“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

ついに形式が変化しましたね!!

2016-06-19 17:58:08 | 日記
蒸し暑い日が続いています。九州の集中豪雨の皆様は大丈夫でしょうか。

28-1を受けて帰ってきました。受検された皆様おつかれさまでした。

ついに、形式が一部変わりましたね。他の級はどうだったのでしょう? 個人的には事前には殆ど意識になかったのですが、開始の合図とともに問題を開いて一覧した途端、「おっ」と思いました。
変更箇所は、書き取りと国字と四字熟語においてでした。

・変更①
書き取りが20問×2点の40点満点になり、うち4問が同音同訓意義語(2問ずつ2組)、最後の2問が国字でした。したがって、独立した国字分野の設問がなくなりました。6点分を、国字の枠外のフリーの語彙力で稼がなくてはならなくなったわけです。

・変更②
四字熟語の問1:書き取りはこれまでどおり10問です。問2:意味選択のみだったのが、これまでの準1級問題と同様に、設問で提示された意味と同義の四字熟語をあとの選択欄から選び、傍線部の読みを答えるという形式になりました(配点は2点×5問で変わらず)。つまり、これまでは四字熟語の書き取りは意味問題をヒントにできる場合があったわけですが、今回からは問1と問2が完全に切り離された形になります。

形式は変わりましたが、難易度は、ここしばらくとそれほど変化していないように思います(直前回よりは難しくなったと思いますが)。

自分のことですが、いつもなら問題用紙の下書きから解答用紙に清書し始めるのが20分経過した辺りなのですが、今回は30分経過したときで、書き終えたのもギリギリでした。分からないところはやはりなかなか思い付きませんでしたが、最後の3分間で、空いた箇所を当てずっぽうで書き入れました。それでも1ヶ所は未記入になってしまいました…。

今回は不測の事態により、本業が連日多忙で個人の勉強に時間を割くことがほぼ困難でしたが、昨日だけは幸い自分が休みの週だったので、本当に休めるようにして、実に久々に終日、世間との交渉を絶って漢字学習をして過ごせました。勿論直前でできる作業は限られていますが、そこはやむを得ません。問題を解いたり整理したり辞書を引いたりしているうちに、色々な思念が胸中を過り、日頃仕事が自分の意識を占領していて、何かをゆっくり思い巡らせることもままならなかったんだなあ、と改めて思いました。これから8月上旬まで、私の所属はほぼ休みがないので、無理でもなんとか1日1日の仕事を緻密に終わらせて、少しでもゆとりの時間を持ちたいです。

それにしても、そんな中、当日受検できて気持ちを洗い流せたので、まずは有り難かったです。これで結果も望ましければ言うことなしなのですが、どうなることか。来週の自己採点まで、またおとなしく待ちたいと思います。