日曜日の午後は、東大前で語彙・読解力検定1級を受験。試験の注意事項は、どの試験でも説明があるが、今回の試験で気が付いたことを一つ。説明員が、〇〇の場合、「キョシュ」してくれと数回喋った。キョシュ、キョシュ・・挙手のことだろうが、「手を挙げて」と言えばいいのにと思う。小さな子も受験してる試験だ。わざわざ難しい言葉を使う必要もないと思うが、語彙読解力だからか、どうだろう。
さて、本題の試験。80分で、辞書語彙、新聞語彙、読解の分野で約80問ほどだ。時間が結構厳しい、私は5分前に終わったが途中までの人も、かなりいたと思われる試験だった。
辞書語彙と新聞語彙は、4択の試験で、分かったもの:2つのうちどちらかのもの:4択で全くわかないもの=2:1:1位の比率だった。とすると50点+25点×0.5+25点+0.25で69点換算だ。これ、ギリギリだな。
問題は読解。長文を読み込んで解答する問題が2問だ。1問目は、江戸時代はエントロピーの増大が抑制された。農を中心に据えて生活すると、エントロピーは増大しない、江戸時代から学べ、というもの。これ、まず「エントロピーの増大」の意味が分かっていないと解答できない。私はガス主任試験の講師で基礎理論でエントロピーの計算も扱っているし、不可逆過程では、増大するから、何を例えているのか分かったが、ほかの受験生の方は、意味、理解できたであろうか。エントロピーは難しい概念で、簡単には理解できないと思うが。
この試験の主催は、朝日新聞とベネッセ。江戸時代を賛美するのは、いかにも朝日新聞らしい。そんな時代の生活は、事実上出来ない。電力やガスなど、化石燃料に代わる経済的なエネルギーは世の中にはまだないのだ。
まあ、この検定で一度朝日の夕刊生活面で写真入りで出たこともあるからあんまり言えないが・・さて、1級の合否、どうだろう。
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