン、マルタ、英国でで事業を行い、15億人の利用者があるそうです。

そういえば、さっき通った窓口にもこのマークの窓口が別にありましたよえね。


ほら、一番左側です。

LCCといえば、こんな列車も入ってきました。


これだけみると、どうと言う事はないのですが・・問題は後にくっついてるこれです。


かなり年代物の車輌ですよね。


こちらのプレートを見て・・ピンと来ました。


ここにある『TKL』と言うも字です。Twoje Linie Kolejowe こちらも、鉄道のLCCです。
で、こちらは先程とは違って本式格安会社。つま『安かろう』『悪かろう』の会社ときいています。ここにこんな恐ろしげなことも書かれていますから。

ま、とりあえず、kおばちゃんの選択したのは普通の国鉄の特急です。

あれ、そろそろかな・・


やってきました。


そうそ、この列車です。


よかった、綺麗な列車です。まあ、そうですよね。国際線ですからね。

のんびり写真なんか撮っていてはいけません。車掌さんに切符をみせると、kおばちゃんの車輌は一番先頭だとのこと。
大慌てで移動です。

列車はコンパートメント方式。


6人定員の部屋で、先客がもうすでに3人。結局後で子どもをつれた女性が乗りこんできたので子どももいれて満杯です。
他のコンパートメントもほぼ同様です。

列車はバルト海のグダニスク湾に面した港湾都市グディニャGdyniaとベルリンを結ぶグディニャ特急です。


さて、どんな列車の旅になりますかね。

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