ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

橋本奈々未が「卒業」、サヨナラの意味 iTunesランク好調も、欅坂に及ばない乃木坂の楽曲連動性 [21Feb17]

2017-02-21 21:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

『乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE』
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[公演日程] さいたまスーパーアリーナ
02月20日(月) Day1 (開演18:00) 橋本奈々未卒業コンサート
02月21日(火) Day2 (開演18:00)
02月22日(水) Day3 (開演18:00)
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02月22日(水) [演劇] ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の大阪公演初日 (梅田芸術劇場メインホール)

02月25日(土) [TV_CS] 22 : 30 〜 24 : 30 MUSIC ON! TV『5th YEAR BIRTHDAY 記念 乃木坂46特集』
02月25日(土) [TV_地デ] 25:00〜25:30 静岡朝日テレビ『ふじ△(ふじさんかっけー)』のレギュラーMCとして、若月佑美が出演

02月26日(日) [ラジオ_AM] 13:00〜17:00 TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』に、生駒里奈が出演
02月26日(日) [TV_BS] 23 : 00 〜 NHK BSプレミアム『乃木坂46のガクたび!』。乃木坂メンバーが全国各地の学校に「転校生」として一日入学し、生徒たちと同じ目線で学校生活を過ごす
02月26日(日) [TV_CS] 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご(のぎえいご)#15』に、レギュラーとして川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、ゲストとして衛藤美彩、高山一実、星野みなみ/新内眞衣、堀未央奈が出演

(写真集)
01月25日(水) [Book] 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』が、幻冬舎より発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケ
02月07日(火) [Book] 白石麻衣の2ndソロ写真集『パスポート』が、講談社より発売。撮影は中村和孝氏で、アメリカ西海岸のサンディエゴとロサンゼルスで4日間のロケを敢行
02月20日(日) [Book] 橋本奈々未の2ndソロ写真集『2017』が、小学館 CanCam編集部より発売
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットもあるそうです
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

(舞台)
01月15日(日)〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』 
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
[上演期間と劇場]
東京公演 01月15日(日)〜02月14日(火) 赤坂ACTシアター
大阪公演 02月22日(水)〜03月05日(日) 梅田芸術劇場メインホール
[公演日程]
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
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大阪公演日程 : 梅田芸術劇場メインホール
02月22日(水) 01日目 第01公演(18:30)
02月23日(木) 02日目 第02公演(13:30)
02月24日(金) 03日目 第03公演(13:30)^
02月25日(土) 04日目 第04公演(12:30)&第05公演(17:30)^
02月26日(日) 05日目 第06公演(12:30)&第07公演(17:30)
02月27日(月) 06日目 第08公演(13:30)
02月28日(火) 07日目 休演日
03月01日(水) 08日目 第09公演(13:30)&第10公演(18:30)
03月02日(木) 09日目 第11公演(13:30)
03月03日(金) 10日目 第12公演(13:30)^
03月04日(土) 11日目 第13公演(12:30)&第14公演(17:30)
03月05日(日) 12日目 第15最終公演(13:30)
=============(千秋楽までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



橋本奈々未さん、卒業おめでとうございます。

そして、本当にお疲れ様でした。

昨年10月16日(日)深夜に放送された『乃木坂工事中』で、16th選抜のセンターに抜擢されたとき、腰の状態が芳しくないと分かっていたので、これから一体どうなることかと驚きました。

しかも、10月19日(水)深夜の『オールナイトニッポン』で、誕生日を目処に、乃木坂を「卒業」するとの発表があり、通常より、負担の重いセンターになる可能性が高くなる。


案の定、それから怒濤の日々が始まります。

「サヨナラの意味」の過酷なMV撮影に挑み、NHK紅白歌合戦を含む、年末音楽祭への出演ラッシュをこなし、ニューヨークに飛んでソロ写真集『2017』を撮影し、ソロ曲「ないものねだり」のMVを制作し、Webサイト「SHOWROOM」で写真集の宣伝をしつつ、『乃木坂工事中』で謎のカードゲーム「ナンジャモンジャ」に興じ(笑)、遂に昨日、さいたまスーパーアリーナでの卒業コンサートを、無事、終えるに至った。

あるいは、腰の具合など、決して「無事」ではないのかもしれませんが、とにもかくにも、しばらくは、しっかり休養して、心身共にリフレッシュされることを願っています。


ななみんが最後まで完走出来るのか、16枚目の期間、ずっと心に引っ掛かっていて、ハラハラしていたので、「卒業」という言葉を目にすると、今は、むしろホッとします。

ただ、今後、ことあるごとに、「ああ、橋本さん、もう居ないんだな」と気づかされて、徐々に、寂しさが募っていくのかもしれません。

「卒業」に辿り着く、最終の峠越えが、観ていられないほどシビアだったので、今日は、妙な達成感すら覚えていて(笑)、ななみんが去ってしまったことを、本心から理解出来ていない気がします。


彼女は、ファンの噂やコメントに、割と積極的に反応する人で、とくに、センターだった期間は、あれこれリアクションが派手だった(笑)。

それがゼロになってしまうと、心にポッカリと、大きな穴が開きそうで怖いです。

でも、その寂しさを噛み締めることこそ、かつて華やかに活躍したメンバーの「卒業」に、向き合うということなのでしょう。


橋本奈々未さん、あらためて、卒業おめでとうございます。

乃木坂メンバーとして過ごした5年半を糧に、新しい世界でも、大きく羽ばたかれることを、心から祈っています。

どうか、くれぐれも、お体だけは、大事になさって下さい(笑)。


さて、今日は、橋本奈々未が過ごした最後の4ヶ月を振り返る意味を込めて、「サヨナラの意味」のセールス、とくに iTunes Store のランキング推移を見てみます。

(表1) iTunes Store トップソングにおける、16枚目表題曲「サヨナラの意味」の週単位での順位推移

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間 曲を披露したその週放送のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

「サヨナラの意味」の配信開始から現在までの順位推移

5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日) Mステ, シブヤノオト
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日) 乃木中, 46SHOW!
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日) うたコン, Rの法則, ベストヒット
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日) 日テレHALLOWEEN
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 05週目 11/28(月)04(日) ベストアーティスト
0-0-0-0-6 / 1-0-0 [0] : 06週目 12/05(月)11(日) FNS歌謡祭
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 07週目 12/12(月)18(日) 堂本兄弟XmasSP
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 08週目 12/19(月)25(日) MステSUPER
0-0-2-2-3 / 0-0-0 [0] : 09週目 12/26(月)01(日) 紅白, CDTV年越
0-2-2-3-0 / 0-0-0 [0] : 10週目 01/02(月)08(日)
0-0-4-3-0 / 0-0-0 [0] : 11週目 01/09(月)15(日)
0-0-0-1-3 / 3-0-0 [0] : 12週目 01/16(月)22(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 13週目 01/23(月)29(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 14週目 01/30(月)05(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 15週目 02/06(月)12(日)
0-0-0-0-0 / 1-6-0 [0] : 16週目 02/13(月)19(日) 46SHOW!
0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 17週目 02/20(月)26(日)「卒業」


各行の右に、「サヨナラの意味」を披露した音楽番組や歌謡祭を載せています。

人気のある番組に軒並み出演しており、質、量ともに凄まじいキャンペーンで、橋本奈々未は、腰に問題を抱えながら、よくぞ頑張ったと言いたくなります。

しかし、これだけのプロモーションを仕掛けながら、配信7週目までは、前作「裸足でSummer」と、ほとんど変わらない順位推移でした。

夏シングルの表題曲は、このまま下降を続け、配信12週目あたりから、圏外に去っている。


ところが、「サヨナラの意味」は、『Mステ SUPER LIVE』が開催された配信8週目に大きく反転上昇し、大晦日の『第67回NHK紅白歌合戦』を含む9週目、順位をさらにアップさせます。

そして、新年の正月を迎えた10週目、トップ20にランクインするほど高順位をマーク、そこをピークに、徐々に下がっていく。

ただ、昨夜の橋本奈々未「卒業」コンサートは、追い風になったようで、再び、大きく反転して、40位以内へのランクインを果たしています。


「サヨナラの意味」が順位を大幅アップさせた8、9、10週目は、日単位では、以下のような推移になっています。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、「サヨナラの意味」の日単位での順位推移

凡例
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 対象日の日付 曲を披露したその日放送のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、指定された日においてランクインした順位帯
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

「サヨナラの意味」の配信開始後 8、9、10週目の順位推移

062位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 48日目 12/19(月)
067位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 49日目 12/20(火)
081位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 50日目 12/21(水)
078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 51日目 12/22(木)
040位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 52日目 12/23(金) MステSUPER
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 53日目 12/24(土)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 54日目 12/25(日)
043位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 55日目 12/26(月)
041位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 56日目 12/27(火)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 57日目 12/28(水)
035位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 58日目 12/29(木)
049位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 59日目 12/30(金)
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 60日目 12/31(土) 紅白, CDTV年越
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 61日目 01/01(日)
018位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 62日目 01/02(月)
020位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 63日目 01/03(火)
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 64日目 01/04(水)
023位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 65日目 01/05(木)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 66日目 01/06(金)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 67日目 01/07(土)
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 68日目 01/08(日)


やはり、『Mステ SUPER LIVE』の直後に、大きく順位が上がり、50位以内に再突入。

それを維持したまま、大晦日の『紅白歌合戦』を迎え、『CDTV年越しSP』を経て、順位が30位以内にまで急上昇。

正月三が日にトップ20入りを達成しています。

あるいは、歌番組ではないけど、1月1日(日)、人気の高いテレビ朝日 『芸能人格付けチェック』に、秋元真夏、白石麻衣、高山一実、松村沙友理が出演し、正解連発で存在感を見せたことも、影響しているかもしれません。


それにしても、配信開始から、右肩下がりを続けていた「サヨナラの意味」の順位が、一気に反転上昇したのは、間違いなく、『Mステ SUPER LIVE』が切っ掛けであり、紅白がさらに順位を押し上げている。

当たり前のことだけど、やはり、スーパーライブと紅白には、ぜひ出た方が良いということですね(笑)。

多くのアーティストが、これらの番組を目指すのは、大いに頷ける話です。


次に、「サヨナラの意味」の順位成績を、2016年に発売した他の表題曲と比べてみましょう。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、2016年に発売された乃木坂・欅坂シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

乃木坂のシングル表題曲
07-09-13-16-21 / 36-09-00 [000] (111/111日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [149] (067/216日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [284] (051/335日; 5位) ハルジオンが咲く頃

欅坂のシングル表題曲
12-16-22-15-04 / 14-00-00 [000] (083/083日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 24-60-26 [071] (124/195日; 3位) 世界には愛しかない
47-36-35-41-51 / 96-15-00 [000] (321/321日; 1位) サイレントマジョリティー


大型音楽祭への出演ラッシュがなければ、「サヨナラの意味」は、「裸足でSummer」とあまり変わらない成績だったかもしれません。

しかし、年末年始に上手く上昇気流に乗り、現在、約4ヶ月、一度も200位圏外に落ちることなく、ランクインを続けています。

春夏のシングル表題曲と比べて、楽曲セールスを大幅に伸ばしたと言えるでしょう。


一方、「サヨナラの意味」の4週間後に配信が始まった、欅坂の秋シングル表題曲「二人セゾン」は、50位以内へのランクインが69日と、極めて高い人気を見せています。

欅坂は、デビュー1年目の新人グループとは思えないほど、数多くの大型音楽祭に出演し、ほとんどのステージで「二人セゾン」を披露しており、分厚いテレビ露出の効果が、好成績を支えたのだと思います。

ただ、「サヨナラの意味」も、50位以内ランクインが66日で、ほぼ互角の成績になっています。


しかし、欅坂の配信人気が、乃木坂と決定的に異なるのは、楽曲相互の連動性が高く、強い「巻き込み」効果を確認できる点です。

象徴的なのが、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の違い。

50位以内へのランクイン日数を比べると、「裸足でSummer」は26日、「世界には愛しかない」が14日と、乃木坂が欅坂を上回る成績を挙げている。

ところが、200位以内へのランクインを数えると、「裸足でSummer」が67日に対して、「世界には愛しかない」は124日と、欅坂が乃木坂を2倍近く、上回っています。


実は、配信12週目までを比較すると、二つの曲の順位は、似たような下降線を辿り、むしろ、その傾斜は、ハダサマよりセカアイの方がやや急だった。

そして、同じような時期に圏外に去るのですが、「裸足でSummer」が現在に至るまで、ほとんど200位以内に浮上してこないのに対して、「世界には愛しかない」は、17週目に当たる11月終わり頃から、再ランクインを成功させ、51位から200位の範囲ながら、2月初めの26週目くらいまで、トップソングのリストに名前が載り続けます。

この再浮上が、ランクイン日数の差を生むことになる。


「世界には愛しかない」が再ランクインを果たした11月終わりは、2016年をまとめる各種の楽曲指標が発表され、欅坂の「サイレントマジョリティー」が、アイドルシーンを代表する曲として、今一度、脚光を浴び始めた時期と重なります。

つまり、「サイレントマジョリティー」があらためて注目を集める中で、欅坂の音楽全体が見直され、「世界には愛しかない」への再評価につながった可能性が高い。

一方、乃木坂には、サイマジョのような本格的「ヒット」曲がないため、年末、数多くの人気音楽番組で「サヨナラの意味」をパフォーマンスしても、「ハルジオンが咲く頃」や「裸足でSummer」の再評価につながらず、トップソングの順位も上がらなかったのだと思います。


「サイレントマジョリティー」を通して、欅坂が、その音楽全体に興味を持たれていることは、トップ「アルバム」の順位推移にも表れています。

(表4) iTunes Store トップアルバムにおける、2016年に発売された乃木坂・欅坂シングル「Special Edition」の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

乃木坂の「Special Edition」
11-02-01-02-03 / 13-05-14 [060] (051/111日; 2位) サヨナラの意味
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [172] (044/216日; 2位) 裸足でSummer
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [306] (029/335日; 1位) ハルジオンが咲く頃

欅坂の「Special Edition」
04-03-05-03-06 / 39-12-10 [001] (082/083日; 1位) 二人セゾン
06-04-03-00-04 / 22-30-30 [096] (099/195日; 2位) 世界には愛しかない
09-05-06-02-10 / 51-47-52 [139] (182/321日; 1位) サイレントマジョリティー


乃木坂と欅坂は、シングルの収録曲すべてを、「Special Edition」という1パッケージにまとめ、ダウンロード販売しています。

iTunes Store では、これが「アルバム」として扱われ、トップアルバムというランキング表に載せられます。

上表は、2016年発売シングルの「Special Edition」について、トップアルバムのランクイン成績を示したものです。


乃木坂の「Special Edition」は、配信開始からのスタートダッシュは割と好調で、例えば、トップ10の滞在日数は、欅坂より少し長い傾向がある

ただ、これは、おそらく熱心な既存ファンの多さを反映するもので、最終的な累計ダウンロード数を左右するのは、やはりランクイン日数だと思います。

そして、ランクイン日数を比べると、欅坂の優位は圧倒的です。


シングル収録曲を一括ダウンロードするのは、購入者が、個々の楽曲に対する興味を越え、グループの音楽全体に惹かれている可能性が高い。

さらに、「サイレントマジョリティー」が、182日ランクインという図抜けた成績を叩き出していることから、やはり、この曲、このシングルを中心に、欅坂の音楽が評価されているのだと思います。

ちなみに、欅坂3シングルの全カップリング曲中、トップソングへのランクイン日数がもっとも多いのは、「渋谷川」の16日で、最高も25位と高順位をマークしていますが、偶然か、必然か、収録シングルは「サイレントマジョリティー」です。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、2016年に発売された欅坂1、2、3枚目の(c/w)曲のランクイン日数上位トップ5

凡例
ランクイン日数による順位 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名 (収録シングル)

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

1位 : 0-0-1-1-0 / 3-8-3 [370] (16/386日; 25位) 渋谷川 (1st)
2位 : 0-1-1-0-1 / 4-3-2 [183] (12/195日; 17位) 語るなら未来を (2nd)
3位 : 0-0-0-0-1 / 1-1-8 [184] (11/195日; 50位) 青空が違う (2nd)
4位 : 0-0-2-0-0 / 1-2-1 [380] (06/386日; 26位) キミガイナイ (1st)
5位 : 0-0-0-1-0 / 1-2-1 [078] (05/083日; 39位) 夕陽1/3 (3rd)


カップリング曲と言えば、16枚目に収録されている橋本奈々未のソロ曲「ないものねだり」が、こちらは間違いなく必然だと思いますが(笑)、最近、トップソングの順位を上げています。

(表6) iTunes Store トップソングにおける、16枚目(c/w)曲「ないものねだり」の順位推移

「ないものねだり」の配信開始から現在までの週単位順位推移

0-0-0-1-1 / 2-1-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
0-0-0-0-1 / 4-2-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 04週目 11/21(月)27(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 05週目 11/28(月)04(日)
・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 15週目 02/06(月)12(日)
0-0-0-0-0 / 1-3-0 [3] : 16週目 02/13(月)19(日) MV公開, 46SHOW!
0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 17週目 02/20(月)26(日)「卒業」

「ないものねだり」の配信開始後 16、 17週目の日単位順位推移

200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 104日目 02/13(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 105日目 02/14(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 106日目 02/15(水)
123位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 107日目 02/16(木) MV公開
126位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 108日目 02/17(金)
129位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 109日目 02/18(土) 46SHOW!
081位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 110日目 02/19(日)
049位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 111日目 02/20(月)「卒業」


「ないものねだり」は、配信開始から3週目まで、14日間、200位以内にランクインを続け、その後、長らく圏外に去っていました。

しかし、先週、久しぶりにリストに再登場し、今週、50位以内にジャンプアップしています。

上表後半の日単位順位推移が示すように、フルバージョンMVが公開された2月16日(木)に、200位以内への再浮上があり、昨日の「卒業」ライブの後、さらに大きく上昇しており、紛うことなく、ななみんの「卒業」効果です。


欅坂のカップリング曲について、ランクイン日数最多は「渋谷川」の16日と書きましたが、実は、乃木坂の(c/w)を含めても、先週前半までは、この曲がトップでした。

ところが、14日ランクインで2位につけていた「ないものねだり」が、MV公開を切っ掛けに再浮上し、2月20日(月)の時点で、日数を19日まで伸ばし、抜いてしまいました。

つまり、ななみん最初で最後のソロ曲は、坂道シリーズでもっとも長く200位以内に入ったカップリング曲という、タイトルホルダーになったわけで(笑)、現在の50位以内という順位から考えると、さらにランクイン日数を増やすでしょう。


一応、2016年に発売された乃木坂のカップリング曲に関して、トップソングの成績を載せておきます。

(表7) iTunes Store トップソングにおける、2016年に発売された乃木坂16、15、14枚目の(c/w)曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
シングル番号「タイトル」(c/w)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 全盤種に含まれる共通曲は青色アンダー曲はオレンジ色
# ソロ曲は、曲名の後に担当メンバー名を記している

16枚目「サヨナラの意味」(c/w)
0-0-0-1-3 / 7-7-1 [092] (19/111日; 038位) ないものねだり (橋本)
0-0-0-0-0 / 3-4-4 [100] (11/111日; 065位) あの教室
0-0-0-0-0 / 4-2-4 [101] (10/111日; 087位) 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-4-4 [102] (09/111日; 099位) ブランコ
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [107] (04/111日; 144位) 2度目のキスから
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [108] (03/111日; 086位) 孤独な青空

15枚目「裸足でSummer」(c/w)
0-0-0-0-4 / 6-3-0 [203] (13/216日; 045位) オフショアガール (白石)
0-0-0-0-0 / 4-6-3 [203] (13/216日; 061位) 行くあてのない僕たち
0-0-0-0-0 / 6-3-1 [206] (10/216日; 076位) 僕だけの光
0-0-0-0-0 / 2-1-3 [210] (06/216日; 076位) シークレットグラフィティー
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [214] (02/216日; 162位) 命の真実* (生田)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [214] (02/216日; 168位) 白米様
*「命の真実」の正式曲名は『命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』

14枚目「ハルジオンが咲く頃」(c/w)
0-0-1-1-1 / 0-2-1 [329] (06/335日; 025位) 釣り堀 (西野)
0-0-1-1-0 / 1-1-1 [330] (05/335日; 027位) 急斜面
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [331] (04/335日; 036位) 不等号
0-0-0-0-1 / 1-1-1 [331] (04/335日; 044位) 憂鬱と風船ガム
0-0-0-1-0 / 1-1-0 [332] (03/335日; 039位) 強がる蕾 (深川)
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [333] (02/335日; 096位) 遙かなるブータン


「サヨナラの意味」と「ないものねだり」は、しばらくトップソングの上位ランクインを続ける可能性が高いですが、それが本格的な「ヒット」につながっていくかと言われると、残念ながら難しいかもしれない。

というのも、歌っている人物がいなくなるのは、さすがに厳しい。

「卒業」で盛り上がって、せっかく楽曲が注目を集めても、本人がセンターだと、すぐにグループを去ってしまうので、楽曲をオリジナルのまま、長く披露し続けることは不可能です。

せめて、例えば、齋藤飛鳥を16th選抜のセンターにして、「送り出す」形の楽曲にしていれば、今後のステージに、一定の継続性を持たせることが出来たでしょう。

しかも、あしゅセンターであれば、夏シングルからの連続となるので、「卒業」効果でブーストされた16枚目のCD及び楽曲セールスが、「裸足でSummer」に波及したかもしれない。


乃木坂のセンターは、選ぶコンセプトが定まらず、シングル毎に、選抜と表題曲のイメージがコロコロ変わり、欅坂のように、シングルを跨いだ連動性がほとんどない。

また、最近は、ソロ曲とユニット曲の連発によって、一つのシングル内においてすら、楽曲がバラバラに存在している感がある。

そのため、一つの曲が話題になっても、他の曲が併せて取り上げられる確率が低くなっています。

「卒業」センターは、シングルとシングルの連動性どころか、一つの楽曲の継続性をも、ばっさり断ち切るので、「ヒット」をさらに遠ざけてしまう危険がある。


中軸メンバーの「卒業」は、他メンバーとファンにとって、非常にエモーショナルな出来事で、それを原動力に、楽曲、CD、写真集、ライブ、グッズなど、様々なセールスを仕掛けることが出来る。

しかし、もっとも肝心なのは、そのメンバーが去ったあと、グループが、彼女がいたとき以上に、飛躍する態勢になっているかどうかだと思います。

「次」への布石を打っておかなければ、橋本奈々未が抜けた後、大きな穴がぽっかり開いたまま、ただ「ななみんのいない乃木坂」が続くことになる。


楽曲の継続性を断ち切ってしまう「卒業」センターの次は、何をやりたいのか伝わってこない、「全部のせ」選抜で、しかも、センターを含む多数の福神メンバーが、大きな外仕事を抱えるかもしれない。

今の乃木坂には、その時その時の「企画」はあるけど、さすがプロと唸りたくなるような、それらを貫く「戦略」を感じません。

せめて、ヒット曲が一つあれば、それを軸にして、音楽的、コンセプト的に、グループをまとめていけるけど、「卒業」センターの連発と握手会人気優先の固定選抜で、ヒットを生み出す態勢が整っていない。

橋本奈々未が何とか笑顔で「卒業」に辿り着いたのは、とても喜ばしいことだけど、ふと我に返って、乃木坂を見回してみると、グループの全体像と未来像が見えず、ななみんに対する喪失感と相俟って、重たい気分になっていきます。



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