“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

また1週間前になりました。

2014-01-26 18:19:25 | 日記
こんばんは。
25-3まで、1週間前になりました。いろんな意味で、「また1週間前が来た。」という、果てしない気持ちで一杯です。
心許ないが、もはやそう言っている場合でもない、というこの切迫した感じ。
23日(木)に受検票が届きましたが、いつもより1日くらい届くのが早かった気がします。

一昨日から昨日は、四字熟語のおさらいをしてきて、それを一旦中断して、今からはまた過去問のおさらいにかかります。
但し明日の授業準備の添削や、諸々の段取りの推敲もあるため、寝るまでの1日をいかに配分して使うかが目下の課題です。

先々週~先週はじめにかけては、うちの行事である百人一首大会の準備と実施に奔走し、毎日百人一首漬けでした。
先週半ばは、震災で全壊した校舎が建て直され、新しく完成し、まだケーブルは配備されきっていないため、部分的な引っ越しがありました。
また、中学校では県の書きぞめがあり、地区と県の審査のため、2日に跨っての出張がありました。
高校生はセンターとデータリサーチで命運を分けるこの時期ですが、中学には中学の冬があるのだなあと今回初めての冬を迎えてみて思います。

書きぞめの審査をしていて、日々漢字を勉強していた成果が一つありました。
それは、書きぞめ作品の左脇に書いてある児童生徒の名前を、共に審査・処理している先生から何気なく尋ねられたときに、当てずっぽうでも頭の中で、ある程度的を射た答えが浮かんだ、ということです。

1人は「優熙」という名前で、おそらく「ゆうき」、もう1人は「普貴」で「ひろき」もしくは「ひろたか」?
勿論、何の捻りもなければ、の話で、確かな正解は分からずじまいです。
しかしここでもやはり、常用漢字の人名読みは一瞬腕組みをしてしまいます。恐るべし、常用漢字。

そもそも、組んでいた先生のお1人が「由扶子さん」というお名前の方で、互いに名字を名乗り合った後、2人で審査関係者の名簿を見ながら私が「ゆうこ先生と仰るんですね」と話し掛けたところ、「あっ、わかりましたか、なかなかそう読んで貰えないんですよ、さすが高校経験者の先生ですね」と言われました(笑)
(因みにゆうこ先生は小学校の先生です。全教科持っているのですから、我々からすると凄いなあ、と仰いでしまう存在です。)
「扶」は「扶助」「扶持米(ふちまい)」などでお馴染みで、歴史的仮名遣いから考えても、「ゆふこ」→「ゆうこ」で自然だと考えられるため、寧ろなかなか正しく読んで貰えないというのが意外でしたが、巷では「ゆふこ」のまま読んでしまったり、「扶」を読めなかったりするのが普通なのかもしれません。

朝の出勤時間はまだ薄暗いですが、降りたバス停から駅まで走りながら空を見渡すと、何となく春の気配を感じる今日この頃です。
そろそろ新年度に向けての様々な流れもあり、目蓋には業務用封筒から未知の内容物を恐る恐る取り出して見るような心象風景がちらちらと浮かぶ毎日、気力体力ともに気をつけながら、仕事も受検もいけるとこまで確りやっていこうと思います。