私は、東京診断士会人財開発研究会の幹事をやっている。副幹事時代から通算するとまもなく4年になる。だから、こちらのスケジュールを優先している。
月曜日は今年の1回目、S会員の「中小企業の賃金制度」だ。社労士でもある会員の経験から、賃金制度を作った経験などが話された。1時間半ほどの発表の後、出席者でテーマに沿ったフリーのディスカッション。いつもは15~25人程度の参加者。この進行も私がやる。皆積極的に発言してくれるため、進行も楽だ。私もいつも質問したいんだが、立場上1問だけに抑えている。
この日、知った新しい言葉は、「トータルリワード」。トータルリワードとは金銭報酬と非金銭報酬を合わせた概念だそうだ。非金銭的報酬には、オフィス環境などの仕事環境、表彰制度などの他者からの承認、やりがいなどの自己実現、成長実感などの成長・キャリア、そして有給休暇の取り易さなどのワークライフバランス、と沢山ある。
このように、トータルで考えたことがないため、この概念は役に立ちそうだ。研究会に出席していると、人事労務制度を深く知るとともに、知り合いも多くなり、人脈も築ける。仕事はボランティアだが、メリットも多い役だ。