早朝5時半に登山口の木下小屋を出発する。登山口にはヒグマの目撃情報が掲示されている、週にニ、三回は目撃されている。先週はオホーツク展望で、熊に追っかけられて滑落した事故が起きている。好奇心旺盛なクマだと、こうなってしまう場合があるそうだ。
登り始めてすぐ、ガイドさんが立ち止まり、クマの匂いがするという。一行に緊張が走りながら登る。そしてそのオホーツク展望へ、樹木が伸びて展望がよくない。
次は、弥三吉水、北海道の水場は、エキノコックスというキタキツネの持っている菌のため、飲料には適さない、重い水を持って登る。
羅臼岳が見えて来た、しかし、まだはるか先、遠いな。
銀冷水に到着。ここまでは1時間ごとに休憩場所がある配置になってる。
ここから大沢という、沢を登る。これが急登でつらいが、展望とお花畑が開けて来る。
羅臼平に到着。羅臼岳のピラミッドがど~んと目前に。クマ対策にフードロッカーが設けられている。
羅臼平まで千㍍以上登ってきたが、、まだ三百㍍も登る。ハイマツ帯を登っていく。
岩稜帯にかかったところで、右脚がつった。つるなんて、何年ぶりだろう。5分ほど休んでいると治まった。岩稜帯を引き続き登る。かなりの大岩だ。
そして、羅臼岳山頂に到着。遠かったなあ。
狭い山頂で、雲の切れるのを待つ。下は羅臼平。緑のじゅうたんだ。
羅臼側には、ぼんやりと国後島が見える。
今日のルートはピストン。羅臼平から大沢へ。羅臼連山の見納めに一枚。
今日のガイドさんは、私達だけの個人ガイドのせいもあって、休憩時間も長く、そしてわざとゆっくり歩いてくれたようだ。おかげで往復12時間もかかってしまった。このタイムは参考になりません。
下山後、翌日の登山に備えて、斜里岳の麓、清里町へ、夕刻、車中から斜里岳が見える。明日、脚はもつかなあ。