花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」感想(1)

2016-03-01 23:52:08 | 展覧会

雪の降る仙台から新幹線に乗り、国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」を観た。

感想としては、意外にクールな展開に西美らしさが窺え、学術的な観点から企画されたのだろうなぁと、美術ド素人的に興味深かったし、好もしくもあった。なにしろ、某雑誌のようなスキャンダラスな扱いを極力避けていただけたのも有り難かった(笑)。 

その代りに国立古文書館からのカラヴァッジョ事件録や言及録が展示され、あの短気で喧嘩っ早い変人ぶりを「史料」から見せてくれるし、また、カラヴァッジョ作品がどのように評価されていたのかも知ることができる。さすが、西美、ローマの「Caravaggio aRoma」展もチェックしていたのでしょうね。併せて石鍋先生のご本も出ることだし。 

そして、私的に一番嬉しかったのは、日本語で解説が読めること、音声ガイドが聴けること、図録が読めること!なにしろ、作品とともに、最新のカラヴァッジョ研究の成果を苦労せずに知ることができるのだ!! 

それなのに、ツッコミするのも畏れ多いのだけど、カラヴァッジョ作品分布地世界地図に、個人蔵《ジャンバティスタ・マリーノの肖像》が見えなかったは何故??私の見落としだったのかな??? 真作扱いじゃなくなったの???? 

ということで、詳細は次回と言うことで(続きますよ~(^^;;)