ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

欅坂表題3曲がBJ動画TOP20入り、「二人セゾン」MV再生数が「サヨナラの意味」を抜く公算大 [03Dec16]

2016-12-03 22:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

12月03日(土) 22 : 00 〜[Web] AbemaTV『突撃出張占い!濱口兄弟』に、秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演

12月03日(土) 24 : 05 〜 [地デ] NHK総合『着信御礼!ケータイ大喜利』に、衛藤美彩が単独で出演。もう一人のゲストは、元ロッテの捕手、里崎智也さん

12月04日(日) 16枚目 橋本奈々未 個別握手会 in 東京・浅草橋「ヒューリックホール」

12月04日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [BS] BSフジ『FEEL THE KYUSHU 〜九州魅力満載コンテンツ大公開〜』に、衛藤美彩と川後陽菜が出演。みさ先輩は司会恵俊彰のアシスタント、川後Pはゲストとして登場する模様

クリスマス特別イベント in 武道館
12月06日(火) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜選抜単独公演〜』。開演18:30
12月07日(水) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜アンダー単独公演〜』。開演18:30
12月08日(木) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜選抜単独公演〜』。開演18:30
12月09日(金) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜アンダー単独公演〜』。開演18:30
12月10日(土) 『乃木坂46 3期生「お見立て会」』。開演14:00

12月07日(水) 19 : 00 〜 23 : 18 [地デ] フジテレビ『FNS歌謡祭』の「第1夜」 (会場 : グランドプリンスホテル新高輪「飛天」)に、乃木坂と欅坂が出演

12月10日(土) 16 : 00 〜 16 : 54 [地デ] TBS『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ』。乃木坂メンバーが、レストランの美味しい料理を食べまくる単発の1時間冠番組

12月14日(水) 19 : 00 〜 23 : 18 [地デ] フジテレビ『FNS歌謡祭』の「第2夜」 (会場 : お台場フジテレビ)に、乃木坂と欅坂が出演

12月16日(金) 23 : 00 〜 23 : 58 [地デ] フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』に、乃木坂が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



最新の Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」ランキングにおいて、「二人セゾン」「世界には愛しかいない」「サイレントマジョリティー」の3曲が同時にTOP20入りするという、凄まじい出来事が起こっています。

ビルボードの「国内動画再生回数」は、100位以内に曲名を載せることすら簡単ではないけど、CDデビューして1年にも満たない新人アイドルグループが、今年リリースしたすべての表題曲を20位以内にランクインさせたわけで、これを快挙と言わずして、何を快挙というのかと、言いたくなるレベルの快挙です(笑)。

(表1) 2016/12/05付 Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48の楽曲ランキング

凡例
「曲名」(グループ名_収録シングル)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
# 曲は、[M] 国内動画再生回数の高い順に並べている

2016/12/05付チャート : 集計期間 11/21(月)〜27(日)

ハイテンション (AKB48_46枚目表題曲)
(総合)09位 [S]16位 [R]18位 [L]07位 [T]16位 [M]04位 [F]05回 : 02週目

二人セゾン (欅坂46_03枚目表題曲)
(総合)26位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]10位 [F]03回 : 01週前

世界には愛しかない (欅坂46_02枚目表題曲)
(総合)76位 [S]00位 [R]00位 [L]54位 [T]80位 [M]13位 [F]18回 : 16週目

サイレントマジョリティー (欅坂46_01枚目表題曲)
(総合)36位 [S]49位 [R]00位 [L]57位 [T]24位 [M]14位 [F]37回 : 34週目

サヨナラの意味 (乃木坂46_16枚目表題曲)
(総合)08位 [S]05位 [R]71位 [L]04位 [T]08位 [M]96位 [F]06回 : 03週目


発売2週目に入ったAKB48の「ハイテンション」が、「国内動画再生回数」で、先週の10位から4位にアップしていますが、「二人セゾン」は、YouTube公開MVの再生数上昇に衰えがまだ見られないので、発売週以降、さらに順位を上げることが期待され、ベスト3入りもあり得ると思います。

また、「二人セゾン」MVが凄いのは、自身の再生数上昇速度が大きいというだけでなく、欅坂の他楽曲の再生数も伸ばしていることで、TOP20に3曲同時ランクインは、そういった巻き込み効果によると考えられます。


欅坂の楽曲MV再生数の動向については、YouTubの数字を基に、後でより詳しく見ていきますが、もう一つ、紹介したいのは、12月2日(金)の『MUSIC STATION』において、街の声を基に、番組が選んだ「今年の1曲」ランキングの10位に、「サイレントマジョリティー」が入ったことです。

ちょうど、欅坂46が出演した回で、「二人セゾン」を披露した直後に、10位ランクインが発表され、事前告知がなかったのか、平手友梨奈を始め、多くのメンバーが驚いていました。

確かに、新人アイドルのデビュー曲が、「今年の1曲」に選ばれるのは、異例のことだと思います。

そして、この知らせは、メンバーだけでなく、視聴者にもインパクを与えたようで、iTunes Store トップソングにおいて、「サイレントマジョリティー」の順位がジャンプアップしています。

(表2)「サイレントマジョリティー」の iTunes Store トップソングにおける、今週の順位推移

凡例
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始後経過日数 日付

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインしたことを示す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

046位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 237日目 11/28(月)
053位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 238日目 11/29(火)
043位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 239日目 11/30(水)
044位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 240日目 12/01(木)
027位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 241日目 12/02(金) ← Mステ


最近、40位台から100位くらいまでを、行ったり来たりすることが多かった「サイレントマジョリティー」が、Mステの放送後、27位と、久しぶりに30位以内に入っています。

241日目ですよ、配信を開始してから。

8ヶ月も経っているのに、まだ30位圏内に顔をのぞかせるなんて、軽く目眩がしますね。

その楽曲人気、ちびっと乃木坂にくれ、と言いたくなる(笑)。


欅坂は、最新の楽曲だけでなく、前作、前々作の表題曲までが、好調なセールを見せていて、しかも、年末が近づくにつれ、加速している感すらある。

そして、大晦日には、NHKホールでの紅白歌合戦が待っているわけで、2016年アイドル音楽シーンの主役は、欅坂46だったことが、明瞭になってきました。

この先、欅坂がどこまで坂を上るのか、非常に楽しみですが、それを左右するのは、今週発売された「二人セゾン」の楽曲指標が、今の勢いをどこまで維持出来るかだと思います。


一方、テレビ番組、雑誌、広告CMなど、各種メディアにおいて、2016年、大きな存在感を発揮した乃木坂の動向も、2017年以降のアイドルシーンを占う上で、間違いなく、重要なポイントになる。

J-POPアイドル界において、今や、二大勢力に成長しつつある、乃木坂と欅坂が、これから先、共存共栄の道を歩むのか、それとも激しい競争の末、どちらか一方、あるいは両方の人気がダメージを受けるのか。

相互にどのような影響を及ぼし合っていくかを考えるのは、意味のあることじゃないでしょうか。

今日は、二つのグループの最新曲である乃木坂「サヨナラの意味」と欅坂「二人セゾン」が、どのような楽曲指標を示し、今後、どう展開しそうなのか、iTunes ランキングとYouTube公開MVの再生数を通して、考えてみます。


「サヨナラの意味」の iTunes Store における配信成績は、一時、前作「裸足でSummer」を下回る順位で推移していたものの、今週に入って、上昇傾向が見えてきました。

(表3)「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」の iTunes Store トップソングにおける、月曜〜日曜で定義した週による順位帯推移

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 週の日付

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 青色は「サヨナラの意味」赤色は「裸足でSummer」の順位帯分布
# この表における1週間は、月曜から日曜までの7日。ただし、「1週目」は、配信開始日から始まる
# 「サヨナラの意味」は、最新である「5週目」途中の2016年12月2日(金)まで、「裸足でSummer」は、「5週目」の終わりまで示している

1週目
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/09(水)06(日)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/20(水)24(日)

2週目
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/07(月)13(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)

3週目
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/14(月)20(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/01(月)07(日)

4週目
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 11/21(月)27(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)

5週目
0-0-0-2-3 / 0-0-0 [0] : 11/28(月)02(金)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)


1、2、3週目に、ほぼ互角だった順位は、4週目で、「サヨナラの意味」が51〜100位帯に4日落ち込み、明らかに前作割れの推移を辿ることになった。

しかし、5週目に入ると、31〜50位帯にジャンプアップ、逆に、「裸足でSummer」は51〜100位帯に留まり、勢いが逆転しています。


おそらく、『MUSIC SATION』『シブヤノオト』『うたコン』『ベストヒット歌謡祭2106』『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』『ベストアーティスト2016』など、多数の音楽番組に出演し、「サヨナラの意味」をテレビ披露してきたことが、徐々に効いてきたのだと思います。

「サヨナラの意味」は、12月2日(金)において、配信開始から31日目となりますが、今週、順位を持ち直したため、現時点では、直近4シングル表題曲の中では、かなり好調な成績で推移していると言えます。

(表4) 乃木坂13〜16枚目、欅坂1、2枚目の表題曲の iTunes Store トップソングにおける、配信開始後31日間の順位帯分布

凡例
シングル番号 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名 (最終的な200位以内ランクイン日数)

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、配信開始後30日間における順位帯分布を示している
# 乃木坂16枚目と欅坂3枚目に関しては、2016年12月2日(金)までのデータを記載し、それぞれ配信開始後31日間、3日間に相当する

乃木坂
16枚目 : 07-7-5-3-5 / 04-0-0 [00] (31/31日; 003位) サヨナラの意味
15枚目 : 05-9-5-4-3 / 05-0-0 [00] (31/31日; 008位) 裸足でSummer (64日)
14枚目 : 02-3-4-6-4 / 11-1-0 [00] (31/31日; 005位) ハルジオンが咲く頃 (51日)
13枚目 : 09-5-7-0-3 / 07-0-0 [00] (31/31日; 004位) 今、話したい誰かがいる

欅坂
03枚目 : 03-0-0-0-0 / 00-0-0 [00] (03/03日; 002位) 二人セゾン
02枚目 : 06-2-4-1-1 / 14-3-0 [00] (31/31日; 003位) 世界には愛しかない (68日以上)
01枚目 : 29-2-0-0-0 / 00-0-0 [00] (31/31日; 001位) サイレントマジョリティー (241日以上)


但し、大量のメディア露出によって、乃木坂の知名度が間違いなく上がっており、しかも、紅白を含む、年末の大型音楽祭にほとんど出演することから、前作を越える配信成績を収めても、それだけでは楽曲人気そのものが向上したとは言いづらい。

11月2日(水)から配信が始まり、12月はテレビ出演が目白押し、年が明けると、センター橋本奈々未の「卒業」「引退」イベントが本格化することから、トップソング200位以内へのランクインは、2月後半までの4ヶ月は期待したいところです。

つまり、「裸足でSummer」の64日の約2倍、120日ランクインが「サヨナラの意味」の楽曲人気を判断する一つの目安になるかと思います。

12月、『FNS歌謡祭』『Mステ スーパーライブ』『紅白歌合戦』にすべて出演しながら、年明けの1月、「サヨナラの意味」が200位以内に入らないなんてことが、万が一起こったら、少なくとも、音楽面での人気には、疑問符を付けざるを得ないでしょう。


欅坂は、「サイレントマジョリティー」が別格の成績を収める一方、「世界には愛しかない」は、31日目時点では、同時期発売の「裸足でSummer」より、やや芳しくない順位推移になっています。

ただ、最終的には、欅坂2枚目表題曲は、乃木坂15枚目表題曲より長い、68日のランクインを果たし、今なお、ときどき200位圏内に戻ってきて、数字を伸ばしている。

デビュー曲ほど、圧倒的な配信成績ではないものの、粘り強くランクインを続けたわけで、欅坂の楽曲人気をかえって物語っています。

「二人セゾン」は「サヨナラの意味」と同じく、集中的なテレビ披露による分厚いプロモーションが入る曲なので、何日トップ10に食い込み、何ヶ月200位以内に留まり続けるのかは、欅坂のこれからの音楽人気を占う上で、注目すべきポイントだと思います。


さて、「サヨナラの意味」は、iTunes ランキングでは、勢いが見え始めたのですが、YouTube公開MVの再生数に関しては、あと一歩が欲しくなる、そんな数字が並んでいます。

(表5) YouTubeに公開されている「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のフルバージョンMVの公開後経過時間で追った再生数推移

凡例
公開後経過週数 (経過日数)
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数) : 対象週の始めと終わりの日付時刻
(日ごとの推移)
公開後経過日数 対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数)

# 青色は「サヨナラの意味」赤色は「裸足でSummer」のMVに関するデータ
#「対象週の始めと終わりの日付時刻」における「10/21(金)28(金)12:00」は、10月21日(金)12:00から28日(金)12:00までの1週間を示す
#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された1週間に積み上げた再生回数を7日で割ったもの
#「対象日における再生回数上昇速度」は、指定された1日間に積み上げた再生回数
# 再生回数はすべて「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「00.0」「000.0」は、まだ計算出来ない、未定の意味
#「06週目」まで記載

01週目 (01-07日目)
27.5万回/日 (192.8/+192.8) : 10/21(金)28(金)12:00
17.3万回/日 (121.4/+121.4) : 07/08(金)15(金)12:00

02週目 (08-14日目)
12.6万回/日 (280.9/+088.1) : 10/28(金)04(金)12:00
12.8万回/日 (211.0/+089.6) : 07/15(金)22(金)12:00

03週目 (15-21日目)
08.3万回/日 (338.7/+057.8) : 11/04(金)11(金)12:00
08.8万回/日 (272.9/+061.9) : 07/22(金)29(金)12:00

04週目 (22-28日目)
05.9万回/日 (380.0/+041.4) : 11/11(金)18(金)12:00
08.1万回/日 (329.3/+056.4) : 07/29(金)05(金)12:00

05週目 (29-35日目)
05.5万回/日 (418.3/+038.3) : 11/18(金)25(金)12:00
06.8万回/日 (377.1/+047.8) : 08/05(金)12(金)12:00

06週目 (36-42日目)
04.6万回/日 (450.8/+032.4) : 11/25(金)02(金)12:00
05.5万回/日 (415.4/+038.3) : 08/12(金)19(金)12:00
(日ごとの推移)
36日目 04.7万回/日 (423.0)06.3万回/日 (383.4)
37日目 05.7万回/日 (428.7)06.2万回/日 (389.6)
38日目 05.0万回/日 (433.7)06.0万回/日 (395.6)
39日目 04.1万回/日 (437.8)04.9万回/日 (400.5)
40日目 03.9万回/日 (441.7)05.2万回/日 (405.7)
41日目 04.6万回/日 (446.3)05.0万回/日 (410.8)
42日目 04.5万回/日 (450.8)04.7万回/日 (415.4)


「サヨナラの意味」MVの再生数上昇速度が、「裸足でSummer」を上回ったのは、公開1週目だけで、2週目以降、最新の6週目に至るまで、前作を越えられない状況が続いています。

公開6週目の最終日である42日目の累計再生数を比べると、「サヨナラの意味」が450.8万回、「裸足でSummer」は415.4万回と、35万回の差です。

5、6週目のように、今後も、16枚目表題曲の上昇速度が、前作を1万回/日ほど下回るならば、1ヶ月強で、経過時間揃えの累計が並ぶ計算になる。


「裸足でSummer」MVは、現在、累計715万回ながら、上昇速度は2万回/日前後で推移しており、このペースを維持出来たとしても、1千万回を越えるには、140日は必要です。

一方、「世界には愛しかない」MVは、累計780万回の上昇速度4万回/日なので、55日で大台に届く算段で、ややペースダウンしても、何とかなる余裕を持っている

従って、欅坂は2枚目表題曲MVが、デビュー曲に続いて、1千万再生を達成する可能性が高く、一方、乃木坂の15枚目表題曲は、これ以上ペースが落ちると、「ゼノンのパラドックス」実写版よろしく(笑)、そこに到達しない危険がある。

当然、「サヨナラの意味」MVが1千万再生を実現するには、前作の辿ったペースを越えることが望ましく、(表5)が示すものは、乃木坂のMV人気を考える上で、結構、重たい話だと思います。


乃木坂16枚目表題曲のMV再生数は、前作の航跡を、なかなか追いきれないのが現状ですが、そうこうしている内に、欅坂3枚目表題曲が猛烈な勢いで累計を伸ばし、すぐそこまで迫ってきています。

「二人セゾン」MVの再生数がいかに爆発的なスタートダッシュを見せたかは、公開後3週間の積み上げを比べると、よく分かります。

(表6) YouTubeに公開されている乃木坂、欅坂、AKB48、BABYMETALの表題曲フルバージョンMVの公開後3週間の再生数上昇

凡例
アーティスト名
公開スタートから3週間が経過した時点での累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数 / 2週目の積み上げ再生回数 / 3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形態]

#「累計再生回数」「積み上げ再生回」ともに「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「000.0」は、まだ計算出来ない、未定の意味

乃木坂46
338.7万回 (192.8 / 088.1 / 057.8) サヨナラの意味 [full ver.]
272.9万回 (121.4 / 089.6 / 061.9) 裸足でSummer [full ver.]

欅坂46
000.0万回 (217.9 / 121.7 / 000.0) 二人セゾン [full ver.]
254.9万回 (131.2 / 075.0 / 048.7) 世界には愛しかない [full ver.]
320.9万回 (121.9 / 098.5 / 100.5) サイレントマジョリティー [full ver.]

AKB48
309.2万回 (195.3 / 065.8 / 048.1) ハイテンション [full ver.]
222.7万回 (136.4 / 053.8 / 032.6) LOVE TRIP [full ver.]

BABYMETAL
472.0万回 (210.4 / 135.1 / 126.5) KARATE [full ver.]


「二人セゾン」MVは、公開されてまだ15日しか経っていないので、3週目の積み上げは出ていませんが、1週目の積み上げ217.9万回、2週目が121.7万回というのは、最近のAKB48と乃木坂欅坂では、トップの数字です。

アイドル系グループの楽曲で、これに比肩するのは、私が知っている範囲では、BABYMETALの「KARATE」くらいです。

新人アイドルとしては、ちょっと考えられない再生数の推移で、「サイレントマジョリティー」MVを出した欅坂に対して、大きな期待感が寄せられている証拠じゃないでしょうか。


「二人セゾン」MVは、自身の再生数上昇速度が桁外れというだけでなく、波及効果が凄まじい。

(表7) YouTubeに公開されている乃木坂と欅坂のフルバージョンMVの、月曜〜日曜で定義した週による最近の再生数推移

凡例
曲名
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ 公開後経過週数) : 対象週の始めと終わりの日付
(日ごとの推移)
対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数 @ 公開後経過日数) : 日付

#「35W」と「244D」は、それぞれ、公開後35週目と244日目を表す
# この表における1週間は、月曜午前6時から翌週月曜午前6時までの7日。ただし、「1週目」は、配信が開始された日時から始まる
# この表における1日は、午前6時から翌日午前6時までの24時間。ただし、「1日目」は、配信が開始された時刻から始まる
#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された1週間に積み上げた再生回数を公開時間で割ったもの
#「対象日における再生回数上昇速度」は、指定された1日間に積み上げた再生回数
# 再生回数はすべて「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「00.0」「000.0」は、まだ計算出来ない、未定の意味
#「←」は、二人セゾンMVの公開が始まった週もしくは日

サイレントマジョリティー
07.3万回/日 (3141.5/+050.8 @ 35W) : 11/07(月)13(日)
09.6万回/日 (3208.8/+067.4 @ 36W) : 11/14(月)20(日) ←
12.0万回/日 (3292.7/+083.9 @ 37W) : 11/21(月)27(日)
(36週目における日ごとの推移)
09.3万回/日 (3150.8 @ 244D) : 11/14(月)
06.9万回/日 (3157.7 @ 245D) : 11/15(火)
06.6万回/日 (3164.2 @ 246D) : 11/16(水)
08.2万回/日 (3172.4 @ 247D) : 11/17(木) ← 二人セゾンMV公開日
10.3万回/日 (3182.7 @ 248D) : 11/18(金)
13.2万回/日 (3195.9 @ 249D) : 11/19(土)
12.9万回/日 (3208.8 @ 250D) : 11/20(日)

世界には愛しかない
02.6万回/日 (710.1/+018.3 @ 18W) : 11/07(月)13(日)
03.4万回/日 (734.2/+024.1 @ 19W) : 11/14(月)20(日) ←
04.0万回/日 (762.2/+028.0 @ 20W) : 11/21(月)27(日)

語るなら未来を
01.5万回/日 (372.2/+10.3 @ 17W) : 11/07(月)13(日)
01.9万回/日 (385.3/+13.1 @ 18W) : 11/14(月)20(日) ←
02.4万回/日 (402.1/+16.8 @ 19W) : 11/21(月)27(日)

裸足でSummer
01.9万回/日 (676.3/+013.0 @ 19W) : 11/07(月)13(日)
02.0万回/日 (690.6/+014.2 @ 20W) : 11/14(月)20(日) ←
02.1万回/日 (705.1/+014.5 @ 21W) : 11/21(月)27(日)

サヨナラの意味
07.0万回/日 (357.2/+048.9 @ 04W) : 11/07(月)13(日)
05.8万回/日 (398.0/+040.8 @ 05W) : 11/14(月)20(日) ←
04.9万回/日 (432.6/+034.6 @ 06W) : 11/21(月)27(日)


上表において「←」で指したところが、「二人セゾン」MVの公開週、あるいは公開日ですが、「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「語るなら未来を」のいずれのMVも、その週で再生数の上昇速度が明らかにアップし、次の週は、さらに勢いが増している。

一方、乃木坂の「裸足でSummer」と「サヨナラの意味」には、そういった顕著な「ブースト」は見られない。

つまり、「二人セゾン」MVの投入を切っ掛けに、既存の欅坂楽曲MVが、一斉に注目を集めた節がある。


すべてのMVが、TAKAHIRO氏が振り付ける、平手友梨奈センターの、格好良いダンスナンバーという基本路線を堅持しているため、関心を持った人が、次々とMVをハシゴしてる可能性がある。

従って、「サイレントマジョリティー」から入っても、「二人セゾン」から入っても、どこに興味を持っても、最終的には、すべてのMVを鑑賞する確率が高く、テレビ露出の度に、楽曲群MVが連動して再生数を伸ばすという状態になっているのだと思います。

「世界には愛しかない」MVが1千万回に届く可能性があると言えるのは、こういった連動性によって、今後も、再生数上昇速度が頻繁に勢いづくことを期待出来るからです。


逆に、「裸足でSummer」や「サヨナラの意味」は、時間経過に伴う上昇速度の低落を、反転させる要素に乏しく、どうしても厳しい見通しにならざるを得ません。

乃木坂のMVには、作品群を貫く基本パターンがなく、音楽面でも、歌、ダンス、メンバー構成に「定番」がない。

そのため、欅坂が享受しているような、MV再生数の一斉上昇は、機会が少なく、規模も小さくなってしまう。


こうなってくると、「サヨナラの意味」MVの再生数が、「二人セゾン」に本当に抜かされるのか、だとすれば、それはいつ頃なのか知りたくなります。

(表8) YouTubeに公開されている「サヨナラの意味」と「二人セゾン」のフルバージョンMVの、月曜〜日曜で定義した週による再生数推移

凡例
[サヨナラの意味 * 二人セゾンの公開後経過週数] 週目
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ 公開後経過週数) : 対象週の始めと終わりの日付
(日ごとの推移)
対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数 @ 公開後経過日数) : 日付

# 青色は「サヨナラの意味」赤色は「二人セゾン」のMVに関するデータ
# 表記法は基本的に(表7)と同じ

[05*01] 週目
05.8万回/日 (398.0/+040.8 @ 05W) : 11/14(月)20(日)
40.4万回/日 (151.4/+151.4 @ 01W) : 11/17(木)20(日)

[06 * 02] 週目
04.9万回/日 (432.6/+034.6 @ 06W) : 11/21(月)27(日)
19.9万回/日 (291.0/+139.6 @ 02W) : 11/21(月)27(日)

[07*03] 週目
00.0万回/日 (000.0/+000.0 @ 07W) : 11/28(月)04(日)
00.0万回/日 (000.0/+000.0 @ 03W) : 11/28(月)04(日)
(この週における日ごとの推移)
04.2万回/日 (436.8 @ 39D)16.0万回/日 (307.0 @ 12D) : 11/28(月)
03.9万回/日 (440.7 @ 40D)14.2万回/日 (321.2 @ 13D) : 11/29(火)
04.5万回/日 (445.2 @ 41D)14.5万回/日 (335.8 @ 14D) : 11/30(水)
04.5万回/日 (449.6 @ 42D)15.3万回/日 (351.1 @ 15D) : 12/01(木)
04.5万回/日 (454.2 @ 43D)15.5万回/日 (366.7 @ 16D) : 12/02(金)


12月2日(金)における再生数を比べると、「サヨナラの意味」は454万回、「二人セゾン」は367万回で、90万回ほどの差が付いています。

ただ、上昇速度は、乃木坂の4.5万回/日に対して、欅坂は15.5万回/日と、なんと11万回/日も下回っている。

この速度差がこのまま続くと9日間、つまり2週間足らずで、「サヨナラの意味」は、「二人セゾン」に並ばれることになる。

「二人セゾン」MVは、公開3週目なので、5週目には追いつく計算です。


公開してまだ日の浅い「二人セゾン」MVは、これから再生数の上昇スピードが急速に落ちていく可能性もあるので、累計で並ばれる時期は、もう少し先になるかもしれません。

しかし、「サヨナラの意味」が、最後まで逃げ切るのは、さすがにちょっと無理な気がします。

となると、「裸足でSummer」MVの再生数が、「世界には愛しかない」MVに追い抜かれた歴史を、繰り返すことになる。

次の表は、その出来事が起こったときの、再生数推移を示しています。

(表9) YouTubeに公開されている「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のフルバージョンMVの、月曜〜日曜で定義した週による再生数推移

# 青色は「裸足でSummer」赤色は「世界には愛しかない」のMVに関するデータ
# 表記法は基本的に(表7)と同じ

[11*10] 週目
03.1万回/日 (537.1/+021.6 @ 11W) : 09/12(月)18(日)
04.1万回/日 (530.5/+029.0 @ 10W) : 09/12(月)18(日)

[12*11] 週目
02.8万回/日 (556.9/+019.8 @ 12W) : 09/19(月)25(日)
03.8万回/日 (557.2/+026.7 @ 11W) : 09/19(月)25(日)
(この週における日ごとの推移)
03.3万回/日 (540.4 @ 074D)04.2万回/日 (534.8 @ 070D) : 09/19(月)
02.8万回/日 (543.2 @ 075D)03.8万回/日 (538.6 @ 071D) : 09/20(火)
02.4万回/日 (545.7 @ 076D)03.3万回/日 (541.9 @ 072D) : 09/21(水)
03.1万回/日 (548.7 @ 077D)04.2万回/日 (546.1 @ 073D) : 09/22(木)
02.2万回/日 (550.9 @ 078D)03.0万回/日 (549.1 @ 074D) : 09/23(金)
03.1万回/日 (554.0 @ 079D)04.3万回/日 (553.4 @ 075D) : 09/24(土)
02.9万回/日 (556.9 @ 080D)03.8万回/日 (557.2 @ 076D) : 09/25(日) ←

[13*12] 週目
02.5万回/日 (574.5/+017.6 @ 13W) : 09/26(月)02(日)
03.4万回/日 (581.0/+023.7 @ 12W) : 09/26(月)02(日)

[21*20] 週目
02.1万回/日 (705.1/+014.5 @ 21W) : 11/21(月)27(日)
04.0万回/日 (762.2/+028.0 @ 20W) : 11/21(月)27(日)


「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のMV公開時期は、前者が後者に4日先行しているだけで、ほぼ同じですが、スタードダッシュは、乃木坂が欅坂を上回っていて、再生数の累計も上昇速度も、優っていた。

ところが、「世界には愛しかない」MVの公開5週目、ちょうどCDが発売される週で、欅坂の上昇速度が乃木坂を逆転し、「裸足でSummer」を追い上げ始めます。

そして、上表のように、「世界には愛しかない」MV公開11週目の最終日、9月25日(日)に、遂に累計で乃木坂を抜くことになる。

上昇スピードの欅坂優位は、その後、今に至るまで変わらず、1千万回達成の可能性を含めて、乃木坂より好調な数字を維持しています。


「世界には愛しかない」MVは、「裸足でSummer」MVの4日後のスタートで、並ぶのに11週掛かっています。

一方、(表8)で指摘したように、「二人セゾン」MVは、「サヨナラの意味」MVの27日後から出発しているのに、場合によっては、5週で追いつく可能性すらある。

MV人気を巡る、乃木坂に対する欅坂の優位が、15枚目と2枚目より、16枚目と3枚目で、明らかに差が広がり、決定的になってきたように見えます。


「サヨナラの意味」MVは、乃木坂のことをよく知っているコアファン向きに、作られていると感じることがあります。

年末年始のテレビ露出を考えると、YouTubeで無料公開される秋シングルの表題曲MVは、乃木坂に初めて興味を持った人たちにとって、「玄関口」になる作品だと思いますが、それにしては、ちょっとディープに過ぎる印象を受ける。

どういう作品であれば、再生数が伸びるのか、よく分かりませんが、自分自身を振り返ってみても、「サヨナラの意味」MVより、「裸足でSummer」MVの方が、視聴回数が多い気がします。

扱うテーマはともかく、全体を包むテイストとして、「明るさ」や「軽さ」が、もっと入っていれば、個人的な再生数が、もっと増えたかなとは思います。


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