業界紙、ガスエネルギー新聞の文化欄に載っていた記事だ。ボスのタイプを会社の成果と部下のWLB(ワークライフバランス)から4分類して、イクボス、激ボス、得ボス、ダメボスとしている。イクボスは、部下のWLBに配慮して、会社の成果を上げる、現代では理想のタイプだ。これを推進する企業として、西部ガスさんと日本海ガスさんが紹介されていた。イクボス宣言をしている。ファザーリング・ジャパンという会社が講演会やセミナーなどで推進しているそうだ。
結構な内容だと思うが、これ、どっかで聞いたことある分類だなと直観! 行動科学で、PM理論というのがある。これは、リーダーシップを、仕事に対する関心と、人に関する関心の二つの軸で4つのタイプを分類するものだ。これ、イクボスの分類と一緒なんだな。
このPM理論は、リーダーシップスタイルでは、広く知られていて、私もリーダーシップ研修で使っている。リーダーシップ研修では、このさきに先にリーダーシップの状況論というのがあって、いつもPM理論が正しい訳じゃない。PM理論の二軸にさらに、部下の成熟度を入れると、部下の成熟度によって適切なリーダーシップは変わって来る、というものだ。この状況論がWLBと同じか微妙なところだが。
イクボス、これに取り組みことによって、外部の人からは高評価が得られるだろう。人手不足の中、よい人材も獲得できるだろう。