飛行機から見た夜明け

あ～～～、毎日雨続き＆曇りのイヤなお天気です。
メキシコのくせに、許せん！
ドイツじゃあるまいし、パァ～ッと晴れなくてど～すんですか！

と青空が恋しくなって、青い写真を探してしまいました。



ま～、雲の上はいつでも快晴ですわな。
これだけ雲海が広がっていたら、
この日もきっと地上はどんよりだったんでしょうけど。

そうか！
飛行機に乗れば、お天気なんだ！

て、それだけのために飛行機に乗るバカもいませんて。
いや、金持ちならいるでしょうけど。

◆

１１月にモンテレイからトルーカへ飛んだときは、まだ夜明け前で、
飛行機の中から日の出を拝みました。

　地平線より下の太陽から、金色の光を浴びる雲ひと筋

　朝霧に浮かぶ山々

　太陽が地平線から顔を出して……

　一気に明るくなりました。　

飛行機の窓ガラスのせいで、光がこんなふうに散ってしまってます。
う～わ～、ムンクの絵みたい。
マイナーですけど、ムンクに『太陽』という作品があるんです。
古い絵葉書を引っ張り出してきてスキャンしてみました。
ちょっと……だいぶ……違うか？

あとは一気に青空の世界。

　すげ～びっしりの雲。

しかしトルーカに近付いて高度を下げ始めると、
やはり地表は薄暗いのでした。



まあ写真で見る分には、
白銀に透ける雲、地表で光る湖、それなりに綺麗は綺麗ですが。

そしてトルーカの町へ着陸する少し前。



この写真、まだお見せしてませんよね？（自信がない）
トルーカ側から見た、メキシコの火山、ポポとイスタです。
ポポが煙吹いてるのも、くっきり。

いやあ、早朝のトルーカは死ぬほど寒かったです！

◆

ところで、まだ昨日の続きっぽいんですが、
このときの飛行機の中でこんなものを見つけました。
座った座席の、窓に。



飛行機の惑って、二重ガラスになってるじゃないですか。
その二枚のガラスのあいだで死んでいる蚊。
うーん、死んでるのはまあ機内の温度を考えれば不思議はないけど、
どうやってここに入ったんだろう？