観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギが飛来しました。

2023-08-26 16:30:39 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 7時00分 潮位 95cm

今日の満潮時間15時01分 潮位205cm

今日も昨日に引き続いて、長潮で干潮時間は日の出の2時間後でした。

昨日と同じ時間に干潟に出掛けましたが、すでに干潟は干出してダイゼンの群れは導流堤先端の干潟に集まっていました。

目の前を昨日と同じ個体であろうヌートリアが泳いでいきます。

 

 

 

 

すでに広がりつつある干潟では、アオアシシギやソリハシシギが餌を探しながら走っています。

ソリハシシギは、食べやすそうな小さなカニを捕らえ水たまりで濯いだ後、肢をちぎって飲み込みます。

昨日は比較的近くでメダイチドリが観察できましたが、今日はコチドリの群れに混ざってシロチドリの群れが飛来していました。

 

 

そして、昨日の午後から満潮の導流堤に飛来した30羽ほどのトウネンも、今日は飛来数を増やして60羽をカウント出来ています。

もうすぐ秋の渡り1回目のピークを迎えるはずです。

まだ100羽にも届かないトウネンの飛来ですが、もう少し飛来数が増えないものでしょうか。
そしてもうそろそろ、キリアイの飛来にも期待しています。

8時前、太陽が昇ってきて日陰が無くなったし陽炎も目立つようになったので撤収です。

 

9時を過ぎて陽炎がひどくなってきましたが、導流堤でダイゼンやメダイチドリ、トウネン、オバシギが集まっている場所で、ハマシギの夏羽を今季初めて確認しました。

10月頃から飛来数を増やしてくるハマシギですが、毎年8月頃になると数羽のハマシギが飛来し、時にはトウネンよりも早い時期に藤前干潟で確認されています。

10月頃から飛来し冬を藤前干潟で越えるハマシギは主にアラスカ北部からの飛来だそうです。
今回の5羽はオホーツク海北部やカムチャッカ、シベリア東部など日本に比較的近い繁殖地からの飛来なのでしょうか?

 

 

 

【明日(8/27)まで!秋の写真展の展示作品】

野鳥観察館では9月2日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています。

締切は明日(8月27日(日))までです。

お待ちしております。

詳細や応募票はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ2,566、ダイサギ54、コサギ2、アオサギ56、マガモ18、カルガモ410、ホシハジロ13、キンクロハジロ5、スズガモ7、ミサゴ12、トビ2、メダイチドリ3、コチドリ12、シロチドリ8、ダイゼン28、ケリ1、トウネン67、ハマシギ5、オバシギ3、アカアシシギ1、コアオアシシギ2、アオアシシギ51、キアシシギ15、イソシギ1、ソリハシシギ15、チュウシャクシギ7、ウミネコ162、アジサシ3

 

明日の干潮時間 8時36分 潮位 81cm

明日の満潮時間16時11分 潮位226cm

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