乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
メンバー出演舞台のチケット販売日程
舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
[一般発売]
07/24(日)10:00〜
舞台『嫌われ松子の一生』
[モバイル先行受付]
08/08(月)〜
[前売り開始]
09/10(土)10:00〜
舞台『墓場、女子高生』
[モバイル先行受付]
08/08(月)〜
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
[一般販売]
東京公演 : 08/27(土)〜
大阪公演 : 10/15(土)〜
メンバーが参加するイベント
08月1日(月) 〜 08月31日(水) 10 : 00 〜 18 : 00 フジテレビ主催のイベント『お台場みんなの夢大陸2016』において、ほん怖プレゼンツ「乃木坂46 VRホラーハウス」が開場し、映像作品に、生駒里奈、齋藤飛鳥、桜井玲香、高山一実、西野七瀬が登場
08月16日(火)『第7回WBSC女子野球ワールドカップ』(09/03〜 韓国釜山)へ向けた壮行会が、品川ステラボールで開催され、「マドンナジャパン」オフィシャルサポーターの衛藤美彩、北野日奈子、寺田蘭世が参加。
08月18日(木)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』09日目 in 福岡・福岡国際センター(第12公演18:30〜)
08月19日(金)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』10日目 in 福岡・福岡国際センター(第13公演18:30〜)
メンバーが出演するテレビ番組
08月16日(火) 19 : 56 〜 [地デ] 日テレ『踊る!さんま御殿!!』に、堀未央奈が出演
08月20日(土) 09 : 55 〜 10 : 25 [地デ] フジテレビ『ライオンのグータッチ』に、西野七瀬、生駒里奈、高山一実が出演
08月20日(土) 21 : 00 〜 23 : 24 [地デ] フジテレビ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』のドラマに、生田絵梨花、生駒里奈、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬が出演
08月21日(日) 16 : 00 〜 [地デ] テレビ東京『ガンダムビルドファイターズトライ夏休み特別編〜君もビルドファイターだ!!〜』に、鈴木絢音が出演
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]
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重要日程(Aug~Sep16)
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重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)
次回、8月21日(日)深夜に放送予定の『乃木坂工事中』は、新センター齋藤飛鳥が、「裸足でSummer」ヒット祈願のため、母親の故郷であるミャンマーを1人で旅するロケだそうで、15枚目のキャンペーンが佳境に入ってきた感があります。
また、MVの再生回数は累計400万まであと5万回を切っていて、iTunes Store トップソングでは、50位以内への連続ランクインを26日まで伸ばしており、「ハルジオンが咲く頃」の19日、「今、話したい誰かがいる」の21日を越える、粘り強い配信人気を見せている。
「裸足でSummer」は、楽曲セールスに関して、歴代シングルを上回る好調な数字を叩き出していて、福岡2日間2公演、神宮3日間3公演を残すのみの『真夏の全国ツアー』が、8月後半、さらにプラスの影響を与えることが期待出来ます。
今の乃木坂は、夏曲が高らかに鳴り響いている真っ最中ですが、よくよく考えてみると、16枚目秋曲を10月中に発売するのであれば、そろそろ動き出さないと、手遅れになる際どい時期に差し掛かってきています(笑)。
というのは、例えば、選抜発表からCD発売までの期間は、次のように、3枚目以降、7週+3日以上を確保してきました。
(表1) 歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間
凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)
10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
レコーディング、フリ入れ、MV撮影などのシングル制作と、音楽番組やコンサートへの出演といった新曲キャンペーンを行う時間として、7週+3日は最低でも必要ということだと思います。
そして、10月の最終水曜日である26日に、16枚目シングルをリリースする場合、以下のように、あしゅミャンマー1人旅の次である、8月28日(日)深夜の『乃木坂工事中』に、新選抜を発表したとしても、8週+3日という、かなり短めの期間しか用意出来ません。
(表2) 10月26日(水)に16枚目をリリースする場合の、選抜発表日とCD発売日までの期間
選抜発表[08/28(日)] ==08週+3日==> CD発売[10/26(水)]
選抜発表[09/04(日)] ==07週+3日==> CD発売[10/26(水)]
選抜発表[09/11(日)] ==06週+3日==> CD発売[10/26(水)]
かりに7週+3日という、3枚目以降の最低ラインを、14枚目、15枚目に続き、16枚目でも採用するとしても、選抜発表は9月4日(日)深夜が、10月発売のリミットになる。
つまり、15枚目ヒット祈願の次かその次の『乃木坂工事中』で、新選抜を発表しなければ、16枚目を10月中にリリースするのは、非常に難しくなってしまいます。
さらに、より厳しい縛りを要求されるのが、個別握手会の応募日程です。
(表3) 10月26日(水)に16枚目をリリースする場合の、個別握手会応募開始日とオリコン初動への算入次数
凡例
応募開始[16枚目個別握手会の第1次応募受付日] ==(オリコン初動に算入される応募次数)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[08/18(木)19(金)] ==(10次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[08/25(木)26(金)] ==(09次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[09/01(木)02(金)] ==(08次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[09/08(木)09(金)] ==(07次分)==> CD発売[10/26(水)]
「ハルジオンが咲く頃」のオリコン初動算入は、10次応募分まで、「裸足でSummer」は、8次応募分まででした。
15枚目初動は、14枚目を2.2万枚ほど下回ったため、計上される応募次数が2次分少ないことは、その原因の一つと、どうしても考えたくなります。
しかし、後で示すように、個別握手会のセールスは、初動算入時点で、今作、前作ともに、枚数ベースで97%を越える完売率だったと推定され、もはや積み上げる余地はほとんどなかった筈です。
14枚目から15枚目へ、総部数の大幅増加がなかった以上、初動が伸びるかどうかは、もともと、店頭販売分に依存するような設定になっていました。
ただ、そうは言っても、初動算入が2次応募分少なかった15枚目が、久しぶりの前作割れを喫したという事実から、16枚目で初動に流し込む次数を、7次に引き下げるのは、論理的には、問題のない措置だとしても、心理的には、かなり抵抗を覚えるでしょう。
そう考えると、16枚目の初動算入次数は、8次以上に設定される可能性が高く、(表3)が示すように、10月リリースにこだわるのであれば、再来週である、9月1日(木)・2日(金)の応募開始がリミットになる。
まとめると、運営が、16枚目を10月中にリリースするつもりであれば、選抜発表のリミットは、9月4日(日)深夜の『乃木坂工事中』、個別握手会応募開始のリミットは、9月1日(木)・2日(金)ということです。
つまり、9月の第1週を迎えても、16枚目シングルに関する動きがなければ、秋曲が10月にリリースされる可能性は、ほぼ消えると言っていいでしょう。
通常であれば、ここまでの考察から、16th選抜発表は8月28日(日)又は9月4日(日)の深夜『乃木坂工事中』で行われ、個別握手会応募は、8月25日(木)・26日(金)又は9月1日(木)・2日(金)から開始されると、予想していたと思います。
以下のように、乃木坂運営が、2014年以降、秋曲の10月リリースにこだわってきたのは歴然で、今年、方針転換するとはちょっと思えないからです。
(表4) 乃木坂シングルリリースの年サイクル
(2012年)
01枚目 : 02/22 ぐるぐるカーテン
02枚目 : 05/02 おいでシャンプー
03枚目 : 08/22 走れ!Bicycle
04枚目 : 12/19 制服のマネキン
(2013年)
05枚目 : 03/13 [春] 君の名は希望
06枚目 : 07/03 [夏] ガールズルール
07枚目 : 11/27 [秋] バレッタ
(2014年)
08枚目 : 04/02 [春] 気づいたら片想い
09枚目 : 07/09 [夏] 夏のFree&Easy
10枚目 : 10/08 [秋] 何度目の青空か?
(2015年)
11枚目 : 03/18 [春] 命は美しい
12枚目 : 07/22 [夏] 太陽ノック
13枚目 : 10/28 [秋] 今、話したい誰かがいる
(2016年)
14枚目 : 03/23 [春] ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 07/27 [夏] 裸足でSummer
16枚目 :
# 曜日はすべて水曜
CDデビューした2012年は、4枚のシングルをリリースしていますが、春、夏、秋といった季節とシングルCDを関連させる雰囲気はあまりなかった。
しかし、2013年以降、年3枚のリリースが定着し、それに伴って、春曲、夏曲、秋曲というジャンル分けが、明確化していきます。
そして、NHK紅白歌合戦がほとんど話題に上らなかった2013年、秋曲は11月末に発売され、一方、出場意思を鮮明にした2014年と、初出場を実現した2015年は、10月のリリースになっている。
これが偶然と思えないのは、紅白出場歌手の選考において、CDリリースやコンサートなど、評価の対象となる実績は、10月までのものに限られるという噂が、以前からあるからです。
噂にどの程度の信憑性があるかは分かりませんが、出場歌手は毎年11月下旬に発表されるので、例えば、11月27日(水)発売の「バレッタ」が、2013年の紅白選考において、乃木坂の実績に含まれないのは当然で、シングルを出すのであれば、10月までにという意見には、一定の説得力がある。
今年も、2ndアルバム「それぞれの椅子」のキャンペーンや握手会応募が、佳境に入っていた7月下旬に、半ば強引というか(笑)、えいやっ!とばかりに、夏曲「裸足でSummer」をリリースしていて、運営は、春曲3月、夏曲7月、秋曲10月に、強いこだわりを持っているかもしれないと、強い印象を受けました。
また、1度のシングル発売で、CD70万枚以上のお金が入ってくるわけで、大きな支払いを11月初めに集中させていれば、10月中のリリースは資金繰りの面からもマストになってきます。
もちろん、紅白選考にせよ、資金繰りにせよ、憶測の域を出ませんが、2014年以降、運営が何らかの理由で、シングル発売の時期をあらかじめ決めている可能性は高く、2016年も、夏曲まで、その通りに進んでいるのは事実です。
従って、16枚目の10月発売を、運営が望むスケジュールと見なすのは、理に適っていて、選抜発表と個別握手会応募開始の時期について、上述したように、9月第1週リミットという予想が出てきます。
ところが、運営の計算を打ち砕きかねない因子が、最近、登場しています。
楽曲提供の遅れです。
乃木坂運営としては、2014年、2015年と同じく、神宮ライブ最終公演における、秋曲の初披露を考えていると思います。
しかし、いくら乃木坂側がそれを望んでも、肝心の表題曲が届かなければ、お披露目出来るのは発売日と、せいぜいタイトルに留まってしまう。
そして、同時期である8月31日(水)に、AKB48の45枚目「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」が発売され、9月7日(水)には、HKT48の8枚目がリリースされます。
HKT48の新曲は、まだタイトルが発表されておらず、現在、制作中のようで、一方、AKB48のシングルも、カップリング曲を含め、完全に仕上がっているのかどうか分かりません。
8月終わりと9月始めに発売されるAKB48Gのシングルが、まだ出来上がっていない可能性がある中、10月以降にリリースされる乃木坂16枚目の制作に、総合プロデューサーがどこまで時間を割けるのか、全然不安を感じないと言ったら嘘になる(笑)。
15枚目表題曲も、タイトル発表が個別握手会の5次応募までずれ込み、沖縄でのMV撮影ロケは、仮歌と仮フリで行われた可能性が高い。
16枚目のスケジュールが、すんなり進み、神宮最終日に、発売日、タイトル名、そしてステージパフォーマンスの三拍子が、きっちり揃うかどうか、ここまでの経緯を見ていると、予断を許さないものがあります。
楽曲が予定通りに届くかどうかに加えて、気になるのは、桜井玲香を始めとするメンバーの体調です。
16枚目リリースが10月であれば、9月第1週までに16th選抜が発表され、その後、シングルの制作が本格化しますが、桜井玲香が、若月佑美とWキャスト方式で主演を務める舞台『嫌われ松子の一生』は、9月29日(木)から10月10日(月祝)までが本番公演です。
つまり、舞台の稽古期間と、16枚目の制作ががっつり重なるわけで、現在、完全休養しているキャプテンが、9月に入って、いきなりシングルと舞台の両立というハードスケジュールをこなすのは、あまりに危険というものです。
もちろん、桜井さんの調子を考慮して、場合によっては、16枚目の負担を大幅に減らす措置が取られると思います。
しかし、2ndアルバム「それぞれの椅子」から15枚目「裸足でSummer」、さらには全国ツアーと、もともと相当にキツいスケジュールが続いており、キャプテンの体調問題がきっかけとなって、16枚目は少しペースを落とそうという雰囲気が出てくる可能性もある。
例えば、8月30日(火)に神宮ライブが千秋楽を迎えた後、何と、たった3日後の9月2日(金)に、2ndアルバムの特典である『セブン-イレブン限定ミニライブ』が、幕張メッセにて予定されています。
つまり、全国ツアーが終わっても、すぐには休めないわけで、これはキツいと思います。
これほどの「鬼」スケジュールに、16枚目制作を重ねると、溜まりに溜まった疲労から、怪我や病気のメンバーが続出してしまう危険がある。
おそらく、セブンイレブンのライブが終わってから、休みが入るのだと思いますが、16枚目の制作がなければ、少し長めに休めて、そういった確率を下げられます。
楽曲が想定したスケジュール通りに届くかどうか分からないこと、さらには、体調を崩すメンバーが続出するかもしれないという健康面の問題。
16枚目の10月発売に何が何でもこだわるのであれば、それは必ずしも賢明な姿勢でないと思います。
しかし、乃木坂を取り巻く状況を考えると、それでも、運営が10月リリースを目指す可能性は高いでしょう。
(表5)「裸足でSummer」個別握手会の完売状況推移
凡例
[応募次数] 前次からの完売積み上げ部数 {完売部数/総部数 (部数ベースの完売率_枚数ベースの完売率) 推定売り上げ枚数} 受付期間 (受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算している。
[01次] +000 {000/630 (00.0%_00.0%) 00.0万枚} 06/02(木)03(金) [-58d]
[02次] +196 {196/630 (31.1%_54.4%) 21.8万枚} 06/09(木)10(金) [-51d]
[03次] +062 {258/630 (41.0%_69.6%) 27.9万枚} 06/16(木)17(金) [-44d]
[04次] +098 {356/630 (56.5%_85.8%) 34.3万枚} 06/23(木)24(金) [-37d]
[05次] +067 {423/760 (55.7%_87.6%) 42.3万枚} 06/30(木)01(金) [-30d]
[06次] +083 {506/760 (66.6%_92.9%) 44.8万枚} 07/07(木)08(金) [-23d]
[07次] +071 {577/760 (75.9%_96.5%) 46.6万枚} 07/14(木)15(金) [-16d]
[08次] +036 {613/760 (80.7%_97.8%) 47.2万枚} 07/21(木)22(金) [-09d]
[09次] +032 {645/760 (84.9%_98.6%) 47.6万枚} 07/28(木)29(金) [-02d]
[10次] 08/04(木)05(金) [+05d]
[11次] 08/18(木)19(金) [+12d]
推定される販売上限枚数 = 48.3万枚
「ハルジオンが咲く頃」初動算入時点前後における完売状況推移
[09次] +012 {677/780 (86.8%_99.0%) 49.0万枚} 03/10(木)11(金) [-16d]
[10次] +011 {688/780 (88.2%_99.2%) 49.1万枚} 03/17(木)18(金) [-09d]
[11次] +004 {692/780 (88.7%_99.2%) 49.2万枚} 03/24(木)25(金) [-02d]
[12次] +004 {696/780 (89.2%_99.3%) 49.2万枚} 03/31(木)01(金) [+05d]
推定される販売上限枚数 = 49.5万枚
「裸足でSummer」個別握手会は、初動に流し込まれた8次応募において、完売率が80.7%、枚数ベースでは97.8%も売り切っていて、さらなる上乗せはほとんど望めない状態でした。
確かに、「ハルジオンが咲く頃」は、算入次数である10次応募において、完売率88.2%の枚数ベース99.2%という驚異的な値になっていて、この辺の数字を比べて、15枚目の個別握手会は、前作より低調といった見方が出てくるのかもしれません。
しかし、かりに、15枚目の初動算入時点で、枚数ベースが前作と同じ99.2%に達していても、47.2万枚が47.9万枚と、7千枚ほどアップするだけです。
総部数が20部ほど減らされていたので、販売可能な上限枚数は、前作の49.5万枚に対して、今作は48.3万枚と1万枚以上も少なく、97%を越えるレベルでの勝負では、その差が響いてくるのは当然のことです。
つまり、15枚目の個別握手会セールスは、どんなに頑張っても、14枚目を1万枚以上は下回る設定になっていて、深川麻衣という人気メンバーが抜けたにも関わらず、それを2万枚差に収めたのは、むしろ素晴らしい出来と言っていいでしょう。
従って、もし運営が、15枚目での初動前作越えを狙っていたのであれば、店頭販売分を大きく積み上げる必要があった。
ところが、14枚目と比べて、15枚目の初回限定盤に対して、より強力な特典を付けた感はない。
当初3タイプとされていた初回限定盤を、4タイプ用意すると発表されたのも、かなり後になってからで、そもそもタイトル名の告知が遅かった。
深川麻衣の卒業という大イベントと絡めた14枚目や、怒濤の特典イベント攻勢を仕掛けた2ndアルバムに比べると、15枚目の店頭販売は、「淡白」とすら言いたくなるような(笑)、そんな風情が漂っていて、前作並の売り上げ枚数だったとすれば、逆に、乃木坂人気の底力が窺えるセールスであると思います。
15枚目「裸足でSummer]」では、個別握手会セールスにせよ、店頭販売にせよ、運営は、しゃかりきになって数字を上げようという気持ちを、あまり抱いてなかったように見えます。
そして、今の乃木坂を眺めていると、それはもっともなことだと合点のいくものがある。
というのは、セブンイレブンやJR東日本といった大手スポンサーと、長期の契約を結んでいる今、特典イベントというお金の掛かる手法で、CDセールスを伸ばすことの意義が、薄れてきているんじゃないでしょうか。
千円、千五百円のCDを買えば、メンバーと握手が出来たり、ミニライブを観れたりするのは、ファンからすれば「お得」だけど、主催者にとっては、かなり利益率の低いイベントにならざるを得ないでしょう。
実際、そんな値段で鑑賞出来る、ライブや舞台は存在しないわけで、警備費、会場費、レーン設置費、人件費、交通宿泊費などを考えると、大規模な特典イベントを2千円もしないCDの「おまけ」として開催するのは、収支的に大変なことだと思います。
乃木坂の運営が、メンバーごとの部数配分に細心の注意を払い、総部数を減らしてまで、「効率」にこだわっているのは、少しでも無駄を省いて、収支を良くしたい気持ちの表れじゃないでしょうか。
スポンサーからのCM料やタイアップ料、あるいは、テレビへの出演料などが、まとまった額入ってくるようになれば、握手会の規模を抑えて、利益率の低いイベントへの出費を抑える方向に舵を切っても不思議ではない。
そして、ゴールデンタイムの有名番組に、メンバーがしょっちゅう出始めている現在、乃木坂は、収益確保の重心を、CDセールス以外のジャンルに、少しずつ移しつつあるのかもしれません。
15枚目のオリコン初動が、14枚目より2万枚ほど下がったとしても、実利的には、何ら問題のないことで、むしろ、売り上げ枚数をアップするため、効率の悪いレーンを増設する方が、よほど大きな問題という認識です。
実際、地上波テレビにレギュラー番組を持っている、生駒里奈と高山一実は、担当部数を低めに抑えられているようで、握手会アイドルからメディアアイドルへという流れを、裏付けています。
ただ、乃木坂が、大手スポンサーに注目され、お茶の間で人気を博す存在であるためには、グループとして、ブランドイメージを保持することが不可欠で、「紅白出場歌手」という肩書きは、非常に有効なアピールと言えます。
握手会を通したCDセールスに、収益の軸足が置かれていた時代以上に、現在の乃木坂にとって、紅白出場は大きな意味を持っている可能性があって、もし運営がそういった認識を持っているのであれば、16枚目の10月発売は、何としてでも実現しなければならない、目標になります。
メンバーの体調を考えると、個人的には、シングルリリースのペースを一度落として、しっかり身体を休めて欲しいのですが、現実には、そうはならない確率の方が高そうで、やはり、9月第1週までに、16枚目スケジュールがスタートする予感がしています。
であれば、せめて握手会の日数を減らして、メンバーの負担を軽くして欲しいんですが、そういう意図的なCDセールスの引き下げは、今だに、実現していないわけで、いつか誰かが大怪我したり、倒れるんじゃないかと、ヒヤヒヤする日が続いていて、こっちが体調不良になりそうで、困ったもんです(笑)。
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08月19日(金)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』10日目 in 福岡・福岡国際センター(第13公演18:30〜)
メンバーが出演するテレビ番組
08月16日(火) 19 : 56 〜 [地デ] 日テレ『踊る!さんま御殿!!』に、堀未央奈が出演
08月20日(土) 09 : 55 〜 10 : 25 [地デ] フジテレビ『ライオンのグータッチ』に、西野七瀬、生駒里奈、高山一実が出演
08月20日(土) 21 : 00 〜 23 : 24 [地デ] フジテレビ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』のドラマに、生田絵梨花、生駒里奈、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬が出演
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重要日程(Nov15~Jan16)
次回、8月21日(日)深夜に放送予定の『乃木坂工事中』は、新センター齋藤飛鳥が、「裸足でSummer」ヒット祈願のため、母親の故郷であるミャンマーを1人で旅するロケだそうで、15枚目のキャンペーンが佳境に入ってきた感があります。
また、MVの再生回数は累計400万まであと5万回を切っていて、iTunes Store トップソングでは、50位以内への連続ランクインを26日まで伸ばしており、「ハルジオンが咲く頃」の19日、「今、話したい誰かがいる」の21日を越える、粘り強い配信人気を見せている。
「裸足でSummer」は、楽曲セールスに関して、歴代シングルを上回る好調な数字を叩き出していて、福岡2日間2公演、神宮3日間3公演を残すのみの『真夏の全国ツアー』が、8月後半、さらにプラスの影響を与えることが期待出来ます。
今の乃木坂は、夏曲が高らかに鳴り響いている真っ最中ですが、よくよく考えてみると、16枚目秋曲を10月中に発売するのであれば、そろそろ動き出さないと、手遅れになる際どい時期に差し掛かってきています(笑)。
というのは、例えば、選抜発表からCD発売までの期間は、次のように、3枚目以降、7週+3日以上を確保してきました。
(表1) 歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間
凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)
10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
レコーディング、フリ入れ、MV撮影などのシングル制作と、音楽番組やコンサートへの出演といった新曲キャンペーンを行う時間として、7週+3日は最低でも必要ということだと思います。
そして、10月の最終水曜日である26日に、16枚目シングルをリリースする場合、以下のように、あしゅミャンマー1人旅の次である、8月28日(日)深夜の『乃木坂工事中』に、新選抜を発表したとしても、8週+3日という、かなり短めの期間しか用意出来ません。
(表2) 10月26日(水)に16枚目をリリースする場合の、選抜発表日とCD発売日までの期間
選抜発表[08/28(日)] ==08週+3日==> CD発売[10/26(水)]
選抜発表[09/04(日)] ==07週+3日==> CD発売[10/26(水)]
選抜発表[09/11(日)] ==06週+3日==> CD発売[10/26(水)]
かりに7週+3日という、3枚目以降の最低ラインを、14枚目、15枚目に続き、16枚目でも採用するとしても、選抜発表は9月4日(日)深夜が、10月発売のリミットになる。
つまり、15枚目ヒット祈願の次かその次の『乃木坂工事中』で、新選抜を発表しなければ、16枚目を10月中にリリースするのは、非常に難しくなってしまいます。
さらに、より厳しい縛りを要求されるのが、個別握手会の応募日程です。
(表3) 10月26日(水)に16枚目をリリースする場合の、個別握手会応募開始日とオリコン初動への算入次数
凡例
応募開始[16枚目個別握手会の第1次応募受付日] ==(オリコン初動に算入される応募次数)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[08/18(木)19(金)] ==(10次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[08/25(木)26(金)] ==(09次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[09/01(木)02(金)] ==(08次分)==> CD発売[10/26(水)]
応募開始[09/08(木)09(金)] ==(07次分)==> CD発売[10/26(水)]
「ハルジオンが咲く頃」のオリコン初動算入は、10次応募分まで、「裸足でSummer」は、8次応募分まででした。
15枚目初動は、14枚目を2.2万枚ほど下回ったため、計上される応募次数が2次分少ないことは、その原因の一つと、どうしても考えたくなります。
しかし、後で示すように、個別握手会のセールスは、初動算入時点で、今作、前作ともに、枚数ベースで97%を越える完売率だったと推定され、もはや積み上げる余地はほとんどなかった筈です。
14枚目から15枚目へ、総部数の大幅増加がなかった以上、初動が伸びるかどうかは、もともと、店頭販売分に依存するような設定になっていました。
ただ、そうは言っても、初動算入が2次応募分少なかった15枚目が、久しぶりの前作割れを喫したという事実から、16枚目で初動に流し込む次数を、7次に引き下げるのは、論理的には、問題のない措置だとしても、心理的には、かなり抵抗を覚えるでしょう。
そう考えると、16枚目の初動算入次数は、8次以上に設定される可能性が高く、(表3)が示すように、10月リリースにこだわるのであれば、再来週である、9月1日(木)・2日(金)の応募開始がリミットになる。
まとめると、運営が、16枚目を10月中にリリースするつもりであれば、選抜発表のリミットは、9月4日(日)深夜の『乃木坂工事中』、個別握手会応募開始のリミットは、9月1日(木)・2日(金)ということです。
つまり、9月の第1週を迎えても、16枚目シングルに関する動きがなければ、秋曲が10月にリリースされる可能性は、ほぼ消えると言っていいでしょう。
通常であれば、ここまでの考察から、16th選抜発表は8月28日(日)又は9月4日(日)の深夜『乃木坂工事中』で行われ、個別握手会応募は、8月25日(木)・26日(金)又は9月1日(木)・2日(金)から開始されると、予想していたと思います。
以下のように、乃木坂運営が、2014年以降、秋曲の10月リリースにこだわってきたのは歴然で、今年、方針転換するとはちょっと思えないからです。
(表4) 乃木坂シングルリリースの年サイクル
(2012年)
01枚目 : 02/22 ぐるぐるカーテン
02枚目 : 05/02 おいでシャンプー
03枚目 : 08/22 走れ!Bicycle
04枚目 : 12/19 制服のマネキン
(2013年)
05枚目 : 03/13 [春] 君の名は希望
06枚目 : 07/03 [夏] ガールズルール
07枚目 : 11/27 [秋] バレッタ
(2014年)
08枚目 : 04/02 [春] 気づいたら片想い
09枚目 : 07/09 [夏] 夏のFree&Easy
10枚目 : 10/08 [秋] 何度目の青空か?
(2015年)
11枚目 : 03/18 [春] 命は美しい
12枚目 : 07/22 [夏] 太陽ノック
13枚目 : 10/28 [秋] 今、話したい誰かがいる
(2016年)
14枚目 : 03/23 [春] ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 07/27 [夏] 裸足でSummer
16枚目 :
# 曜日はすべて水曜
CDデビューした2012年は、4枚のシングルをリリースしていますが、春、夏、秋といった季節とシングルCDを関連させる雰囲気はあまりなかった。
しかし、2013年以降、年3枚のリリースが定着し、それに伴って、春曲、夏曲、秋曲というジャンル分けが、明確化していきます。
そして、NHK紅白歌合戦がほとんど話題に上らなかった2013年、秋曲は11月末に発売され、一方、出場意思を鮮明にした2014年と、初出場を実現した2015年は、10月のリリースになっている。
これが偶然と思えないのは、紅白出場歌手の選考において、CDリリースやコンサートなど、評価の対象となる実績は、10月までのものに限られるという噂が、以前からあるからです。
噂にどの程度の信憑性があるかは分かりませんが、出場歌手は毎年11月下旬に発表されるので、例えば、11月27日(水)発売の「バレッタ」が、2013年の紅白選考において、乃木坂の実績に含まれないのは当然で、シングルを出すのであれば、10月までにという意見には、一定の説得力がある。
今年も、2ndアルバム「それぞれの椅子」のキャンペーンや握手会応募が、佳境に入っていた7月下旬に、半ば強引というか(笑)、えいやっ!とばかりに、夏曲「裸足でSummer」をリリースしていて、運営は、春曲3月、夏曲7月、秋曲10月に、強いこだわりを持っているかもしれないと、強い印象を受けました。
また、1度のシングル発売で、CD70万枚以上のお金が入ってくるわけで、大きな支払いを11月初めに集中させていれば、10月中のリリースは資金繰りの面からもマストになってきます。
もちろん、紅白選考にせよ、資金繰りにせよ、憶測の域を出ませんが、2014年以降、運営が何らかの理由で、シングル発売の時期をあらかじめ決めている可能性は高く、2016年も、夏曲まで、その通りに進んでいるのは事実です。
従って、16枚目の10月発売を、運営が望むスケジュールと見なすのは、理に適っていて、選抜発表と個別握手会応募開始の時期について、上述したように、9月第1週リミットという予想が出てきます。
ところが、運営の計算を打ち砕きかねない因子が、最近、登場しています。
楽曲提供の遅れです。
乃木坂運営としては、2014年、2015年と同じく、神宮ライブ最終公演における、秋曲の初披露を考えていると思います。
しかし、いくら乃木坂側がそれを望んでも、肝心の表題曲が届かなければ、お披露目出来るのは発売日と、せいぜいタイトルに留まってしまう。
そして、同時期である8月31日(水)に、AKB48の45枚目「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」が発売され、9月7日(水)には、HKT48の8枚目がリリースされます。
HKT48の新曲は、まだタイトルが発表されておらず、現在、制作中のようで、一方、AKB48のシングルも、カップリング曲を含め、完全に仕上がっているのかどうか分かりません。
8月終わりと9月始めに発売されるAKB48Gのシングルが、まだ出来上がっていない可能性がある中、10月以降にリリースされる乃木坂16枚目の制作に、総合プロデューサーがどこまで時間を割けるのか、全然不安を感じないと言ったら嘘になる(笑)。
15枚目表題曲も、タイトル発表が個別握手会の5次応募までずれ込み、沖縄でのMV撮影ロケは、仮歌と仮フリで行われた可能性が高い。
16枚目のスケジュールが、すんなり進み、神宮最終日に、発売日、タイトル名、そしてステージパフォーマンスの三拍子が、きっちり揃うかどうか、ここまでの経緯を見ていると、予断を許さないものがあります。
楽曲が予定通りに届くかどうかに加えて、気になるのは、桜井玲香を始めとするメンバーの体調です。
16枚目リリースが10月であれば、9月第1週までに16th選抜が発表され、その後、シングルの制作が本格化しますが、桜井玲香が、若月佑美とWキャスト方式で主演を務める舞台『嫌われ松子の一生』は、9月29日(木)から10月10日(月祝)までが本番公演です。
つまり、舞台の稽古期間と、16枚目の制作ががっつり重なるわけで、現在、完全休養しているキャプテンが、9月に入って、いきなりシングルと舞台の両立というハードスケジュールをこなすのは、あまりに危険というものです。
もちろん、桜井さんの調子を考慮して、場合によっては、16枚目の負担を大幅に減らす措置が取られると思います。
しかし、2ndアルバム「それぞれの椅子」から15枚目「裸足でSummer」、さらには全国ツアーと、もともと相当にキツいスケジュールが続いており、キャプテンの体調問題がきっかけとなって、16枚目は少しペースを落とそうという雰囲気が出てくる可能性もある。
例えば、8月30日(火)に神宮ライブが千秋楽を迎えた後、何と、たった3日後の9月2日(金)に、2ndアルバムの特典である『セブン-イレブン限定ミニライブ』が、幕張メッセにて予定されています。
つまり、全国ツアーが終わっても、すぐには休めないわけで、これはキツいと思います。
これほどの「鬼」スケジュールに、16枚目制作を重ねると、溜まりに溜まった疲労から、怪我や病気のメンバーが続出してしまう危険がある。
おそらく、セブンイレブンのライブが終わってから、休みが入るのだと思いますが、16枚目の制作がなければ、少し長めに休めて、そういった確率を下げられます。
楽曲が想定したスケジュール通りに届くかどうか分からないこと、さらには、体調を崩すメンバーが続出するかもしれないという健康面の問題。
16枚目の10月発売に何が何でもこだわるのであれば、それは必ずしも賢明な姿勢でないと思います。
しかし、乃木坂を取り巻く状況を考えると、それでも、運営が10月リリースを目指す可能性は高いでしょう。
(表5)「裸足でSummer」個別握手会の完売状況推移
凡例
[応募次数] 前次からの完売積み上げ部数 {完売部数/総部数 (部数ベースの完売率_枚数ベースの完売率) 推定売り上げ枚数} 受付期間 (受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算している。
[01次] +000 {000/630 (00.0%_00.0%) 00.0万枚} 06/02(木)03(金) [-58d]
[02次] +196 {196/630 (31.1%_54.4%) 21.8万枚} 06/09(木)10(金) [-51d]
[03次] +062 {258/630 (41.0%_69.6%) 27.9万枚} 06/16(木)17(金) [-44d]
[04次] +098 {356/630 (56.5%_85.8%) 34.3万枚} 06/23(木)24(金) [-37d]
[05次] +067 {423/760 (55.7%_87.6%) 42.3万枚} 06/30(木)01(金) [-30d]
[06次] +083 {506/760 (66.6%_92.9%) 44.8万枚} 07/07(木)08(金) [-23d]
[07次] +071 {577/760 (75.9%_96.5%) 46.6万枚} 07/14(木)15(金) [-16d]
[08次] +036 {613/760 (80.7%_97.8%) 47.2万枚} 07/21(木)22(金) [-09d]
[09次] +032 {645/760 (84.9%_98.6%) 47.6万枚} 07/28(木)29(金) [-02d]
[10次] 08/04(木)05(金) [+05d]
[11次] 08/18(木)19(金) [+12d]
推定される販売上限枚数 = 48.3万枚
「ハルジオンが咲く頃」初動算入時点前後における完売状況推移
[09次] +012 {677/780 (86.8%_99.0%) 49.0万枚} 03/10(木)11(金) [-16d]
[10次] +011 {688/780 (88.2%_99.2%) 49.1万枚} 03/17(木)18(金) [-09d]
[11次] +004 {692/780 (88.7%_99.2%) 49.2万枚} 03/24(木)25(金) [-02d]
[12次] +004 {696/780 (89.2%_99.3%) 49.2万枚} 03/31(木)01(金) [+05d]
推定される販売上限枚数 = 49.5万枚
「裸足でSummer」個別握手会は、初動に流し込まれた8次応募において、完売率が80.7%、枚数ベースでは97.8%も売り切っていて、さらなる上乗せはほとんど望めない状態でした。
確かに、「ハルジオンが咲く頃」は、算入次数である10次応募において、完売率88.2%の枚数ベース99.2%という驚異的な値になっていて、この辺の数字を比べて、15枚目の個別握手会は、前作より低調といった見方が出てくるのかもしれません。
しかし、かりに、15枚目の初動算入時点で、枚数ベースが前作と同じ99.2%に達していても、47.2万枚が47.9万枚と、7千枚ほどアップするだけです。
総部数が20部ほど減らされていたので、販売可能な上限枚数は、前作の49.5万枚に対して、今作は48.3万枚と1万枚以上も少なく、97%を越えるレベルでの勝負では、その差が響いてくるのは当然のことです。
つまり、15枚目の個別握手会セールスは、どんなに頑張っても、14枚目を1万枚以上は下回る設定になっていて、深川麻衣という人気メンバーが抜けたにも関わらず、それを2万枚差に収めたのは、むしろ素晴らしい出来と言っていいでしょう。
従って、もし運営が、15枚目での初動前作越えを狙っていたのであれば、店頭販売分を大きく積み上げる必要があった。
ところが、14枚目と比べて、15枚目の初回限定盤に対して、より強力な特典を付けた感はない。
当初3タイプとされていた初回限定盤を、4タイプ用意すると発表されたのも、かなり後になってからで、そもそもタイトル名の告知が遅かった。
深川麻衣の卒業という大イベントと絡めた14枚目や、怒濤の特典イベント攻勢を仕掛けた2ndアルバムに比べると、15枚目の店頭販売は、「淡白」とすら言いたくなるような(笑)、そんな風情が漂っていて、前作並の売り上げ枚数だったとすれば、逆に、乃木坂人気の底力が窺えるセールスであると思います。
15枚目「裸足でSummer]」では、個別握手会セールスにせよ、店頭販売にせよ、運営は、しゃかりきになって数字を上げようという気持ちを、あまり抱いてなかったように見えます。
そして、今の乃木坂を眺めていると、それはもっともなことだと合点のいくものがある。
というのは、セブンイレブンやJR東日本といった大手スポンサーと、長期の契約を結んでいる今、特典イベントというお金の掛かる手法で、CDセールスを伸ばすことの意義が、薄れてきているんじゃないでしょうか。
千円、千五百円のCDを買えば、メンバーと握手が出来たり、ミニライブを観れたりするのは、ファンからすれば「お得」だけど、主催者にとっては、かなり利益率の低いイベントにならざるを得ないでしょう。
実際、そんな値段で鑑賞出来る、ライブや舞台は存在しないわけで、警備費、会場費、レーン設置費、人件費、交通宿泊費などを考えると、大規模な特典イベントを2千円もしないCDの「おまけ」として開催するのは、収支的に大変なことだと思います。
乃木坂の運営が、メンバーごとの部数配分に細心の注意を払い、総部数を減らしてまで、「効率」にこだわっているのは、少しでも無駄を省いて、収支を良くしたい気持ちの表れじゃないでしょうか。
スポンサーからのCM料やタイアップ料、あるいは、テレビへの出演料などが、まとまった額入ってくるようになれば、握手会の規模を抑えて、利益率の低いイベントへの出費を抑える方向に舵を切っても不思議ではない。
そして、ゴールデンタイムの有名番組に、メンバーがしょっちゅう出始めている現在、乃木坂は、収益確保の重心を、CDセールス以外のジャンルに、少しずつ移しつつあるのかもしれません。
15枚目のオリコン初動が、14枚目より2万枚ほど下がったとしても、実利的には、何ら問題のないことで、むしろ、売り上げ枚数をアップするため、効率の悪いレーンを増設する方が、よほど大きな問題という認識です。
実際、地上波テレビにレギュラー番組を持っている、生駒里奈と高山一実は、担当部数を低めに抑えられているようで、握手会アイドルからメディアアイドルへという流れを、裏付けています。
ただ、乃木坂が、大手スポンサーに注目され、お茶の間で人気を博す存在であるためには、グループとして、ブランドイメージを保持することが不可欠で、「紅白出場歌手」という肩書きは、非常に有効なアピールと言えます。
握手会を通したCDセールスに、収益の軸足が置かれていた時代以上に、現在の乃木坂にとって、紅白出場は大きな意味を持っている可能性があって、もし運営がそういった認識を持っているのであれば、16枚目の10月発売は、何としてでも実現しなければならない、目標になります。
メンバーの体調を考えると、個人的には、シングルリリースのペースを一度落として、しっかり身体を休めて欲しいのですが、現実には、そうはならない確率の方が高そうで、やはり、9月第1週までに、16枚目スケジュールがスタートする予感がしています。
であれば、せめて握手会の日数を減らして、メンバーの負担を軽くして欲しいんですが、そういう意図的なCDセールスの引き下げは、今だに、実現していないわけで、いつか誰かが大怪我したり、倒れるんじゃないかと、ヒヤヒヤする日が続いていて、こっちが体調不良になりそうで、困ったもんです(笑)。
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