12月23日(金祝)のテレビ朝日『MUAIC STATION SUPER LIVE 2016』と31日(土)『第67回NHK紅白歌合戦』に、乃木坂と欅坂が出演して、「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」を披露しました。
影響力の大きな2つのテレビ系音楽祭において、続けてパフォーマンスしたことで、配信、動画、CDなど、楽曲セールスに関する各種指標が、年末から正月に掛けて、ダイナミックに動きました。
年が明け1週間が過ぎて、どの指標が、どのように動いたのか、徐々に全貌が見え始めてきたので、この辺で、「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」の数字を中心に、まとめておきたいと思います。
まずは、iTunes Store トップソングから。
(表1) iTunes Store トップソングにおける乃木坂「サヨナラの意味」の順位推移
凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間
[日ごとの順位推移]
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 対象日の日付
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「←」は、その週に曲が披露された主な音楽番組
乃木坂_16枚目表題曲「サヨナラの意味」
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日) ← Mステ(通常)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日) ← ベストヒット歌謡祭
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 05週目 11/28(月)04(日) ← ベストアーティスト
0-0-0-0-6 / 1-0-0 [0] : 06週目 12/05(月)11(日) ← FNS歌謡祭第1夜
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 07週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 08週目 12/19(月)25(日) ← Mステ SUPER LIVE
0-0-2-2-3 / 0-0-0 [0] : 09週目 12/26(月)01(日) ← 紅白歌合戦
0-2-2-3-0 / 0-0-0 [0] : 10週目 01/02(月)08(日)
[日ごとの順位推移]
==========(07週目)==========
070位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 41日目 12/12(月)
075位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 42日目 12/13(火)
088位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 43日目 12/14(水)
078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 44日目 12/15(木)
069位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 45日目 12/16(金)
056位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 46日目 12/17(土)
055位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 47日目 12/18(日)
==========(08週目)==========
062位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 48日目 12/19(月)
067位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 49日目 12/20(火)
081位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 50日目 12/21(水)
078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 51日目 12/22(木)
040位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 52日目 12/23(金) ← SL
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 53日目 12/24(土)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 54日目 12/25(日)
==========(09週目)==========
043位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 55日目 12/26(月)
041位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 56日目 12/27(火)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 57日目 12/28(水)
035位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 58日目 12/29(木)
049位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 59日目 12/30(金)
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 60日目 12/31(土) ← 紅白
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 61日目 01/01(日)
==========(10週目)==========
018位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 62日目 01/02(月)
020位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 63日目 01/03(火)
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 64日目 01/04(水)
023位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 65日目 01/05(木)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 66日目 01/06(金)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 67日目 01/07(土)
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 68日目 01/08(日)
#「SL」は「Mステ SUPER LIVE」
以前から指摘してきたように、「サヨナラの意味」は、音楽番組でのステージパフォーマンスを通して、集中的なテレビ露出を図ってきた割に、iTunes ランキングの推移に底堅さがなく、低落スピードが速い印象がありました。
日本テレビ『ベストアーティスト2016』の行われた配信5週目に、順位を維持して、踏み止まる傾向が見えたものの、6週目、7週目と、再び直線的な下降モードに戻っている。
しかし、『Mステ SUPER LIVE』の8週目、50位を割り込んでいた順位が、いきなり40位以内に跳ね上がり、『紅白歌合戦』のあった9週目は、さらに30位以内に食い込んでいく。
そして、年が明けると、遂に20位以内をマークします。
上表の後半に載せた「日ごとの順位推移」が示すように、『SUPER LIVE』と『紅白』による順位の上昇は、凄まじいものがあって、この2段階ブーストが「サヨナラの意味」をトップ20にまで押し上げたのは間違いありません。
楽曲セールスに対して、これほど劇的な効果があるのだから、「SUPER LIVE」や「紅白」にぜひ出たいと、多くの歌手が望むのは、当たり前ですね(笑)。
ただ、「サヨナラの意味」は、10週目の後半から、急速に順位を落としている節があって、今後、50位以内をどこまでキープ出来るかが、2017年序盤における、乃木坂の音楽的存在感を左右すると思います。
Mステや紅白で注目を集め上位へ入っても、楽曲そのものの人気が脆弱であれば、すぐに落ちてしまうので、ここからが正念場じゃないでしょうか。
順位リストの前の方に長く留まれば、それ自体が大きな宣伝になるので、出来るだけ粘って欲しい。
次に、「サヨナラの意味」と同じく、『SUPER LIVE』と『紅白』で披露された「サイレントマジョリティー」を見てみましょう。
(表2) iTunes Store トップソングにおける欅坂「サイレントマジョリティー」の順位推移
# 表記法は(表1)と同じ
#「A-B-C-D-E / F-G-H」は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
欅坂_1枚目表題曲「サイレントマジョリティー」
0-0-0-2-2 / 3-0-0 [0] : 37週目 12/12(月)18(日)
0-3-1-1-2 / 0-0-0 [0] : 38週目 12/19(月)25(日) ← Mステ SUPER LIVE
3-4-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 39週目 12/26(月)01(日) ← 紅白歌合戦
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 40週目 01/02(月)08(日)
[日ごとの順位推移]
==========(37週目)==========
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 251日目 12/12(月)
059位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 252日目 12/13(火)
063位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 253日目 12/14(水)
059位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 254日目 12/15(木)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 255日目 12/16(金)
037位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 256日目 12/17(土)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 257日目 12/18(日)
==========(38週目)==========
030位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 258日目 12/19(月)
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 259日目 12/20(火)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 260日目 12/21(水)
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 261日目 12/22(木)
012位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 262日目 12/23(金) ← SL
012位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 263日目 12/24(土)
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 264日目 12/25(日)
==========(39週目)==========
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 265日目 12/26(月)
011位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 266日目 12/27(火)
014位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 267日目 12/28(水)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 268日目 12/29(木)
016位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 269日目 12/30(金)
007位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 270日目 12/31(土) ← 紅白
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 271日目 01/01(日)
==========(40週目)==========
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 272日目 01/02(月)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 273日目 01/03(火)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 274日目 01/04(水)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 275日目 01/05(木)
009位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 276日目 01/06(金)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 277日目 01/07(土)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 278日目 01/08(日)
#「SL」は『Mステ SUPER LIVE』
「サイレントマジョリティー」は、YouTube 年間音楽動画ランキングで4位を獲得するなど、1年を振り返る時期に入って、再び注目を集めた感があり、iTunes トップソングも、11月終盤から、ときどき30位以内に入るなど、もともと高い順位で推移していました。
ただ、『SUPER LIVE』でのパフォーマンスは、決定的な上昇気流を生み出したようで、12月23日(金)に、一気に12位へアップしたあと、紅白まで20位以内に留まり続けます。
そして、大晦日のNHKホールで披露された途端、7位にジャンプして、以降、連続9日間、トップ10をキープしています。
順位推移に底堅さがあって、簡単には下降しない雰囲気が漂っている。
後で紹介しますが、「サイレントマジョリティー」は、配信ランキングだけでなく、動画の再生回数、CDセールス、ツイート数など、あらゆる楽曲指標が高い数字を示しており、曲に対する人気は、紛うことなき「本物」という印象が(笑)、ますます強くなってきました。
『SUPER LIVE』と紅白における「サイレントマジョリティー」のステージは、欅坂の2017年を、最高の形でスタートさせたと言っていいんじゃないでしょうか。
乃木坂と欅坂が紅白で歌った二曲について、配信ランキング以外の楽曲指標を紹介します。
最初に、MVの再生回数。
(表3) YouTubeに公開されている「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」MVの再生数推移
凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付期間
#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された対象週に積み上げた再生回数を日数で割ったもの
# 再生回数は「累計」「積み上げ」ともに「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「09W」はMV公開後9週目の意味
乃木坂_16枚目表題曲「サヨナラの意味」MV
04.0万回/日 (524.8/+027.8 @ 09W) : 12/12(月)18(日)
04.3万回/日 (554.6/+029.8 @ 10W) : 12/19(月)25(日) ← SL
05.1万回/日 (590.5/+035.9 @ 11W) : 12/26(月)01(日) ← 紅白
06.3万回/日 (634.5/+044.0 @ 12W) : 01/02(月)08(日)
欅坂_1枚目表題曲「サイレントマジョリティー」MV
11.8万回/日 (3564.0/+082.3 @ 40W) : 12/12(月)18(日)
13.8万回/日 (3660.3/+096.3 @ 41W) : 12/19(月)25(日) ← SL
17.4万回/日 (3782.0/+121.6 @ 42W) : 12/26(月)01(日) ← 紅白
22.7万回/日 (3940.9/+159.0 @ 43W) : 01/02(月)08(日)
#「SL」は『Mステ SUPER LIVE』
「サヨナラの意味」フルバージョンMVの再生回数積み上げ速度は、公開2週目から下がり続けていましたが、『SUPER LIVE』の週、つまり10週目に、初めて明確な反転上昇を示し、紅白を経て、新年には6万回/日を越えるレベルにまで回復します。
一方、「サイレントマジョリティー」は、さらに強烈で(笑)、『SUPER LIVE』の週に、13.8万回/日へ上昇すると、紅白週は17.4万回/日までアップ、年が明けると、なんと22.7万回/日に達し、12月序盤の2倍近いスピードになっている。
『SUPER LIVE』と『紅白歌合戦』が、MV再生回数の上昇速度を、大幅に押し上げたのは間違いないでしょう。
1月8日(日)が終わった時点で、累計再生回数は3940万回となり、上昇速度から考えて、今週半ばにも4千万回を突破する見込みです。
テレビ系大型音楽祭が開催された後、披露した楽曲の配信ランキングとMV再生回数上昇速度がアップするのは、珍しくありません。
ところが、今回、それに加えて、もう一つのセールス指標が顕著に上がっています。
CDの売り上げ枚数です。
(表4) オリコン週間ランキングにおける「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」のCDセールス推移
凡例
曲名
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売後経過週 対象週の日付期間
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯を示し、「1」がある順位帯に、その週、ランクインしている
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「※」は全国握手会の開催日と会場
#「50外」は50位圏外
乃木坂_16枚目シングル「サヨナラの意味」
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 82.8万枚 (82.8) : 01週目 11/07(月)13(日)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 03.9万枚 (86.6) : 02週目 11/14(月)20(日)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.7万枚 (89.4) : 03週目 11/21(月)27(日) ※ 23(水) 幕張メッセ
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.0万枚 (90.4) : 04週目 11/28(月)04(日)
16位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.7万枚 (91.1) : 05週目 12/05(月)11(日)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.2万枚 (92.3) : 06週目 12/12(月)18(日) ※ 17(土) ポートなごや
22位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 00.4万枚 (92.7) : 07週目 12/19(月)25(日) ← SL
14位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.4万枚 (93.1) : 08週目 12/26(月)01(日) ← 紅白
欅坂_1枚目シングル「サイレントマジョリティー」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.2万枚 (37.7) : 36週目 12/05(月)11(日)
37位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (37.8) : 37週目 12/12(月)18(日)
34位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (38.0) : 38週目 12/19(月)25(日) ← SL
18位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.3万枚 (38.3) : 39週目 12/26(月)01(日) ← 紅白
「サヨナラの意味」は、『SUPER LIVE』の週が、CD発売7週目に当たりますが、オリコン週間ランキングの順位、売り上げ枚数ともに、「通常」よりアップしたとの兆候は見当たりません。
また、紅白週では、順位が14位に上昇しているものの、売り上げ枚数は前週とほとんど同じで、大晦日のパフォーマンスがCDセールスを押し上げたかどうか、微妙なところです。
ところが、「サイレントマジョリティー」は、『SUPER LIVE』の週に2千枚、紅白週は3千枚と、明確に売り上げ枚数が伸び、順位も上がっています。
この欅坂のデビューシングルは、CDの発売週以来、握手会日程がすべて終わっても、週間ランキングで150位を割り込んだことがない。
DVD収録のMVを目当てに購入する方が多いのだと思いますが、アイドルとしては異例のCDセールスを見せてきた。
しかし、発売39週目で3千枚の18位というのは、さすがに常軌を逸した売れ行きで、『紅白歌合戦』でのステージがとんでもない「効果」をもたらしていると考えざるを得ない。
紅白は、30%を優に越える視聴率で、幅広い層の人々が視聴するので、気に入った音楽があれば「CDを買う」習慣のある方々が多数いたのかもしれません。
とにもかくにも、大晦日のパフォーマンスが、大きな反響を呼んだのは間違いないと思います。
さて、ここまでは、番組で披露した楽曲の指標です。
「サヨナラの意味」は、配信ランキングとMV再生回数上昇速度がアップ、「サイレントマジョリティー」は、その2つが驚異的なレベルにまで上昇した上、CDの売り上げ枚数も明らかな増加を示しています。
ただ、披露しなかった楽曲の指標にも、通常とは違う動きが認められます。
(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」の順位推移
凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# (SL)や(紅白)と、(括弧)で囲っているのは、その曲を披露していないことを示す
# 表記法は(表1)と同じ
乃木坂_15枚目表題曲「裸足でSummer」
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 22週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 23週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 24週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 25週目 01/02(月)08(日)
乃木坂_14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 39週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 40週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 41週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 42週目 01/02(月)08(日)
欅坂_3枚目表題曲「二人セゾン」
0-7-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 12/12(月)18(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-4-3-0-0 / 0-0-0 [0] : 05週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-1-6-0-0 / 0-0-0 [0] : 06週目 01/02(月)08(日)
欅坂_2枚目表題曲「世界には愛しかない」
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 19週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 20週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 1-6-0 [0] : 21週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 22週目 01/02(月)08(日)
乃木坂の楽曲は、紅白の翌週、「裸足でSummer」が、久しぶりに200位以内に現れ、iTunes ランキングの上昇傾向が見られたものの、ごく微かなもので終わっています。
一方、欅坂は、11月終盤以降、200位の圏外と圏内を行き来していた「世界には愛しかない」が、紅白の週で150位以内に完全復帰し、翌週も上昇気流を感じさせる推移を見せている。
表にはしていませんが、日ごとの順位変化を眺めると、大晦日を境に、100位以内へのジャンプアップが起こっているので、これは「サイレントマジョリティー」の「波及効果」だと思います。
紅白において、THE YELLOW MONKEY の吉井和哉さんが、欅坂の「サイレントマジョリティー」が好きでCDを求め、新曲の「二人セゾン」も買ったと話していました。
欅坂の場合、TAKAHIRO氏の振り付けによる、近いテイストのダンスナンバーが揃っているので、デビュー曲を気に入り、他の曲にも興味を持って、購買行動を起こす方は、少なくないのかもしれません。
こういった「波及効果」が、紅白のステージを介して、強化されている気がします。
とくに、欅坂のMV人気は、「サイレントマジョリティー」が牽引している印象がある。
(表6) YouTubeに公開されている、乃木坂「裸足でSummer」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」のMV再生数推移
凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付による期間
# 表記法は(表3)と同じ
乃木坂_15枚目表題曲「裸足でSummer」MV
02.1万回/日 (752.0/+014.9 @ 24W) : 12/12(月)18(日)
02.3万回/日 (768.2/+016.2 @ 25W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
02.4万回/日 (785.2/+017.0 @ 26W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
03.1万回/日 (806.7/+021.5 @ 27W) : 01/02(月)08(日)
欅坂_3枚目表題曲「二人セゾン」MV
11.8万回/日 (594.6/+082.4 @ 05W) : 12/12(月)18(日)
11.5万回/日 (675.3/+080.7 @ 06W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
12.1万回/日 (759.9/+084.5 @ 07W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
13.6万回/日 (855.3/+095.4 @ 08W) : 01/02(月)08(日)
欅坂_2枚目表題曲「世界には愛しかない」MV
03.6万回/日 (846.3/+025.4 @ 23W) : 12/12(月)18(日)
03.9万回/日 (873.3/+027.1 @ 24W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
04.0万回/日 (901.6/+028.2 @ 25W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
04.8万回/日 (934.9/+033.3 @ 26W) : 01/02(月)08(日)
上表では、「二人セゾン」MVの積み上げ速度が、明らかにアップしており、「サイレントマジョリティー」からの波及効果を強く感じさせます。
「裸足でSummer」MVも、確かに、公開25週目、26週目、27週目と上昇スピードは増加しているけど、年末年始のお休みに、MV視聴が盛んになるのは、十分予想されることで、「サヨナラの意味」の波及効果と呼ぶには、もう少し経緯を見守る必要があるでしょう。
さらに、「サイレントマジョリティー」は、2枚目、3枚目シングルのCDセールスに対しても、波及効果を及ぼしている節がある。
(表7) オリコン週間ランキングにおける乃木坂「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」のCDセールス順位推移
凡例
曲名
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売後経過週 対象週の日付期間
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯を示し、「1」がある順位帯に、その週、ランクインしている
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 表記法は(表4)と同じ
乃木坂_15枚目シングル「裸足でSummer」
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (85.2) : 20週目 12/05(月)11(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (85.2) : 21週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (85.2) : 22週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.0万枚 (85.3) : 23週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
乃木坂_14枚目シングル「ハルジオンが咲く頃」
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 38週目 12/05(月)11(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 39週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 40週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (82.9) : 41週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
欅坂_3枚目シングル「二人セゾン」
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.6万枚 (46.8) : 02週目 12/05(月)11(日)
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.0万枚 (48.7) : 03週目 12/12(月)18(日)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.1万枚 (49.8) : 04週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.1万枚 (50.9) : 05週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
欅坂_2枚目シングル「世界には愛しかない」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (39.3) : 18週目 12/05(月)11(日)
50位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (39.4) : 19週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (39.5) : 20週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
25位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (39.6) : 21週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
オリオン週間ランキングの順位と売り上げ枚数に、明白な影響が見て取れるのは、紅白週の「世界には愛しかない」で、売り上げ枚数が0.1万枚から0.2万枚に増加し、順位が50位圏外から25位に浮上しています。
「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」「二人セゾン」も、紅白週に波及効果を示唆する動きはあるけど、微かなもので「通常」の変動と区別できません。
結局、「サイレントマジョリティー」の紅白披露がもたらした顕著な波及効果は、「世界には愛しかない」については iTunes ランキングとCDセールスのアップ、そして「二人セゾン」は、MV再生回数の伸び加速だった。
発売間もない「二人セゾン」は、ダウンロード数やCD売り上げ枚数が、もともと大きいので、指標の数字が小さくなっていた「世界には愛しかない」に比べ、波及効果による上乗せが表れにくい面があると思います。
ただ、MV再生回数の上昇速度も、ベースの数値が大きい筈なのに、はっきり分かるアップが認められたのは、「二人セゾン」MVが、人を惹き付ける、インパクトのある映像作品だからかもしれません。
SUPER LIVE と紅白で披露した「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」は、そのステージによって、自身の楽曲指標をアップしただけでなく、他の楽曲にも、人々の関心を向ける切っ掛けとなっていました。
しかし、どの指標が、どこまで上昇したのかは、二つの曲で違いがある。
上述したように、iTunes Store トップソング順位、YouTubeのMV再生回数、オリコン週間ランキングについて、Mステ・紅白効果の大きさと広がりを調べると、乃木坂より、欅坂に、軍配が上がると言わざるを得ません。
実際、欅坂の好調な楽曲指標は、総合チャートである Billboard JAPAN Hot100 に反映されています。
(表8) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂と欅坂の楽曲ランキング
凡例
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 曲名
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
12/12(月)18(日) [12/26付]
(総合)06位 [S]04位 [R]56位 [L]05位 [T]14位 [M]07位 [F]06回 : 03週目 二人セゾン
(総合)10位 [S]10位 [R]64位 [L]09位 [T]17位 [M]85位 [F]09回 : 06週目 サヨナラの意味
(総合)28位 [S]36位 [R]00位 [L]33位 [T]31位 [M]10位 [F]40回 : 37週目 サイマジョ
(総合)95位 [チャート解析対象外] [F]21回 : 19週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 21週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 39週目 ハルジオンが咲く頃
12/19(月)25(日) [01/02付] ← Mステ SUPER LIVE
(総合)14位 [S]13位 [R]95位 [L]06位 [T]16位 [M]15位 [F]07回 : 04週目 二人セゾン
(総合)20位 [S]24位 [R]00位 [L]31位 [T]11位 [M]13位 [F]41回 : 38週目 サイマジョ
(総合)22位 [S]28位 [R]00位 [L]12位 [T]09位 [M]95位 [F]10回 : 07週目 サヨナラの意味
(総合)91位 [チャート解析対象外] [F]22回 : 20週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 22週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 40週目 ハルジオンが咲く頃
12/26(月)01(日) [01/09付] ← 紅白歌合戦
(総合)08位 [S]06位 [R]78位 [L]18位 [T]07位 [M]07位 [F]42回 : 39週目 サイマジョ
(総合)09位 [S]05位 [R]00位 [L]04位 [T]20位 [M]12位 [F]08回 : 05週目 二人セゾン
(総合)10位 [S]21位 [R]00位 [L]08位 [T]05位 [M]65位 [F]11回 : 08週目 サヨナラの意味
(総合)69位 [チャート解析対象外] [F]23回 : 21週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 23週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 41週目 ハルジオンが咲く頃
「サヨナラの意味」は、「[T] ツイート数」が、12/26付で17位だったものの、『SUPER LIVE』週の01/02付は9位、紅白週の01/09付は5位と、確実に話題をさらい、注目を集めています。
しかし、「サイレントマジョリティー」は、配信とCDセールスの合わせ技によって、紅白週であるCD発売39週目において「[S] ストリーミング数」を6位に持ち込み、好調なMV再生数の伸びで「[M] 国内動画再生回数」7位を獲得、圧倒的な楽曲人気を見せつけて、総合で8位に入っています。
また、この週、「二人セゾン」も、配信、CDセールス、MV再生回数を生かして総合9位に入り、10位の「サヨナラの意味」を上回る評価を得ている。
一方、「サヨナラの意味」は、配信成績のバックアップが弱いため、CDセールスは「サイレントマジョリティー」より大きいのに、紅白週の「[S] ストリーミング数」が21位と伸びず、さらに、「[M] 国内動画再生回数」が65位と、欅坂のレベルに追いついていない。
また、波及効果が弱く、「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」は、『SUPER LIVE』週、紅白週、ともに総合100位圏外で、「世界に愛しかない」を含めた3シングル表題曲がすべてランクインした欅坂と、くっきり明暗が分かれています。
平手友梨奈をセンターに据え、一貫した音楽コンセプトのもと、オリジナリティを追求してきた欅坂は、収録楽曲であれ、ステージであれ、MVであれ、作品そのものの魅力で勝負出来る力を、すでに十分蓄えているように思います。
そのため、一つの作品に触れて、引き込まれると、他の作品も次々と鑑賞したくなる「連動性」を備えていて、あらゆる入り口からファンが流れ込んで来る印象がある。
乃木坂は、2016年の3シングルにおいて、「卒業センター」を2回も採用し、ソロ曲、ユニット曲を連発したため、一貫した音楽コンセプトに乏しく、楽曲群を彩る全体イメージがない。
そのため、『SUPER LIVE』や紅白といった、度外れに影響力のある音楽番組でパフォーマンスしても、楽曲セールスの上昇は一過性に終わりがちで、他曲への波及効果も脆弱になっている。
(表6)で示した「二人セゾン」と「世界には愛しかない」のMVに関する、最新の累計再生回数と上昇速度を眺めると、欅坂が3シングル連続で表題曲MVの1千万再生を達成するのは、ほぼ確実な情勢です。
乃木坂は、CDセールス、つまりコアファンの人数では優っているものの、楽曲指標全体を調べると、音楽面の人気では、すでに欅坂に追い越されていると断言出来ます。
しかも、その差は、2017年早々から、さらに急速に開き始めている。
「卒業センター」と「ユニット」の連発を続け、今後も、音楽面での建て直しを先延ばしにすると、いずれCDセールスにも、ヒビが入ってくるでしょう。
平仮名「けやき」と3期の採用基準を見ても、欅坂と乃木坂は、異なるコンセプトで進み、「ジャンル」を棲み分ける計画のようだけど、今のままでは、無理だと思います。
乃木坂には、グループを貫くコンセプトがなく、最近のAKB48Gと同じく、人気を支えるのは「推し」メンバーのファンのバラバラな集合体という傾向が、日々、強くなっている。
AKB48Gが辿ったと全く同じ道を、乃木坂は歩み始めていて、ことあるごとに、楽曲人気の伴わない「ミリオン」を連呼し、「ミリオン」にこだわる姿勢は、まさに瓜二つです。
そして、AKB48Gがそうであったように、「ミリオン」を過信し、音楽面での改革を先送りしていると、あっと言う間に、歯止めのきかない人気低落が始まっていく。
CDセールスの数字に陰りが見えたら、もう手遅れです。
だからこそ、AKB48Gに関して、かなり早い段階から、このブログで危険な水域に入りつつあると、何度も書いてきたつもりですが、現実には、「総選挙」や「組閣」といった人事ごっこが延々と続き、結局、誰が見ても明らかな窮地に、はまり込んでしまった。
2014年の「総選挙」で指原莉乃が1位になった頃、AKB48に対して抱いたのと同じ危機感を、今度は、無関心な部外者ではなく、熱心なファンとして、乃木坂に感じるのは苦しいけど、グループに関する数字を見ていると、どうしても無視できないものがある。
乃木坂の楽曲とパフォーマンスは、以前のような、人々を惹き付ける魅力を失いつつあり、ライトファンの大規模な離脱が始まっている。
そして、何も手を打たなければ、2年ほどで、コアファン層の崩壊が本格化し、乃木坂は、今、AKB48Gが直面しているのと同じ問題に向き合うことになる。
「卒業センター」を止め、握手会主義による選抜固定化を改め、音楽パフォーマンスを重視した選抜を構築する。
簡単に言えば、チームとしてのダイナミズムを取り戻し、歌わない踊らないグループから、歌って踊るグループに変化することが、未来を切り開く有効な方法だと思います。
そして、乃木坂らしい音楽パフォーマンスが姿を現したとき、初めて、欅坂との棲み分けが可能になるでしょう。
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