ぼくはひとりでいると、飲むことがほとんどない。
とくに平日なんか皆無と言える。毎晩、家で飲んじゃうっていうのがぼくのまわりに
いっぱいいるし、女の子だっているのが普通なきょうびの状況で、ぼくなんて
少数派かもしれない。
ぼくは「ひとりで酔っ払ってしまうとちゃんと起きる自信がない」というのもある。
柴崎コウのCMに興味をもったというのもあるんだけど…
柴咲コウ CM サントリー のんある気分
考えてみれば、ノンアルコールって実際に飲んでみたのは初めてだった。
そして当たり前なのかもしれないけど、酔ったりはしなかった。
ひとりで飲んで、酔わないことにひとりで驚いて…
まあ、どうでもいい週末のできごとなんだけれどね
雨は京阪に乗り換えるころには本格的になってしまっていた。ぼくは守口市で2人と別れて
携帯電話のSHOPに向かう。
ぼくは、りんご教ってものにいままでほのかな憧れこそあれ、手にすることがなかった。
いつかは…とか思うけれど、そこまでの財力が(どんどんなくなっていたし)ないし、
creativity に自信が…とも卑下はしないけど、出会いのチャンスは恋のようなもので
ついぞめぐり合いはなかったのだ。
ところが。ぼくの携帯はいつのまにか電話の声が小さくなり、そしてバイブ機能が壊れてしまっていた。
機種交換は、そろそろ必要になってきていたのだ。
そしてauでもi-PHONE発売、のNews。それでもまだ食指の動かなかったぼくだけれど、ついに
二年契約で90%負担というキャンペーンには負けてしまった。
ポイントとあわせると、たった1,000円で4Sを入手できてしまった。
それでもなかなか手間のかかるこの電話の設定待ち30分のためにぼくは、ミスドで過ごすことに
なってしまった。
米粉Donutsを食べ、コーヒーを飲み、女子高生3人がキャッキャ言いながらなにか話しをしている
のを見ながら、ぼくはその30分を過ごした。
老夫婦が入ってきて、ぼくの右隣のテーブルに陣取る。確保のためかおじいさんのほうが
なんだか不機嫌そうに、座って待っている。雨だからだろうか。店と自分のmatchingを気にして
だろうか。とにかく奥さんに当たりそうな感じだった。
雨だからとおもうことにしよう。
4S=for Steave だという人もいる。結構そのようにできているのかもしれないけど
できていないのかもしれない。でもそれもどうでもいいのかもしれない。
「ぼくたちはこれから彼のいない世界を生きていかねばならない」
AERAだかなんだかに、世界の中心で愛をさけぶ…のパクリなフレーズが載っていた。
そのsenceを引き継ぎ、あるいは引き継がずに、次に独創性をもつ人物を世界はいつか
手にいれるだろう。
彼はすごかった。
でもぼくはまだまだ生きなければならない。
そしてi-PHONEはぼくには非常に使いにくい…
Coldplay - Every Teardrop Is a Waterfall
’さくら’は混んでいるとの触れ込みだけれど意外に自由席は並んで乗れそうな人数だった。
乗車位置は、最も端。いっとき新聞に掲載された一車線増やしたのは東京行きなので
その真反対側になる。
そこで待っていると…
ついにさくらはやってきた。花とは反対に東から
真っ白な車体のN700系。小学生みたいな自分に苦笑しながら、博多で終わらない不思議な
車両に乗り込んだ。
熊本名産だというドーナツ棒。コーヒー を買うと100円UPだけでこれがついてきます。
たしかに、メーカーからすれば、新幹線で宣伝になるなら少し負担しても売る価値は宣伝効果
がとても大きいと思う。しかも…
なかなかうまいじゃないですか
博多に到着したのは12時にはまだ少し早い時間。
ぼくたちはラーメンを食べてから出張先に向かうことにしていたのだ。
ホームに降りてさくらを見返すと…人が乗り込む。鹿児島方面に向かう人たちだ。
博多が終わりにならない光景は、みていてなんだか不思議だった。
’リレーつばめ’の豪奢な車両が並ぶ在来線の光景ももう見られないのだろうな…
青いラインの車体をみながら、そんなことも思いながら博多の街に向かうことになった。
きょうは四国に出張。ひさしぶりの出張は、ひょんなことから突然決まった。
理由はあまり褒められたもlのではないけれど、それでも出かける朝がこんなに晴れてくれれば
それはそれで気分もほがらかにはなる。
バス停。6時をすぐ越えたくらいで、少し肌寒い感じの朝は、夏が完全に撤退する気に
なっていることを示していて、suits を着たぼくを少ししゃきっとさせてくれる。
佐野元春 - 約束の橋
こんな朝って、やっぱりこんな曲でしょ?
たいていの人は今年が時代の大きなturning point になっていることに気づかずに過ごしている。
でも、ぼくたちはあまりに大きなものを喪い、そしてそれに対して直視することもできないでいる。
阪神大震災のころはまだそうでもなかったように思う。思えば少しずつ、なんでもない日常から
ぼくらはいろんな力を喪い続けていたように思う。
上海に滞在していた2年半はそれを外から眺めることができた。
GDPはいつのまにか順にを落としても、なにがしかの理由をつけたり誰に言うでもない言い訳を
誰かわからない人たちに言い続け、ぼくらはその事実から目をそむけている。
すがりつく誰かもすでに、その同じ環境下にいるというのに、それでもまだなんだかよくわからないまま
毎日を過ごしている。
中秋。
あれから半年が経ち、ぼくたちは、まだ自分を見つめることができないでいる。
月はそれでもきちんとみんなを照らして、そのままいつもと同じようにぐるりとまわる。それは
とても残酷なのかもしれないけれど、その厳かさにぼくらは、なにかを思い起こし、前…じゃないかなと
思う方向を向かないといけないのかもしれない。
時代は静かに、着実に変わり続け、そして表面化したのだ。ぼくらは新しいstepを見つけて
歩きださないといけないのだ。
Beethoven op13-2 ピアノソナタ 悲愴 作品13 第二楽章
本日、日曜日だけれど出勤して資料作成をすることに。
朝から車で会社に向かう。自分のかけ声で、出勤してもらうのはいつも申し訳ない気分です…
できるだけ早く済ませておきたいのだけれど、なかなか最近は難しい…
森ノ宮駅の表側にまわると、仕事帰りの人たちが山のように横断歩道をわたってきた。
ちょうど帰宅時間に入るのだ。
空をみると飛行機雲が空を突きぬけていくようにのびて
それがまるで空を引き裂くみたいな勢いに思えて、
なんだかそのまっすぐさがまぶしいというか、そうあるといいなあっていう自分の行き先を
示す徴だったりするといいなっていう、漠然としたmotivation の糧になりそうな気分で
とりあえず写真に撮ってみました。
こんな田舎な街にも、男の戦いというのがあった。
カードバトルだって…遊戯王みたいなやつかなあ…
なんかの予選なのかなあ…
ここは昔カフェがあった場所なんだけど…
でもなにがおもしろいのかなあ…
なんのために戦うのか。
いや、まあそんなたいそうなもんちゃいますけど…
次の日は、夕方まで家にいることにして涼しくなってから預けっぱなしの自転車をとりに
駅まで歩いた。
神々しいような向こうの様子を、こんな風景を。ようやくカメラ で抑えることができるように
なったのはありがたい。この瞬間のぼくの気分を。
こうやって思い出すことができるのは、うれしいものだ。
灯りが点る寸前だった、この空に。ひとり歩いている。
お盆。サンスクリット語の盂蘭盆会(ullambana うらんばな)から変じて、すでに日本では
ご先祖様の帰ってくるのを、一緒に過ごすための儀式になっている。
もう帰る場所がないぼくには、誰か帰ってきてるんだろうか?
ぼくは、おばあちゃん子だった。
自転車を取りに駅までつくと、なんだかすっかりあたりは
暗くなりはじめていた。かなりすいている。人影もあまりない夕方。
おばあちゃん子だったぼくの今を、おばあちゃんはどう思っているだろうか。
そう思うと申し訳なく思ったり、面映ゆい気分になったりもする。
逢いたいと思っていたのにもう逢えないとわかった、あの日。ぼくは山形にいた。
飛行機の中だけで、みんなの前では泣くまいと心に誓って伊丹に急遽戻ってきた日も晴れだった。
ぼくのそばには誰かいるのだろうか。
自転車に乗って、もときた道を引き返す。もうすっかり暗くなっていて、人影が多いのは
途中の回転寿司やさんだけだった。
お盆の夜はとてもさみしい。最近はいつもそうなのだ。
それでももう少し、今夜は昔のことでも思い出してみようと思う。
ナオト・インティライミ - Brave [歌詞付き]