ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「あの教室」MVはダンスで綴る少女の心象風景ドラマ、欅「サイマジョ」の凄まじいCDセールス [29Oct16]

2016-10-29 04:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

10月28日(金)〜30日(日) 日テレ HALLOWEEN LIVE 2016 in 国立代々木競技場第一体育館。乃木坂は1日目金曜、欅坂は2日目土曜に登場する予定

10月28日(金) 26 : 20 〜 27 : 05 [地デ] 日本テレビ『東京暇人〜TOKYO hi-IMAGINE〜』に、秋元真夏と松村沙友理が出演

10月29日(土) 15枚目第4回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

10月30日(日) 13 : 30 〜 14 : 00 [地デ] フジテレビ『KinKi Kidsのブンブブーン』に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演

ろってぃが、カラオケバトルに3度目の挑戦!!
11月02日(水) 18 : 55 〜 21 : 00 [地デ] テレビ東京『THEカラオケ★バトル 最強女子ボーカリストNo.1決定戦5』に、川村真洋が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



齋藤飛鳥と堀未央奈による16枚目カップリング曲「あの教室」のMV、なかなか良いですね。

学校の教室、紙袋で顔をすっぽり覆った齋藤飛鳥に、教師が詰め寄る冒頭のシーンを観て、「こんにちは、山岸聖太です」と名刺を渡されたような気分になった(笑)。

12枚目「太陽ノック」に収録された伊藤万理華と桜井玲香のペアPV、さらに、13枚目「今、話したい誰かがいる」の西野七瀬「靴を履かない理由がない」と深川麻衣「また、茶でも」。

これまで山岸監督が手掛けた映像作品のシーンが一気に頭を駆け巡り、「ああ、また癖のあり過ぎる学園ドラマを堪能出来るんだろうな」と、覚悟しながら見始めました。


ところが、想定していた山岸ワールドが展開したのは、最初と最後のドラマ部分だけで、しかも従来と比べて割とあっさりしてる(笑)。

そして、ほとんどが二人のダンスシーンで占められ、これがコミカルで面白い。

とくに振り付けがユニークで、「シェー!」に近いポーズや、剣道の面打ち練習だったり、「なんじゃ、それは?!」という新鮮な驚きが随所にあって、観ていて素直に楽しめました。


また、斬新なフリだけでなく、二人によるダンスシーンには、同一性や対称性のない別々の動きによって、心をぶつけ合う「会話」があり、そこに、学校の屋上やステージ上での、あしゅと堀ちゃん、それぞれのソロダンスによる「独白」が加わって、一つの物語が形成されている。

クラスで浮きまくりながらも、独自の感性に従って、やりたいように振る舞う奔放な齋藤飛鳥に、堀未央奈が徐々に惹かれていき、やがて自分の個性に目覚めていく、そんな流れがダンスによって表現されていて、不思議な雰囲気のミュージカルといった風味です。

二階の教室の真下に位置する、運動場の端で、左手を上、右手を下に向けたポースで、仰向けになって斜めに寝てたら、それだけで飛び降り後という雰囲気がバンバンに漂い、皆が大騒ぎするなんて、目の付けどころが秀逸な、見事なシーンだと思う(笑)。

ちなみに、振り付けを担当されたのは井手茂太氏で、椎名林檎や東京事変のMVを手掛けたことがあるそうです。


ところで、ダンス物語の終盤、山の頂上に太陽が位置する、ダイヤモンド富士のような絵の垂れ幕をバックに、二人がこちらを向いて踊るシーンは、手の動きが揃ってなくて、ちょっと気になりました。

あしゅの手の動きが速く、堀ちゃんが遅くて、あるいは、二人の仲が接近したのだけど、疾走する齋藤飛鳥のスピードに付いていけない堀未央奈を見せたかったのかもしれません。

しかし、そうであったとしても、手を振り回すとき、二人とも要所要所の「止め」が甘く、動きが流れてしまい、ダンスの「和音」が出来ていないように感じました。

おそらく、筋力がまだ足りなくて、キレが十分に出せていないのだと思います。

この辺は、伊藤万理華に踊ってもらうと、鮮やかな動きを見せてくれる気がします、まりっかは、すばらしい上腕二頭筋持ってますから(笑)。


とは言え、この作品は、成長途上にある少女が、毒とブラックをたっぷり吐き出しつつ、まだ幼さの残る可愛らしさを振りまく点に、大きな魅力があると思うので、やや未完成な部分があったとしても、それこそまさに見所ということなのかもしれません。

そもそもアイドルを好きになるのは、完成されたスキルを堪能するためではなく、今はまだ未熟ながら、坂の上を目指そうとする「ひたむきさ」や「可愛さ」に惹かれるからで、齋藤飛鳥と堀未央奈の魅力を存分に引き出した「あの教室」MVは、アイドル作品の王道という気さえします。

実際、エキセントリックなダンスやドラマが展開する一方、頻繁に履き替える靴下、場面ごと新しく纏う衣装など、二人の美少女ビジュアルをより効果的に魅せることに、かなりの力点が置かれています。

 

アイドルのMVに通常期待される、明るさ、元気さ、可愛さ、華やかさなどが、ちゃんと盛り込まれていて、観ていて「そうそう、これこれ」といったフィット感を覚えます(笑)。

しかも、「サヨナラの意味」MVが、かなり重いテイストなので、ユーモアに溢れた軽妙な仕上がりには、ほっとするものがある。

表題曲との対比から、自分の中で、評価が高くなっている面はあるけど、良く出来た、とても面白い作品だと思いました。


さて、私の評価はともかく、アイドルが人気商売である以上、どうしても気になるのが他人の評価で(笑)、さっそくMVの再生回数を見てみましょう。

まずは、「サヨナラの意味」MVから。

(表1) 「裸足でSummer」と「サヨナラの意味」のYouTube公開MVの初期7日間における再生数上昇推移

凡例
「裸足でSummer」MV(full ver.)のデータ「サヨナラの意味」MV(full ver.)のデータ : 経過日数

# 「データ」の内容は、
その経過日における再生回数上昇速度 (その経過日終了時点での累計再生回数)
#「経過日数」の「01日目」は、公開開始時刻から、24時間経過時刻までの1日、「02日目」は、24時間経過時刻から48時間経過時刻までの1日、「03日目」は、48時間経過時刻から72時間経過時刻までの1日、といった形で日を指定している
#「再生回数上昇速度」は、その1日の再生数増分。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計再生回数」は、その1日が終了する時刻における累計再生数。「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

01日目 : 23.9万回/日 (023.9)54.9万回/日 (054.9)
02日目 : 27.7万回/日 (051.6)41.4万回/日 (096.3)
03日目 : 17.9万回/日 (069.5)29.2万回/日 (125.4)
04日目 : 12.2万回/日 (081.7)20.8万回/日 (146.3)
05日目 : 14.3万回/日 (096.1)19.7万回/日 (166.0)
06日目 : 12.3万回/日 (108.4)15.6万回/日 (181.7)
07日目 : 13.0万回/日 (121.4)


前作「裸足でSummer」のMVは、乃木坂の歴代表題曲と比べて、非常に勢いのあるスタートを切ったんですが、「サヨナラの意味」は、それを上回る速度で再生数を積み上げています。

10月21日(金)の正午に公開が始まり、ちょうど6日経った27日(木)正午における累計再生数は、上表のように、180万回を越えています。

「サヨナラの意味」MVの公開開始は、CD発売の18.5日前に当たり、「裸足でSummer」と全く同じタイミングです。

15枚目表題曲は、CD発売日に、260万回の再生数を記録していますが、橋本奈々未の卒業ソングである16枚目表題曲は、立ち上がりの人気をこのまま維持すれば、300万回突破が視野に入ってくるでしょう。


一方、「あの教室」は、16枚目TypeAの限定収録曲であり、かつ一番最初にMVが公開されたことから、前作における白石麻衣ソロの「オフショアガール」と同様、表題に次ぐ重要楽曲との位置づけに見える。

まだ初日のデータしかありませんが、表題曲と同じく、16枚目が15枚目を越える上昇速度を見せており、橋本奈々未のグループ卒業と芸能界引退の発表によって、これまで以上に、乃木坂への関心が高まっていると考えられます。

(表2) 「オフショアガール」と「あの教室」のYouTube公開MVの初期7日間における再生数上昇推移

凡例
「オフショアガール」MV(full ver.)のデータ「あの教室」MV(full ver.)のデータ : 経過日数

#「オフショアガール」のデータは、フルバージョンMVに関するもの
# 表示形式は(表1)と同じ

01日目 : 17.0万回/日 (17.0)24.2万回/日 (24.2)
02日目 : 09.5万回/日 (26.5)
03日目 : 06.5万回/日 (33.1)
04日目 : 04.0万回/日 (37.1)
05日目 : 03.2万回/日 (40.3)
06日目 : 03.1万回/日 (43.4)
07日目 : 03.1万回/日 (46.5)


16枚目を巡る盛り上がりを反映して、「サヨナラの意味」は、10月31日付ビルボードで、総合8位に初登場しています。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 における、「サヨナラの意味」の最新ランキング

凡例
「曲名」アーティスト名
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 集計対象となった期間の日付

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

「サヨナラの意味」乃木坂46
(総合)08位 [S]00位 [R]54位 [L]00位 [T]01位 [M]24位 [F]01回 : 03週前 10/17(月)23(日)


上記ランキングの集計期間は、生放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」で橋本奈々未が「卒業」を発表し、「サヨナラの意味」というタイトルが告知され、フルバージョンMVが公開された先週で、「ツイート数 [T]」の1位から、大きな注目を集めたことが分かります。

また、MVは金曜正午の公開で、集計締切まで、おそらく2日半しか時間がないにも関わらず、公開直後における、再生数の強烈な積み上げによって、「国内動画再生回数 [M]」で、24位というハイレベルな順位を叩き出しています。

さらに、乃木坂メンバーがレギュラー出演するラジオ番組での曲放送を中心に、エアプレイが充実したようで、「ラジオ放送回数 [R]」は54位という良好なランキングを獲得している。

斉藤優里、新内眞衣、衛藤美彩、中田花奈、若月佑美、中元日芽香と、メンバーがアシスタントやMCを務めるラジオ番組は、確か6つくらいある。

とくに、ななみんが出演した番組の後に続く「オールナイトニッポン0 [ZERO]」水曜日は、まいちゅんの冠番組で、今後も、16枚目収録楽曲の放送を期待出来ます(笑)。


参考までに、「サヨナラの意味」の1週間後、11月16日(水)に発売されるAKB48「ハイテンション」のMVに関する数字を載せておきます。

(表4) 「LOVE TRIP」と「ハイテンション」のYouTube公開MVの初期7日間における再生数上昇推移

凡例
「LOVE TRIP」MV(full ver.)のデータ「ハイテンション」MV(full ver.)のデータ : 経過日数

# 表示形式は(表1)と同じ

01日目 : 31.0万回/日 (031.0)61.8万回/日 (061.8)
02日目 : 25.9万回/日 (056.9)42.7万回/日 (104.5)
03日目 : 18.5万回/日 (075.4)15.8万回/日 (120.3)
04日目 : 18.9万回/日 (094.2)
05日目 : 17.3万回/日 (111.5)
06日目 : 13.2万回/日 (124.7)
07日目 : 11.7万回/日 (136.4)


「ハイテンション」MVは、10月25日(火)に公開され、初日と2日目は、前作「LOVE TRIP」を遥かに凌ぐ、猛烈な再生数の上昇を見せていましたが、3日目に入って、少し数字が落ち着いてきました。

MVの再生数は、初期上昇の勢いより、累計をどこまで伸ばせるかが、ヒットの度合いと絡むので、出だし1、2週間の数字が良かろうが悪かろうが、さほど気にすることはない。

ただ、最初の数字があまりに悪いと、後での伸びも期待薄になってしまうので、そう言う意味から、乃木坂16枚目とAKB48の46枚目は、幸先の良い一歩を踏み出したんじゃないでしょうか。


橋本奈々未のセンター抜擢と卒業発表が話題を呼んだこともあり、16枚目「サヨナラの意味」は、順調な滑り出しを見せています。

しかし、このシングルが本当に人気を博すかどうか、勝負はまだまだこれからで、今の盛り上がりを、どこまで維持出来るかがポイントになってくる。

「サイレントマジョリティー」の登場以来、乃木坂の楽曲人気は、欅坂に圧され気味で、とくに、YouTubeを舞台にしたMV人気は、厳しい状況に陥っています。


次の表は、YouTubeに公開されている欅坂の主要楽曲MVについて、先週7日間における、再生数上昇速度の推移を示したものです。

(表5)「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「語るなら未来を…」のYouTube公開MVの最近の再生数上昇推移

凡例
「サイレントマジョリティー」MV(full ver.)のデータ「世界には愛しかない」MV(full ver.)のデータ「語るなら未来を…」MV(full ver.)のデータ : 日付

# 「データ」の内容は、
その日付の1日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数)
#「その日付の1日における再生回数上昇速度」は、午前6時から翌日午前6時までの再生数増分。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「日終わりの累計再生回数」は、翌日午前6時における累計再生数。「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

8.4万回/日 (2917.3)3.3万回/日 (628.0)1.8万回/日 (326.6) : 10/17(月)
7.6万回/日 (2924.9)3.1万回/日 (631.1)1.7万回/日 (328.3) : 10/18(火)
7.7万回/日 (2932.5)3.2万回/日 (634.3)1.7万回/日 (329.9) : 10/19(水)
7.9万回/日 (2940.4)3.0万回/日 (637.3)1.6万回/日 (331.6) : 10/20(木)
7.8万回/日 (2948.2)3.0万回/日 (640.3)1.6万回/日 (333.2) : 10/21(金)
8.9万回/日 (2957.0)3.6万回/日 (643.9)2.0万回/日 (335.2) : 10/22(土)
9.5万回/日 (2966.6)3.8万回/日 (647.8)2.1万回/日 (337.3) : 10/23(日)


「世界には愛しかない」MVが、3.0〜4.0万回/日と好調である一方、前作表題曲のフルバージョンMVが、7.5〜9.5万回/日という高い上昇速度で、累計3千万回に迫り、さらに、共通カップリング曲のフルバージョンMVは、1.5〜2.0万回/日というハイレベルな人気を保っている。

人気の高い、これら3曲のMVを併せると、欅坂は、1日あたり14万回程度の視聴数を稼いでおり、音楽コンテンツの発信力は極めて高く、大きな存在感を誇っています。


欅坂の楽曲MVが多くの人を惹き付けているのは、「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「語るなら未来を…」が、いずれもパンチのあるダンスを中心に構成された作品であり、グループとしても、平手友梨奈という固定した「顔」があるため、認識しやすい点が大きいと思います。

つまり、同じ振り付け師によるダンス系MVという統一したコンセプトと、同じセンターが率いるグループとしての連続性が、分かり易い世界観を提供していて、欅坂にハマる人を増やし続けているんじゃないでしょうか。

「欅坂とは何か?」という問いに、音楽面で一定の解答を与えていて、安心して応援したくなる土台を備えている。


一方、乃木坂は、欅坂とは真逆の道を歩んでいます。

以下の表は、「裸足でSummer」、前作表題曲、そして今作カップリング曲について、上表と同じデータを並べたものです。

(表6)「ハルジオンが咲く頃」「裸足でSummer」「オフショアガール」のYouTube公開MVの最近の再生数上昇推移

凡例
「ハルジオンが咲く頃」MV(short ver.)のデータ「裸足でSummer」MV(full ver.)のデータ「オフショアガール」MV(short ver.)のデータ : 日付

# 表示形式は(表5)と同じ

0.1万回/日 (104.9)2.4万回/日 (611.9)0.1万回/日 (19.7) : 10/17(月)
0.1万回/日 (105.0)2.2万回/日 (614.2)0.1万回/日 (19.8) : 10/18(火)
0.1万回/日 (105.2)2.2万回/日 (616.4)0.1万回/日 (19.9) : 10/19(水)
0.2万回/日 (105.4)2.5万回/日 (618.9)0.1万回/日 (20.0) : 10/20(木)
0.3万回/日 (105.6)3.0万回/日 (622.0)0.2万回/日 (20.2) : 10/21(金)
0.4万回/日 (106.0)3.8万回/日 (625.8)0.2万回/日 (20.5) : 10/22(土)
0.3万回/日 (106.3)3.9万回/日 (629.7)0.2万回/日 (20.7) : 10/23(日)


フルバージョンが公開されている「裸足でSummer」MVは、2.0〜4.0万枚/日と、「世界には愛しかない」に匹敵するレベルの再生数上昇速度を見せている。

まあ、22日と23日の数字は、21日の「サヨナラの意味」MV公開を受けて、一時的に跳ね上がったもので、ちょっと出来過ぎですが(笑)、通常でも、2.0〜3.0万回/日の上昇スピードであるのは確かです。

15枚目表題曲のMVは、根強い人気を見せているのだけど、前作表題曲である「ハルジオンが咲く頃」のMVが0.1〜0.4万回/日と勢いがなく、また、主要カップリング曲である「オフショアガール」も0.1〜0.2万回/日で奮わない。

以前のように、過去の表題曲MVとカップリング曲MVをフルバージョン公開していれば、今のMVに人気がなくとも、分厚いバックがあるので、乃木坂の音楽的発信力がただちに低下することはないけど、残念ながら、現在、全部がショートに置き換えられている。

 

AKB48には、累計再生数が1億回を突破した「ヘビーローテーション」や「恋するフォーチンクッキー」のフルバージョンMVがあり、ショートバージョンながら1千万回を越えている「365日の紙飛行機」MVもある。

過去の楽曲ではあるけど、大きな累計再生数を有する作品群を抱えているため、最新曲の数字に関わらず、一定のプレゼンスを保持し続けています。

一方、乃木坂は、再生数を伸ばしていた「制服のマネキン」「君の名は希望」「ガールズルール」などの表題曲MV、さらには「指望遠鏡」「シャキイズム」「世界で一番 孤独なLOVER」といった、ファンとして是非多くの人に観て頂きたいカップリング曲MVを(笑)、昨年末、軒並みフルからショートに切り替え、看板を下ろしてしまった状態なので、新たに公開したMVでアピールするしかない。

しかし、(表6)に示した代表的な最新3曲のMVを足し合わせても、1日あたりの視聴数は4.0万回程度で、YouTubeにおける乃木坂の音楽的な存在感は、欅坂にも、大きく水をあけられています。


最近公開したMV作品群の再生数が、総量として芳しくない理由の一つは、シングルとシングル、さらには表題曲とカップリング曲の間に、テーマの一貫性がないことだと思います。

「ハルジオンが咲く頃」は、深川麻衣の卒業ソングであり、MVは、センターであるまいまいが主役。

「裸足でSummer」は、グループの未来を睨んで、1期最年少メンバーである齋藤飛鳥をセンターに抜擢し、MVは、若さ弾ける夏のイメージ。

さらに、「オフショアガール」は、白石麻衣のソロ曲で、もちろんMVは、まいやんの1人舞台。

中心となる出演メンバーがバラバラで、MVとしてのテイストと方向性が全然異なり、「乃木坂とは何か?」が分かりにくい作品群になっている。


そのため、「裸足でSummer」MVを観て、齋藤飛鳥に興味を持つ人が現れても、あしゅの活躍する作品がすぐには見つからず、新規ファンとして、「次」のステップに進む確率が低くなります。

乃木坂はシングル毎にセンターを変え、コンセプトを変えて、常に新しいものを目指すのだという声はあるけど、「裸足でSummer」という一つのシングル内においてすら、収録楽曲群を貫く軸がなければ、まとまった世界観を見せられず、CD全体の音楽的魅力を削いでしまいかねない。

齋藤飛鳥をセンターに選んだのであれば、表題曲だけでなく、MVを最初に公開するような、主要カップリング曲は、あしゅを中心に据えたメンバー構成にしないと、彼女が担っている筈のシングルの中心イメージが、他メンバーや他ユニットのイメージによって、ぼやけていく。


16枚目「サヨナラの意味」も、表題曲MVは、橋本奈々未と西野七瀬がWセンターのようにフィーチャーされているドラマなのに、主要カップリングである「あの教室」MVは、齋藤飛鳥と堀未央奈の二人によるペアPVのような作品です。

ここに、真夏さんリスペクト軍団、サンクエトワール、16thアンダーによるMVが加わるわけで、シングルを貫く、コンセプトの軸が見えにくい。

MVの再生数上昇は、上々のスタートになっていますが、1ヶ月、2ヶ月経ったとき、前作表題曲となる「裸足でSummer」、今作となる「サヨナラの意味」、そして主要カップリングである「あの教室」の3つのMVが、上手く絡み合って、乃木坂の存在感を高めてくれるのか、注視していく必要があります。


このように、乃木坂のMV再生数総量が伸びない理由としては、作品群を通して、出演メンバーやコンセプトに統一感の乏しいことが一つ挙げられます。

しかし、最大の問題点は、ほとんどのフルバージョンMVを、CDリリースと共に、ショートバージョンに切り替えてしまうことです。

(表7) 乃木坂と欅坂のフルバージョンMVが公開された日時のCD発売日との時間関係

凡例
公開開始時刻のCD発売日に対する時間関係 [MVの公開期間 : 公開開始日時〜公開終了日時] 曲名

#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「公開期間」は、単位が「日間」で、公開が終わったものは、小数点以下2桁目を四捨五入、公開中のものは、小数点以下1桁目を切り捨て
# 公開中MVの「公開期間」は、10月29日(土)午前0時で計算した値

18.5日前 [007日間 : 10/21(金)12:00〜公開中] サヨナラの意味
13.5日前 [002日間 : 10/26(水)12:00〜公開中] あの教室

18.5日前 [112日間 : 07/08(金)12:00〜公開中] 裸足でSummer
12.5日前 [13.0日間 : 07/14(木)12:00〜07/27(水)12:00] オフショアガール
12.5日前 [13.0日間 : 07/14(木)12:00〜07/27(水)12:00] 命の真実
05.5日前 [06.0日間 : 07/21(木)12:00〜07/27(水)12:00] シークレットグラフィティー
05.5日前 [06.0日間 : 07/21(木)12:00〜07/27(水)12:00] 白米様
#「命の真実」の正式曲名は「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」」

43.9日後 [113日間 : 07/07(木)21:00〜公開中] きっかけ
93.5日後 [126日間 : 06/24(金)12:00〜公開中] 遥かなるブータン

28.5日前 [108日間 : 07/12(火)12:00〜公開中] 世界には愛しかない
20.5日前 [100日間 : 07/20(水)12:00〜公開中] 語るなら未来を…
17.1日前 [17.6日間 : 07/23(土)21:00〜08/10(水)12:00] 渋谷からPARCOが消えた日


16枚目「サヨナラの意味」は、表題曲MVがCDリリースの18.5日前に公開され、これは前作「裸足でSummer」のMVと同じタイミングです。

カップリング曲「あの教室」の公開は13.5日前で、「オフショアガール」より1日早いものの、15枚目は、同時に「命の真実」が公開されている。

16枚目カップリング曲MVは、「あの教室」以外、まだ公開されていないので、残り3つのMVは、11日前より遅くなることが確実です。


CDリリースの直前にアップされたとしても、その後ずっと公開され続ければ、とくに問題はないんですが、14枚目と15枚目は、発売を期に、すべてのカップリング曲がショートバージョンに切り替えられている。

その結果、例えば、「シークレットグラフィティー」と「白米様」の2曲はフルバージョンの公開期間が、たったの6日間となってしまい、作品に対する感想を、ファンがあれこれ談義する暇もない。

発売と同時にショートにスイッチするのであれば、「渋谷からPARCOが消えた日」MVのように、早めに公開して、フルバージョンを観られる期間を、ある程度は確保することが、最低限、必要じゃないでしょうか。

1週間にも満たない期間しか公開しないのであれば、フルを見せる意味がどこにあるのか、首をかしげたくなります。


MVの再生数があまり伸びなくとも、ショートより、フルの方が数字が高いのは間違いないので、短期間で軒並み切り替えてしまうと、再生数総量が大幅に下がってしまい、乃木坂の音楽的アピール力が弱くなるのは避けられません。

私がとくに残念に思うのは、「サイレントマジョリティー」のMV人気に火がついたとき、「制服のマネキン」のフルバージョンMVを公開していなかったことです。

「元ネタ」と言っていいほど関連性の強い作品なので、乃木坂の楽曲を再評価する機運が高まった可能性があったのに、そのチャンスを逃してしまった。

そもそも4年以上前にリリースした楽曲のMVを、ショートバージョンに留めておく理由がよく分からないんですが、とりわけ「制服のマネキン」MVのような人気作品は、グループの強力な宣伝になるのだから、是非ともフルバージョンを公開して欲しい。

YouTubeという音楽空間で、いかにグループの存在感を示すか、そういう視点でMVの公開方法を考えるべきじゃないでしょうか。


乃木坂運営は、フルバージョンMVを公開すると、初回限定盤の売れ行きが鈍ってしまうことを、懸念しているんでしょうか。

しかし、フルバージョンMVの存在がCDセールスの妨げになるといったケースはあまり見たことがなく、むしろ、公開されているMVの視聴数が高いと、CDもよく売れるという連動の方が目に付きます。

その典型例が「サイレントマジョリティー」です。

(表8)「サイレントマジョリティー」に関する、オリコン週間ランキングとYouTube公開MVの再生数上昇速度の関係

凡例
オリコン週間ランキングの順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] その週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) その週のMV再生数上昇速度 : CD発売後経過週

#「順位」は、50位までは数字を示し、51位以下はすべて「50外」と表記している
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にいたかどうかを表す。「1」はその順位帯におり、「0」はいない。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「その週の売り上げ枚数」は「万枚」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計売り上げ枚数」は、その週までの週間売り上げを足したもので、「万枚」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入
#「その週のMV再生数上昇速度」は、「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入
#「※」は全国握手会が行われた週を示し、「※1」が幕張、「※2」は京都、「※3」は名古屋
#「☆」は、個別握手会応募の最終受付があった週
#「←1」は、「FNSうたの夏まつり」において、「48&46ドリームチーム」が、「サイレントマジョリティー」をパフォーマンスした週
#「←2」は、「世界には愛しかない」が発売された週

01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 26.2万枚 (26.2) 18.1万回/日 : 01週目
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 03.0万枚 (29.2) 24.1万回/日 : 02週目※1
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.6万枚 (30.7) 25.8万回/日 : 03週目
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.7万枚 (32.5) 32.5万回/日 : 04週目※2
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.9万枚 (33.3) 26.4万回/日 : 05週目
16位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.6万枚 (34.0) 19.6万回/日 : 06週目※3
18位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.4万枚 (34.4) 17.4万回/日 : 07週目☆
42位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.3万枚 (34.7) 14.5万回/日 : 08週目
48位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (34.8) 12.7万回/日 : 09週目
47位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (34.9) 11.4万回/日 : 10週目
44位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (35.0) 10.6万回/日 : 11週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.1) 09.4万回/日 : 12週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.2) 09.2万回/日 : 13週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.3) 08.1万回/日 : 14週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.4) 09.0万回/日 : 15週目
45位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (35.5) 15.7万回/日 : 16週目←1
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.6) 11.1万回/日 : 17週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (35.8) 10.3万回/日 : 18週目
30位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (36.0) 10.2万回/日 : 19週目←2
44位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (36.1) 09.4万回/日 : 20週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.3) 09.6万回/日 : 21週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.4) 11.0万回/日 : 22週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.5) 09.5万回/日 : 23週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.6) 08.5万回/日 : 24週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.7) 07.9万回/日 : 25週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.7) 07.5万回/日 : 26週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.8) 07.2万回/日 : 27週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (36.9) 07.8万回/日 : 28週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (37.0) 08.2万回/日 : 29週目


乃木坂の場合は、全国握手会が行われる週は、オリコンの順位が反転上昇するんですが、「サイレントマジョリティー」は、例えば、名古屋で握手会があった発売6週目でも、7位から16位と低落が止まっていない。

おそらく、グループとメンバーの知名度がまだ低く、全国握手会参加券を求めての売り上げ枚数が、CDセールス全体に占める割合が小さいのだと思います。

一方、個別握手会の応募が終わった翌週である発売8週目は、順位が大幅に下がっていて、「サイレントマジョリティー」CDの初期売り上げは、個別握手会の魅力によって支えられていたことが分かります。


しかし、ここからの順位推移が、乃木坂のシングルと違う。

通常、全国握手会がすべて終わり、個別握手会の応募も終了すると、週間の売り上げ枚数は、すぐに数百枚レベルに落ちて、順位も100位を割り込むのが、乃木坂のパターンです。

ところが、「サイレントマジョリティー」は、1千枚前後の売り上げを、つい最近まで維持し続け、上表のように、まだ一度も、100位より下の順位帯に入ったことがない。

特典商法でCDを売る場合、関連イベントがすべて終わると、売り上げ枚数が急速に落ちて行く筈で、実際、乃木坂のシングルも、毎回、そういった道筋を辿っている。

発売29週目に至っても、オリコン100位以内をキープしているなんて、アイドルソングでは、ちょっと考えられない、異様な光景なんですが(笑)、原因は、公開MVが長きに渡り、極めて高い人気を誇っていて、それを観て感銘を受けた人が、初回限定盤を購入しているからだと思います。


フルバージョンMVを公開していることが、長期の高い売り上げ枚数につながっているという推論を支持する出来事が、16週目に起こっています。

この週の月曜に、「FNSうたの夏まつり」が開催され、「48&46ドリームチーム」の歌う曲が、視聴者投票によって「サイレントマジョリティー」に決定、生駒里奈がセンターに入ってパフォーマンスが披露され、大きな反響を呼びました。

その結果、MVの再生数上昇速度は、前週の1.7倍に跳ね上がり、さらに、前週まで、1千枚を割り込んで、下落傾向を示していたCDの売り上げ枚数が、一気に2倍を越えるレベルにアップし、オリコン順位は47位と、50位以内への再浮上が実現した。


恐るべし「イコマジョリティー」と言いたくなりますが(笑)、フルバージョンMVの存在が、CDセールスを妨げていた気配はなく、むしろ、売り上げを加速させている感がある。

テレビでドリームチームのパフォーマンスを観て、さらにYouTubeのMVを鑑賞し、これは面白いと思った人が、CDの購入に踏み切った。

それが考えられる自然な流れで、フルバージョンMVは、CDセールスを呼び込む、宣伝ツールだったんじゃないでしょうか。


そういう効果を認めているからこそ、多くのアーティストが、リリースする楽曲について、フルバージョンMVをYouTubeで公開しているわけで、なぜ、乃木坂が、それを避けたがるのか、不思議でなりません。

さすがに最近、MVの公開制限が、グループの音楽的発信力を弱めていることに気づいたのか、「裸足でSummer」は、久々にフルバージョンMVの長期公開に踏み切っています。

しかし、15枚目に収録されたカップリング曲MVは、すべてショートに置き換えられ、(表6)のように、上昇速度は低い水準に留まっている。

欅坂の2枚目が、表題曲「世界には愛しかない」と共通曲「語るなら未来を…」のMV を、ダブルでフルバージョン公開し、強力なプロモーションを展開している現状と比べると、乃木坂の消極的な姿勢を歯がゆく感じます。


ところで、「サイレントマジョリティー」のオリコン週間ランキングは、19週目にも跳ね上がっていますが、これは「世界には愛しかない」が発売された週です。

次のシングルが売り出されたとき、前のシングルと一緒に購入する人は多いようで、乃木坂のシングルでも、こういった順位上昇はよく見かけます。

ただ、新曲発売時に、前作が2千枚を越える売り上げとなり、ランキングで30位に入るなんてのは、信じられない話です。

おそらく、「サイレントマジョリティー」のMVに惹かれている人が、普段から非常に多くいて、欅坂の新曲発売を切っ掛けに、その中から、CDを買うという行動を起こした方が何人も出て来たのでしょう。

前作を全然知らないで購入するのは、少数だろうから、やはり、「サイレントマジョリティー」MVが、宣伝ツールとして機能していたからこそ、19週目、20週目の大幅な売り上げアップが可能だったのだと思います。


最後に、(表8)と比較するため、「サイレントマジョリティー」の2週間前に発売された「ハルジオンが咲く頃」のオリコン順位変遷を載せておきます。

YouTubeの公開MVは、CD発売と同時にショートバージョンに切り替えられ、(表6)に示したように、再生数の伸びがあまり芳しくないので、上昇速度に関するデータは付けませんでした。

(表9)「ハルジオンが咲く頃」に関する、オリコン週間ランキングの推移

凡例
オリコン週間ランキングの順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] その週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売後経過週

# 表示形式は(表8)と同じ
#「※」は全国握手会が行われた週を示し、「※1」が幕張、「※2」は名古屋、「※3」は京都
#「☆」は、個別握手会応募の最終受付があった週
#「←1」は、深川麻衣の静岡「卒業」コンサートが行われた週
#「←2」は、「裸足でSummer」が発売された週

01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 75.0万枚 (75.0) : 01週目
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.2万枚 (77.2) : 02週目
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.4万枚 (78.6) : 03週目
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.6万枚 (80.1) : 04週目※1
18位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.5万枚 (80.6) : 05週目
12位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.8万枚 (81.5) : 06週目※2
09位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.8万枚 (82.2) : 07週目※3
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (82.3) : 08週目
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (82.4) : 09週目☆
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.1万枚 (82.5) : 10週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (82.5) : 11週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (82.5) : 12週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (82.6) : 13週目←1
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.6) : 14週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.6) : 15週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.7) : 16週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.7) : 17週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.7) : 18週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.7) : 19週目←2
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.7) : 20週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.8) : 21週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 22週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 23週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 24週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 25週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 26週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 27週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 28週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (82.8) : 29週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 30週目
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 31週目


全国握手会による順位の反転上昇、個別握手会の応募終了を期にした100位圏外落ち、また、まいまい「卒業」コンサート後の順位低下、さらには、「裸足でSummer」発売による200位圏内復帰などを、読み取って頂ければ幸いです(笑)。

この表を見ると、29週目でもまだ100位を割り込まない「サイレントマジョリティー」のCDセールスが、いかに凄まじいかが分かります。

「ハルジオンが咲く頃」の累計売り上げは、欅坂デビューシングルの2倍以上ですが、音楽コンテンツの真価が問われる、本当の勝負は、特典によるブーストがすべて終わってからです。

収録楽曲がより売れているのは、間違いなく「サイレントマジョリティー」で、それを支えている大きな柱が、フルバージョンMVの無料公開じゃないでしょうか。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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