ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

NGT48「青春時計」初動16.0万枚をどう評価すべきか、地域密着の理念と握手会商法の相克 [20Apr17]

2017-04-20 02:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月20日(木)〜22日(土) [単独ライブ] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 〜関東シリーズ 東京公演〜』 in 東京体育館
==============================
04月20日(木) 1日目 第1公演(18:30)
04月21日(金) 2日目 第2公演(18:30)
04月22日(土) 3日目 第3公演(12:00)&第4最終公演(17:00)
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04月20日(木) [ラジオ_FM] 20:10〜 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』 with 乃木坂46 in アルパークに、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月22日(土) [TV_地デ] 22:20〜22:54 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』に、秋元真夏が出演
04月22日(土) [ラジオ_AM] 23:00〜23:30 RCCラジオ『MUSIC ROOM』に、斎藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月23日(日) [CD特典] 17枚目第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
04月23日(日) [TV_地デ] 21:00〜21:54 日本テレビ『行列のできる法律相談所』に、生田絵梨花が出演

04月24日(月) [ラジオ_AM] 22:00〜24:00 RCCラジオ『RadiPrism』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)。なお、発売日に、福家書店新宿サブナード店において、『写真集お渡し会』が19:00より開催

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



新潟を拠点とするNGT48のデビューシングル「青春時計」は、オリコン第1週が16.0万枚の1位と発表されました。

ゴールデンボンバーが「#CDが売れないこんな世の中じゃ」というタイトルのシングルをリリースするほど(笑)、CDの売り上げが伸びなくなった時代に、敢えて、大型投資を必要とするメジャーアイドルをCDデビューさせたわけで、ブームが終わりつつあるとも囁かれるJ-POPアイドルの行方を占う上で、NGT48のセールスは重要な意味を持っています。

とくに、NGT48と同じく、「地域活性化」を旗印に、2017年夏のスタートを予定している瀬戸内のSTU48の今後には、少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。

今日は、「青春時計」のセールスに関する色々な数字を眺めながら、新人アイドルの登場が何をもたらしたのか、考えてみます。


まず、16.0万枚というオリコン初動を取り上げますが、比較する対象としては、ちょうど1年前にリリースされた欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリー」が適切だと思います。

NGT48の登場以前、AKB48Gにおける最後のCDデビューは、HKT48「スキ!スキ!スキップ!」ですが、リリースが2013年3月20日(水)と、今から、4年以上も前の出来事です。

音楽セールスの形態は、CDからネット配信への転換が、ここ数年で、急速に進んだ感があり、2013年と2017年のCD売り上げ枚数の差を、そのままグループや楽曲に対する人気の違いと捉えるのは、やや無理がある。

「サイレントマジョリティー」は、2016年と、まだ1年前の発売なので、時期的な面から、比べ易いと言えます。


加えて、NGT48と欅坂46は共に、ソニー・ミュージックのレコードレーベルからCDを発売しており、個別握手会参加券付きCDの販売を、forTUNE music が手掛け、売り方において共通点が多い。

そして、以下に示すように、握手会の規模と場所まで似ており、特典イベントに注ぎ込む基礎的な負担は、ほぼ同程度と仮定できます。

(表1) NGT48と欅坂46のデビューシングルのCDセールス比較

「青春時計」NGT48_デビューシングル
発売日 2017/04/12(水)
全国握手会 3会場 (幕張1 名古屋1 長岡1)
個別握手会 5会場 (横浜2 幕張1 京都1 長岡1)
総部数 388部(25人) 初動算入6次応募分まで
オリコン初動 16.0万枚
オリコン累計 16.0万枚 [発売01週目の2017/04/24付まで]

「サイレントマジョリティー」欅坂46_デビューシングル
発売日 2016/04/06(水)
全国握手会 3会場 (幕張1 名古屋1 京都1)
個別握手会 5会場 (横浜2 幕張1 京都1 名古屋1)
総部数 336部(21人) 初動算入8次応募分まで
オリコン初動 26.2万枚
オリコン累計 41.6万枚 [発売54週目の2017/04/24付まで]


「青春時計」の初動16万枚は、見方によって評価が分かれる数字だと思いますが、収支という観点からは、やや厳しい気がします。

「サイレントマジョリティー」とほぼ同じ規模の握手会を設定して、会場費、警備費、人件費、交通費、宿泊費などの経費が同程度と考えられる中、初動が10万枚違うのは、CD1枚千円として、総売り上げで1億円の差が出ている勘定です。

つまり、NGT48は、欅坂のデビューシングルより、1億円少ないCDセールスで、同じ規模の握手会を開催するわけで、レコード会社の経済的負担は、より大きいと推測されます。


衣装代、広告宣伝費、ミニイベント開催費といった、新曲キャンペーンに関わる経費と併せて調整するのかもしれないけど、何と言ってもデビュー曲なので、その辺をあまり削るわけにはいかない。

従って、今後、CDセールスが伸びるかどうかが重要ですが、オリコン初動で大きな数字を出し、マスメディアが一斉に取り上げ、「箔をつけ」て注目度を高めるという、48&46流のマーケッティング方程式が上手く稼動するには、20万枚に届かない第1週売り上げでは、ややパンチが弱い。

握手会の規模から考えて、ソニーは、「サイレントマジョリティー」の26.2万枚を越える初動を叩き出し、「女性アーティストのデビューシングル初週売上歴代1位」と、再度、取り上げられることを狙っていたのかもしれません。

あるいは、そこまで行かずとも、HKT48「スキ!スキ!スキップ!」の25.1万枚に肉迫すれば、音楽業界全体で、CDの売り上げ枚数が落ちている中、勢いのある新人グループの登場と、評価されることを期待していた可能性はある。


一つ疑問を感じるのは、NGT48は地域密着型アイドルを謳いながら、なぜ、欅坂と同じレベルに、首都圏に軸足を置いた握手会を、ここまで大規模に設定したのかという点です。

地方都市を本拠地とする以上、最初の知名度が低いのは当然で、地元ファンを重視しながら、徐々に人気を広げていくからこそ、地域の活性化を含めた意義がある。

そして、握手会も、地元会場を中心に据え、もっと小さな規模で始めるのが、適切なスタートで、そういった設定から生み出された初動であれば、16万枚どころか、10万枚でも、大成功だったと思います。


しかし、実際には、5会場中3つが関東である、総部数390の大規模な個別握手会が組まれ、欅坂と同じような、首都圏中心のアイドルを目指す形になっている。

こうなると、特典イベントの開催費を賄うだけでなく、ファン獲得において、東京エリアで競合する欅坂や乃木坂に負けないよう、人気の勢いを見せる必要があり、16万枚では、やはり物足りない。

新潟という地域に根ざしたアイドルというコンセプトと、首都圏をファン開拓の中心に置き、大きなCDセールスを挙げようとする販売戦略が、矛盾を孕んでいて、軸足がふらつく中、初動16万枚という数字への評価も、定まらず宙に浮いている感があります。


瀬戸内のSTU48も同じですが、もしレコード会社が、デビューシングルから、20万、30万を越える売り上げ枚数を求めるのなら、本格的な地域密着型アイドルは難しく、ほとんどの握手会が関西や関東の大都市圏で開催される、「全国区」アイドルにならざるを得ないでしょう。

しかも、AKB48Gの場合は、「兼任」という制度があるので、人気の高まったメンバーは、AKB48の選抜に入り、結局、東京を本拠として活動なんてことになりかねない(笑)。

地元重視のグループである筈なのに、いつの間にか、中心メンバーが軒並み東京で活動するのは、まるでコントのような話ですが、過去の例から考えて、その可能性は否定出来ません。


テレビ朝日『MUSIC STATION』やTBS『COUNT DOWN TV』といった影響力の大きな音楽番組が、楽曲ランキングを、オリコン型のCDセールス重視から、Billboard JAPAN Ho100 型の複数項目による総合評価に切り替えつつある中、レコード会社が、CDの売り上げ枚数をひたすら追求する姿勢を転換出来るかどうかが、地元に根付き、地域を活性化するアイドルを生み出せるかどうかを左右すると思います。

もちろん、加えて、「兼任」をさせない運営方針も必要でしょう(笑)。

こういった決断なしに進むと、他のAKB48姉妹グループのように、本拠地を表す名前を持ちながら、思い付く主要メンバーは、ほとんどがAKB48本体で活動する、地元感のない中央集権アイドルになってしまう。

そして、地域性が薄く、チームとしての結束さえ伝わってこない、メンバーの寄せ集め選抜こそが、AKB48Gの人気低落を招いた、原因の一つじゃないでしょうか。

まあ、政治の世界だけでなく、アイドル界においても、地方分権は実現がとても難しいのかもしれません(笑)。


せっかくのデビューシングルなのに、辛口の話になってしまって、申し訳ありません。

ただ、「青春時計」は、CDセールス以外の楽曲指標に目を転じると、最近のAKB48Gでは見られない、好調な数字が幾つか出ています。

発売1週目の楽曲人気を探るため、次に、Billboard JAPAN Hot100 を見ていきます。

(表2) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48が最近リリースしたシングル表題曲のCD発売週順位

凡例
[BJ] Hot100総合順位 各項目の順位 [OC] オリコン順位 (オリコン初動) 曲名 グループ名

#「各項目」の意味は、「S」ストリーミング数、「R」ラジオ放送回数、「L」PCによる読み取り数 (ルックアップ)、「T」 ツイート数、「M」国内動画再生回数、「F」ランクイン回数
#「各項目の順位」における「00」は、100位圏外
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
# すべての曲について、CD発売週の Hot100 とオリコン週間ランキングを示している

========== AKB48姉妹グループ ==========
[BJ]01位 S01/R25/L05/T03/M00/F02 [OC]01位(16.0) 青春時計 NGT48
[BJ]01位 S01/R00/L12/T07/M00/F01 [OC]01位(21.0) バグっていいじゃん HKT48
[BJ]02位 S01/R83/L06/T11/M00/F03 [OC]01位(26.7) 僕以外の誰か NMB48
[BJ]01位 S01/R27/L20/T07/M00/F04 [OC]01位(25.2) 金の愛、銀の愛 SKE48

========== AKB48 ==========
[BJ]01位 S01/R08/L01/T04/M00/F02 [OC]01位(102.5) シュートサイン
[BJ]01位 S01/R08/L03/T04/M10/F04 [OC]01位(118.0) ハイテンション
[BJ]01位 S01/R08/L01/T06/M00/F04 [OC]01位(117.8) LOVE TRIP
#「LOVE TRIP」のオリコン初動は45枚目シングル「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」の売り上げ

========== 乃木坂46 ==========
[BJ]01位 S01/R04/L01/T02/M09/F04 [OC]01位(87.5) インフルエンサー
[BJ]01位 S01/R03/L01/T01/M34/F04 [OC]01位(82.8) サヨナラの意味
[BJ]01位 S01/R05/L01/T03/M17/F05 [OC]01位(72.8) 裸足でSummer

========== 欅坂46 ==========
[BJ]01位 S01/R04/L01/T01/M04/F04 [OC]01位(63.3) 不協和音
[BJ]01位 S01/R07/L01/T02/M07/F04 [OC]01位(44.2) 二人セゾン
[BJ]01位 S01/R08/L01/T03/M16/F06 [OC]01位(32.3) 世界には愛しかない
[BJ]01位 S01/R07/L01/T02/M03/F04 [OC]01位(26.2) サイレントマジョリティー


CD発売週の「青春時計」は、オリコンだけでなく、Hot100の総合ランキングでも1位を獲得しています。

16.0万枚のCDセールスに、おそらく好調なネット配信が加味され「S ストリーミング数」が1位、また、48G新人アイドルの久しぶりのデビューが注目を集め「T ツイッター数」は3位と高く、これらが総合1位の原動力になったと思います。

さらに、「R ラジオ放送回数」の25位は、他の姉妹グループと比べ、かなりの高順位で、エアプレイを通したキャンペーンが機能したことを窺わせます。


一方、少し気になるのは、「M 国内動画再生回数」の100位圏外と、「L ルックアップ」の5位です。

後で示すように、AKB48Gの各グループが、最近、MVの無料公開をショートバージョンに留める中、NGT48は、表題曲MVを発売4週前からフルバージョンで載せ、発売後もそのままアップし続けている。

しかし、発売週を含めた、この公開5週の間、「M 国内動画再生回数」で、まだ一度も100位以内に入っていません。


「青春時計」はTBS『CDTV』4、5月のオープニングテーマに採用され、毎回番組冒頭で、MVをがっつり流してくれる上、発売週の放送回である15日(土)深夜は、かなり長めのNGT48特集を組んでいたので、M項の100位圏内にランクインする好機でしたが、順位は付きませんでした。

M項ランキングで100位以内に入るのは簡単なことではないけど、制作に時間と労力、そしてお金の掛かるMVをフルバージョンで無料公開する以上、動画分野で、Hot100に曲名を載せたいところです。

今後、グループの知名度がもっと上がっていけば、動画ランキングに入ってくると思いますが、「青春時計」MVを観て感じるのは、数多のアイドルがひしめき合う世界に飛び込んでいく割には、さらっとソフトで、総花的なテイストに仕上がっていて、J-POPの楽曲と新人アイドルを売り込むビデオとしては、もう一捻り、二捻り欲しいかなと。


次に、「L ルックアップ」ですが、発売週に5位というのは、最近の48G姉妹グループの楽曲としては、決して低い順位ではない。

しかも、上位に入った4曲は、以下のように、いづれもCDの売り上げ枚数が多く、オリコン順位も10位以内と高いので、運が悪かった面はある。

しかし、それでも「青春時計」の5位が気になるのは、デビュー曲だからです。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 の4月24日付チャートにおける、「ルックアップ」ランキングのトップ5

# 表記法は(表2)と同じ。「02週目」は、4月24日付チャートの対象週が、「不協和音」のCD発売2週目に当たるとの意

[BJ]02位 S02/R18/L01/T01/M03/F05 [OC]02位(03.7) : 02週目 不協和音
[BJ]08位 S09/R00/L02/T15/M13/F07 [OC]10位(01.1) : 04週目 インフルエンサー
[BJ]03位 S03/R11/L03/T02/M68/F04 [OC]06位(02.3) : 01週目 太陽も月も
[BJ]04位 S04/R00/L04/T38/M00/F01 [OC]03位(03.4) : 01週目 アンチクロックワイズ
[BJ]01位 S01/R25/L05/T03/M00/F02 [OC]01位(16.0) : 01週目 青春時計

#「太陽も月も」は GENERATIONS from EXILE TRIBE の曲、「アンチクロックワイズ」は After the Rain(そらる×まふまふ) によるTBS系アニメ『クロックワーク・プラネット』のエンディング曲


J-POPの新人が登場すると、「まずは曲を聴いてみよう」というのが普通のアプローチですが、48&46の場合は、「まずは握手をしてみよう」という人が相当な割合を占めることがある(笑)。

CDデビューの段階から、楽曲に興味のあるライトファンより、特典イベントに惹かれるコアファンが多くなってしまうと、その後、音楽面に力を入れても、配信や動画の人気が上昇しづらくなって、グループの外に向かったアピールが弱くなるかもしれない。

多数のライトと少数のコアというのが自然なファン構成で、とくにメンバーの知名度がまだ低いデビューシングルでは、乃木坂もそうでしたが、店頭セールスが個別握手会セールスを大きく上回るなど、ライトファンの比率が高い傾向がある。

しかも、NGT48は、地域に根ざした活動を謳っているので、乃木坂以上に、分厚いライト層を抱えていると予測していました。

ところが、16万枚を売り上げて、ルックアップが5位というのは、コアファンによる複数枚買いが、かなりの分量入っていることを示唆する成績で、本来、ライトファンが多い筈のデビュー曲としては、意外な印象だった。

よく考えてみると、上述のように、「青春時計」は、コアファンの大票田とも言うべき首都圏で(笑)、3会場も個別握手会を設定しており、こういったアグレッシブにCDセールスを追求する姿勢によって、コアファンの比率が、通常より高くなったのかもしれません。


CDを大量に売り上げ、オリコンで断然の1位を獲得しているのに、発売週の「L ルックアップ」で1位を逃すのは、グループにとって危険なサインです。

実際、好調な坂道と、人気の伸び悩みが目立つAKB48Gで、この指標はくっきり明暗が分かれている。

(表2)が示すように、欅坂は、リリースした4シングル表題曲すべてで、発売週「L ルックアップ」が1位を獲得し、乃木坂も、9枚目表題曲「夏のFree&Easy」の4位を最後に、10枚目以降は、ずっと1位に入っています。

一方、AKB48は、2016年度にリリースした4つのシングル表題曲の中、「翼はいらない」が2位、「ハイテンション」が3位と、半分の2作が1位を逃している。

さらに、48姉妹グループは、(表2)が示すように、1位どころか、トップ10に入らない曲もあり、発売週「L ルックアップ」の順位低下が、ライブや握手会の観客動員力と連動しているようにも見える。

「青春時計」の5位は、現在の「支店」グループがリリースした曲としては、悪くない順位だけど、新人グループのデビュー曲という角度で眺めると、心配になる面があって、2枚目以降のシングルも、「L ルックアップ」を注視した方が良いと思います。


最後に、「青春時計」に関する iTunes Store トップソングとMV再生回数の状況を、他グループのデータと一緒に載せておきます。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂、欅坂、AKB48Gが最近リリースした楽曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名 [収録CDのタイプ] グループ名

# 上記 A〜H と Z は、全配信期間において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、配信開始日から2017年4月18日(火)まで、毎日1回記録した順位データをまとめている
# 同一曲が複数の配信源を持つ場合は、もっとも成績の良かった配信源を載せている。「劇」は劇場盤、「A」はTypeA

========== AKB48姉妹グループ又は派生ユニット ==========
00-02-01-04-00 / 01-00-00 [000] (008/008日; 14位) 青春時計 NGT48
06-03-01-03-00 / 08-00-00 [000] (021/021日; 04位) 誰のことを一番 愛してる? 坂道AKB
00-00-00-00-00 / 02-01-02 [058] (005/063日; 60位) バグっていいじゃん [劇] HKT48
00-00-00-00-00 / 03-03-02 [111] (008/119日; 56位) 僕以外の誰か [A] NMB48
00-00-00-01-00 / 03-01-07 [233] (012/245日; 40位) 金の愛、銀の愛 [A] SKE48

========== AKB48 ==========
00-01-02-01-02 / 11-05-11 [007] (033/040日; 18位) シュートサイン [A] AKB48
02-02-02-00-01 / 28-17-13 [089] (065/154日; 09位) ハイテンション [A] AKB48
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [209] (022/231日; 07位) LOVE TRIP [A] AKB48

========== 乃木坂46 ==========
09-06-11-08-01 / 00-00-00 [000] (035/035日; 04位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-36-08 [001] (167/168日; 03位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [206] (067/273日; 08位) 裸足でSummer

========== 欅坂46 ==========
14-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (014/014日; 01位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 56-06-00 [000] (140/140日; 02位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-31 [111] (141/252日; 03位) 世界には愛しかない
47-40-42-44-69 / 121-15-00 [000] (378/378日; 01位) サイレントマジョリティー


iTunes Store において、デビューシングル「青春時計」の収録曲は、乃木坂、欅坂と同じく、オフボーカルなしで1パッケージにまとめた「Special Edition」として配信されています。

AKB48Gの楽曲と違って、一つの曲に対する配信源は一つなので、その分、ダウンロード数を稼ぎ易い面があり、確かに、48姉妹グループの最新シングル表題曲に比べると、高い順位帯に食い込んでいる。

ただ、「Special Edition」による底上げ効果があるとしても、「支店」の楽曲が50位以内に入ることが滅多にない中、「青春時計」の最高14位、50位圏内7日間は、突出して良好な数字です。

最終的な成績が出ないと判断できませんが、個人的感触として、姉妹グループに比べ、楽曲人気そのものが高い気がします。

新しいアイドルグループが登場するなんて、そうそうあることではないので、取り敢えず、曲を聴いてみたいという人が少なからず現れているんじゃないでしょうか。

 

ところで、ちょっとだけ欅坂の話をすると、4月18日(火)、「不協和音」は連続14日間のトップ10を達成し、「二人セゾン」の12日間を抜いています。

ただ、19日(水)深夜の現時点で13位に下がっており、初期のトップ10ランクインは14日になりそうです。

ちなみに、「サイレントマジョリティー」は、上表のように、47日間トップ10に入っていますが、配信開始からの初期30日では29日ランクインし、その後、11位以下に去っている。

凄まじい記録ですが、なぜ、ここまで曲が受けたのか、当時も、今も、理由はよく分かりません(笑)。


次に、公開初期におけるMV再生回数の伸びを載せておきます。

(表5) 乃木坂、欅坂、AKB48Gが最近、YouTube公開した楽曲MVの初期3週間での積み上げ再生回数

凡例
MV公開から3週間経過した時点での累計再生回数 (1週目における積み上げ再生回数 / 2週目 / 3週目) 曲名 [MV形態] グループ名

========== AKB48姉妹グループ又は派生ユニット ==========
070.9万回 (043.5 / 015.1 / 012.2) 青春時計 [full ver.] NGT48
167.9万回 (134.2 / 017.8 / 016.0) 誰のことを一番 愛してる? [short ver.] 坂道AKB
028.1万回 (016.8 / 006.7 / 004.5) バグっていいじゃん [short ver.] HKT48
040.6万回 (027.4 / 008.3 / 004.9) 僕以外の誰か [short ver.] NMB48
014.1万回 (007.9 / 003.5 / 002.6) 金の愛、銀の愛 [special edit ver.] SKE48

========== AKB48 ==========
057.9万回 (033.9 / 015.0 / 009.1) シュートサイン [short ver.]
309.2万回 (195.3 / 065.8 / 048.1) ハイテンション [full ver.]
222.7万回 (136.4 / 053.8 / 032.6) LOVE TRIP [full ver.]

========== 乃木坂46 ==========
506.4万回 (279.4 / 118.9 / 108.1) インフルエンサー [full ver.]
338.7万回 (192.8 / 088.1 / 057.8) サヨナラの意味 [full ver.]
272.9万回 (121.4 / 089.6 / 061.9) 裸足でSummer [full ver.]

========== 欅坂46 ==========
768.2万回 (397.6 / 193.7 / 177.0) 不協和音 [full ver.]
449.0万回 (217.9 / 121.7 / 109.3) 二人セゾン [full ver.]
254.9万回 (131.2 / 075.0 / 048.7) 世界には愛しかない [full ver.]
320.9万回 (121.9 / 098.5 / 100.5) サイレントマジョリティー [full ver.]


「青春時計」MVは、48Gでは、おそらく「ハイテンション」以来のフルバージョン公開じゃないでしょうか。

そして確かに、1週目43.5万回、2週目15.1万回、3週目12.2万回を積み上げ、坂道AKBの「誰のことを一番 愛してる?」MVを除けば、良好な再生数の伸びを示しています。

とはいえ、(表2)で指摘したように、Hot100「M 国内動画再生回数」の100位圏内に入ったことはまだなく、MV人気をさらに高める工夫が必要なのかもしれません。


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