ラクラク突破の1級土木施工管理技士[実地試験]要点チェック2015 (エクスナレッジムック) | |
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土木施工管理技士の試験が迫ってきた。1級実地試験が10月4日、2級学科・実地試験が10月25日である。ご存知のように私はガス主任と同様に、土木も講座講師をやっている。昨日1級の講座をすべて終了した。
実地試験の難題は「経験記述」。ガス主任と違って「自分の経験」を書かないといけない。ふだん論文など書かない受験差にとっては難関だ。
そのため、受験講座は、この経験記述の添削に多くの時間が割かれる。この経験記述は、自分の経験した工事の概要、技術的な課題、検討した内容、対応処置が各々10行程度だ。ライフライン工事は、大きな工事が少ないため、技術的課題が少ない、このため検討内容、対応処置に苦労する。
テーマは安全管理、品質管理、工程管理のうちどれかが出題される。安全管理では、工事の交通安全、他埋設物の損傷防止、深い矢板のボイリング、ヒービング当たり、また作業員の作業安全も入り、結構幅があり、書きやすい。
工程管理では、ネットワーク式工程表を使った工程の調整、施工要員の増員、工事のスピードを上げるめの平行作業といったところ。品質管理が難しく、道路の仮復旧の落ち込み防止、溶接の管理くらいだ。ガス工事では、コンクリートを扱わず、土工も土量が少ないため、含水比などはあまり問題にならない。
また、ガス工事は他の土木工事と違っている点も多いが、これが書き手は気が付かない。ちょっと離れた立場で読むと、意味不明な点が見えてくる。そのへんを採点者にもわかりすく表現しないといけない。これが講師の添削だ。またわかりにくい表現を改めるのも大事だ。
受験生は練習で、一人3テーマほど書くから、私は全部で100枚近く添削している。受験生もだんだん記述がうまくなっていくのがわかる。もう少しで試験。受験生の方、あと少しの我慢ですよ!