観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギの群れが入って来ました。

2015-10-25 09:00:18 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  3時52分 潮位233cm

今日の干潮時間 10時02分 潮位 64cm

明け方から西風が吹き、今季になって一番寒い日になりました。

藤前干潟は街中とは違い、西側が開けているので昨日までの薄着では辛く、数日前なら日影から観察していたのに、今日は日向での観察が快適でした。

ただ強い西風が吹いたおかげでミサゴが岸近くを何度も飛ぶ姿を見ることができました。

そして今日最大の出来事は、昨日まで一ケタだったハマシギでしたが、今日になって大きなハマシギの群れが藤前干潟に飛来してきました。

昨年の秋は低調な飛来数で、みんなを心配させましたが、今季はどうなるでしょうか?

それにしても、ここ1カ月のハマシギの飛来数は10羽以下のことが多く、600羽を超えるのは久しぶりのことです。

今回の群れはまだ藤前干潟で越冬する個体では無いかもしれませんが、例年は11月頃が一番多い飛来数を記録しているのでもっと数を増やしてくれることを期待しています。

冬季のハマシギの飛来は年々数が少なくなっています。今季は一番悪かった、昨年に比べ干潟の生き物も多くなったようなので、久しぶりに1000羽以上の群れが藤前干潟で観察できるといいですね。

ハマシギの他にダイゼンの姿も多く観察出来ました。夏羽からの換羽途中の個体は居なくなり、殆どが冬羽に変わっています。

 

 今日の探鳥週間イベントの探鳥会は、最初外に出ての観察でしたが途中から風の影響のない野鳥観察館内から行いました。
干潮時間が近付く頃、ハマシギは藤前地区に移動してしまいましたが、館内からでもサギやカモ類の識別や、スズガモ・ホシハジロも近くから観察出来ました。

今日、探鳥会で観察できた主な野鳥 カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、シロチドリ 他ハヤブサ、ダイゼンアオアシシギ、コアオアシシギ、イソシギ

 これから、冬に向かうと藤前干潟は北西の強い風が吹き寒い日が続きます。暖かい服装でお出かけください。

※ 明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 4時43分 潮位253cm

月曜日の干潮時間10時50分 潮位 60cm

火曜日の満潮時間 5時30分 潮位266cm

火曜日の干潮時間11時34分 潮位 62cm

 

コメント
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