秘宝三十六歌仙の流転―絵巻切断 (1984年) | |
馬場 あき子,日本放送協会 | |
日本放送出版協会 |
(昨日64歳の誕生日を迎えました。これからも毎日を大切にブログを更新していきたいと思います。昨夜のワールドカップラグビー、残念でしたね。でもよく頑張りました。)
今から百年前、大正時代のこと。佐竹本三十六歌仙という国宝が売りに出された。昔のだからできたんだろう。ところが高価で買い手がつかない。そのうち海外に流出する危険も出てきた。そこで一枚一枚切断して、バラで売りに出すことにした。絵によっては持ち主が転々とした。購入は抽選だったそうだ。
これが百年ぶりに京都に集合する。わたしはこのVTR、覚えていかたら、必ずに京都に行こうと決めていた。自分が生きてる間は、もう二度と見れないだろうから。
京都国立博物館、開催期間は、1か月ちょっとと短い。これだけ集めるのは大変だったろう。土曜日の早朝新幹線で京都へ。バスは三十三間堂前で降りて、京都国立博物館へ。前売り券もあってあったから、スムーズに入場。
今回は、全37枚のうち31枚が集められたそうだ。一番人気があるのは姫、三十六歌仙では、姫は5枚。このうち、期間の前半は小野小町、後半は小大君が展示される。私が見れたのは小野小町だった。しかし、この小町、後ろ姿で顔が描かれていない。絶世の美人というから遠慮したんだろうか。
この佐竹本ができたのは鎌倉時代、歌仙は奈良時代から平安時代にかけて横断的に選ばれている。柿本人麻呂や在原業平、大伴家持、紀貫之など有名な歌人のものを見れた。
私のフェイスブックでお馴染み、応援サポーターの藤原紀香さんのメッセージもある。彬子(あきこ)女王殿下の講演も予定されている。けっこうな催しだ。グッズコーナーは、特に買うものもなかった。
終わって北陸路へ。夕方の同窓会に出るのだ。台風の影響で、北陸新幹線が止まっているからちょうどよかった。