「湯の川温泉」は、北海道の名湯である。日本百名湯ではないが、名湯百選には選ばれている温泉だ。北海道の割には歴史も古い、350年も前からあるそうだ。函館戦争で、旧幕府軍が療養所に使ったとか、土方歳三が入ったとか、ネットで出て来る。
この日の泊まりは、プリンスホテル渚亭。ここは1Fが風呂で、もちろん露天もある。子供が騒いでいて、忙しない雰囲気、もう一度、後で入るかな。
風呂の中は撮影できないので、2Fのバイキングの食事会場から一枚。露天からの眺めとほぼ同じだ。津軽海峡と函館山を眺めながら、入る風呂だ。
次は泉質、泉質別の適応症が大きく出ている。そういえば、普通の観光客にとっては、泉質がどうこうより、適応症がわかればいいのだ。ここの泉質は、源泉100%で、ナトリウムー塩化物泉、しょっぱい。リウマチ、運動器障害、創傷・火傷、慢性湿疹、卵巣機能不全などに効く、と書かれている。
しかし、温泉分析書の位置が高く、文字も小さいから、これじゃ泉質読めないね。写真を撮って拡大してみると、泉温64.1℃と高温、pHは7.2と中性、溶存物質は8.9g/klで、かなり濃い、療養泉だ。
成分はマイナスイオンが塩素イオン、プラスイオンがナトリウムイオン、総合すると、泉質はナトリウムー塩化物泉(等張性中性高温泉)になる。海岸沿いの温泉、想像通りの温泉だ。従って、保温効果が大きい。風呂上りに汗、引かなかったな。
さて、明日は、函館を離れて、道南いさりび鉄道に乗って、新幹線の停車駅「木古内」へ。木古内をベースにして、百名城、続・百名城を訪問します。
北海道の記事、4日連続ですが、4記事併せて1日の体験です。旅に出ると書くこと多くなります。