ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「インフルエンサー」iTunesランクで9日連続TOP10を達成、オリコン初動は85万枚突破が確実 [26Mar17]

2017-03-26 00:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 9:30〜11:00 秋田朝日放送『サタナビっ!』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月26日(日) [TV_地デ] 19:00〜22:42 テレビ東京『今、地方を知れば日本がわかる!池上彰のご当地ウラ事情』に、松村沙友理がリポーターとして登場。レポVTRとスタジオトークの両方に出演する模様
03月26日(日) [TV_CS] 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご ♯16』に、レギュラーの川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、さらにゲストとして斉藤優里が出演。再放送は4月1日(土)10:30〜11:00

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月27日(月) [TV_BS] 24:30〜25:25 BSフジ181『乃木坂46 衛藤美彩のランキングはじめました!』。なんと、衛藤美彩の冠番組がスタート!

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



こんばんは。

17枚目「インフルエンサー」の発売週ということで、毎日、次から次へ、新しい情報が出てきて、右往左往しながら、整理しています(笑)。

まず、オリコンデイリーの4日目が、2.1万枚の1位と発表されたので、来週前半に明らかとなる、週間ランキング第1週、すなわち「初動」の見通しを。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」発売週におけるオリコンデイリーの推移

凡例
[シングル番号] 初日→初動 {+初日と初動の差 / 水曜から日曜までのオリコンデイリー累計} (曜日) その曜日の売り上げ枚数

#「初日」は、オリコンデイリーランキングに初登場する火曜日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位
# 青色の数字は、まだ確定していないが、それ以上の数字になるとの意

[17] 74.3→84.7 {+10.4/10.4} (水)6.1 (木)2.2 (金)2.1 (土)0.0 (日)0.0
[16] 68.3→82.8 {+14.4/14.4} (水)5.3 (木)2.5 (金)2.1 (土)1.4 (日)3.1
[15] 60.0→72.8 {+12.8/12.8} (水)6.2 (木)1.9 (金)1.2 (土)0.9 (日)2.5
[14] 59.1→75.0 {+15.9/15.8} (水)11.4 (木)1.7 (金)1.1 (土)0.9 (日)0.8
[13] 53.4→62.7 {+09.3/09.0} (水)3.9 (木)2.0 (金)1.3 (土)0.8 (日)1.0
[12] 48.2→60.9 {+12.8/12.3} (水)1.6 (木)1.3 (金)0.7 (土)0.7 (日)8.0


初日から初動への積み上げは、水曜から日曜まで5日間における、オリコンデイリー売り上げ枚数の合計に、ほぼ等しくなります。

17枚目「インフルエンサー」のデイリーを眺めると、水曜6.1万枚、木曜2.2万枚、金曜2.1万枚で、16枚目「サヨナラの意味」に非常に似た推移を見せている。

発売週の水曜から日曜までの売り上げは、店頭販売の勢いが反映している可能性が高く、コンビニを含めた販売網の規模や予約特典の種類といった、売り方に関する条件が変わらなければ、同じようなセールスになるのかもしれません。


興味深いのは、16枚目「サヨナラの意味」の数字が、木曜、金曜、土曜と徐々に下がっているのに、日曜に、一気に上昇していることです。

もちろん、単純に、日曜にCDを買う人が増えるという見方もありますが、予約購入をした人が、セブンイレブンやCDショップに受け取りに行くのが、日曜にもっとも多いこと、さらには、系列店の集計が出揃うことが、原因じゃないでしょうか。

一方、14枚目「ハルジオンが咲く頃」には、日曜のジャンプアップがありません。

このシングルは、セブンネットなどを通した、ネットによる予約販売に、とくに力を入れたため、CDが発送される水曜日に、11.4万枚という大きな売り上げが記録され、その後は、比較的少ない売り上げが日曜まで続いたのだと思います。

逆に、12枚目「太陽ノック」は、セブンイレブンのみの限定盤を用意するなど、コンビニの店頭販売に力を入れまくったシングルで(笑)、最終日曜に、8.0万枚という、信じられない売り上げが計上されています。


最近の乃木坂は、ネットと店頭、どちらかに大きく偏ることなく、バランスをとって販売している感じで、15枚目「裸足でSummer」と16枚目「サヨナラの意味」は、水曜に5〜6万を売り上げ、木曜、金曜、土曜と徐々に下がって、日曜に2.5〜3万枚へアップするという同じパターンを示している。

「インフルエンサー」も、多分、このパターンを踏襲すると思われ、土曜に1.5万枚、日曜に3万枚くらいを見込んで良いんじゃないでしょうか。

となると、金曜までのデイリーを入れた84.7万枚に、さらに4.5万の積み上げで、89万枚を少し越えるあたりが、現時点における、妥当な予想値だと思います。


橋本奈々未が「卒業」した上、何人ものトップメンバーが握手会に参加せず、当初、苦戦が心配されたCDセールスでしたが、蓋を開けてみると、オリコン初動として、前作を越え、90万枚に迫ろうかという数字が出ているわけで、「今、乃木坂来ている」ということなんでしょうか(笑)。

10万枚を越えかねない、トップメンバーの抜けた大きな穴を、他メンバーの増部と3期の売り上げでカバーするなんて、かなり厳しいだろうと思っていたけど、人気の追い風が吹いているときは、大抵のことが上手く回る実例を目の当たりにしている気分です。

ただ、CDセールスがピンチだった17枚目は、楽曲人気という観点では、もの凄いチャンスだと言えます。


昨年末に2年連続紅白出場を果たし、年明けからゴールデンタイムのテレビ番組にバンバン出演、さらに、ソロ写真集を矢継ぎ早に発売して、大きな売り上げを記録し、様々なメディアに取り上げられている。

乃木坂に対する関心度がぐんぐん上がっている現在こそ、楽曲セールスを一気に引き上げる、グループ結成以来の願ってもない好機です。

そこで、CDセールス以外の楽曲セールスに関して、目立った動きを紹介しておきます。


土曜の夕方、フジテレビ『MUSIC FAIR 』に乃木坂が出演、「インフルエンサー」のパフォーマンスが披露されました。

テレビの音楽番組は、これで3回目のステージかと思いますが、やはり、MVのダンスとは異なる、柔らかい、女性的な踊りという印象を受けました。

MVでは、テンポの速いメロディーに、1音符づつフリを付け、楽曲の持つパンチとスピード感を、手数の多い、高速ダンスで表現することを、目指しているように感じます。

そして、手、腕、脚を、素早くサッと動かし、力強くガシッと止めるため、まるで、空手やカンフーにおける「演武」のようにも見える(笑)。

あるいは、歌衣装を、チャイナドレスのような雰囲気に仕上げているのは、カンフー的な振り付けを意識してのことかもしれません。


しかし、メンバーの筋力が付いていかないことから、1音符ごとに、「動き」と「止め」をを繰り返すフリを修正して、1小節くらいのまとまりで、ある程度流れるようなダンスに変更されている気がします。

小刻みに「止め」を入れると、フリとフリの間に明確な分岐点が設定され、鑑賞者は、各メンバーが、今、どの段階に来ているか、容易に判断することが出来ます。

そのため、よほど全体練習を積まないと、例えば、あるメンバーが右手、左手、首の「動き」を終え、左脚に取り掛かっているとき、隣のメンバーは、まだ左手を動かしている(笑)、なんてことが、はっきり分かってしまって、バラバラ感がキツくなる傾向がある。


一方、流す感じにして、分岐点を曖昧にすれば、個々人のフリが少しばらけても、全体として左程気にならないというメリットがあります。

ただ、「インフルエンサー」は、小気味良いテンポと音符が詰まったような過剰感から、音楽そのものが、手数の多い、高速ダンスを要求しているとも言える。

すると、早いリズムの音楽を、ゆったり踊ることになり、妙な違和感が生じる可能性がある。

音楽番組でのパフォーマンスを観ていて、踊りに意識を集中させると、歌詞とメロディーが頭に入ってこない気がするのは、本来の高速ダンスを、やむを得ず「低速化」したためかもしれません(笑)。


MVにおいて、唯一、上手く高速ダンスをこなしていた伊藤万理華は、まだ、そのリズム感が身体に残っているのか、スピードのある「動き」とパワフルな「止め」が入っていて、フリとして意図的にディレイを掛けている部分はともかく、細かいダンスで、周りのメンバーと比べて、動き出しが、少し遅く見えるんですね。

他のメンバーは、フリからフリへの間合いを省いて、流れるように踊っているのに対して、まりっかは、ちゃんと間合いを作りながら進むので、動き出しが遅くなり、しかし、高速で動くため、最終ポイントには同着するという、不思議なズレが発生している(笑)。

『MUSIC FAIR』のステージでは、メンバーのソロショットを多めに入れて、こういったズレやバラバラ感を抑えるような編集が施されていたように感じましたが、テレビ朝日『MUSIC STATION』とTBS『COUNT DOWN TV』は、フォーメーション変化を中心に据える見せ方で、結構、ありのままの現状が伝わってきました(笑)。

ダンスが音楽と十分マッチしていなのは宜しくないので、まりっかのソロで、高速ダンスのシーンを入れるなど、何かもう少し、手を加えた方が良いんじゃないかという気がします。


ところで、有り難いことに、『MUSIC FAIR』のパフォーマンスは、今回も、通常テレビサイズの2分半ではなく、3分近い尺になっていました。

長いステージを貰えるのは、パフォーマンスする側にとって、何よりのことなので、呼んでくれた側、そして何より視聴者の期待に応えられるよう、乃木坂は、歌とダンスをしっかり磨いて欲しいですね。

乃木坂は音楽アイドルで、もっとも力を入れるべき場所は、音楽番組やライブのステージだと思うので。


以下に、「サヨナラの意味」と「インフルエンサー」の演奏時間を比較したものを載せています。

(表2) 「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組

凡例
(放送された順番) 演奏時間 @ パフォーマンス放送開始日時のCD発売日に対する時間関係 [パフォーマンス放送開始日時] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「パフォーマンス放送開始日時」が分からない場合は、番組開始時刻を記し「*」を付けている
#「放送の種別」の「地デ」「BS」「CS」は、地上デジタル放送、BS放送、CS放送の意
# 2017年03月25(土)までのものを掲載

インフルエンサー (CD音源 =4分25秒)
(01) 2分30秒 @ 04.2日前 [03/17(金)20:00*] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(02) 2分29秒 @ 02.9日前 [03/19(日)01:26] (地デ) TBS『COUNT DOWN TV』
(03) 2分55秒 @ 03.8日後 [03/25(土)18:09] (地デ) フジテレビ『MUSIC FAIR』

サヨナラの意味 (CD音源 = 4分53秒)
(01) 2分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
(02) 2分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(03) 2分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
(04) 2分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
(05) 4分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
(06) 2分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ_生) NHK総合『うたコン』
(07) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
(08) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ_生) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』
(09) 3分30秒 @ 18.0日後 [11/26(土)23:27] (CS) 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』
(10) 2分30秒 @ 20.8日後 [11/29(火)19:15] (地デ_生) 日本テレビ『ベストアーティスト2016』
(11) 2分15秒 @ 28.8日後 [12/07(水)20:04] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第1夜』
(12) 2分32秒 @ 38.0日後 [12/16(金)23:46] (地デ) フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』
(13) 2分31秒 @ 44.8日後 [12/23(金)19:36] (地デ_生) テレビ朝日『Mステ スーパーライブ』
(14) 2分31秒 @ 52.9日後 [12/31(土)21:10] (地デ_生) NHK総合他『第67回NHK紅白歌合戦』
(15) 2分30秒 @ 53.1日後 [01/01(日)02:20] (地デ_生) TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2016 → 2017』


「サヨナラの意味」は、CD発売前に、『ハロウィン音楽祭2016』『MUSIC STATION』『シブヤノオト』『乃木坂工事中』と4回のテレビ披露を行いましたが、「インフルエンサー」は2回だけで、今作の新曲キャンペーンは、前作に比べ、タイミングが遅く、量としても少ない印象を受けます。

トップメンバーの個人的なテレビ露出は、レギュラー出演番組が増えたりして、大幅にアップしているものの、肝心の楽曲プロモーションが、やや薄くなっている気がして、心配になります。

まだまだ、これからだと思いますが、ダンスナンバーなので、とくに全体練習の時間を十分に確保して、質の高いステージを見せてくれることを願っています。


次は、MVについての話です。

YouTubeに公開されていた、17枚目カップリング曲のフルバージョンMVが、CD発売日に、ショートに差し替えられました。

乃木坂のシングルでは、もう恒例となってしまった光景で、毎回、気分が凹みますが、短い期間ながら、各曲のMV人気が数字として出てくるので、以下に載せておきます。

(表3) YouTube公開が終了した乃木坂17、16、15枚目カップリング曲フルバージョンMVの再生回数

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
公開時間 : 期間中の再生回数平均増加速度 (公開終了時の累計再生回数) 曲名

#「累計再生回数」は「万枚」単位
#「ないものねだり」は現在もフルバージョン公開中で、初期14日間に絞ったデータを載せている
#「ないものねだり」以外はすべて、CD発売日にフルバージョンが削除され、ショートに切り替わっている
# 公開期間のより長い順に曲を上から並べ、同じ期間であれば、累計再生回数のより大きい方を上にしている

乃木坂46_17枚目「インフルエンサー」(C/W)曲
14.0日間 : 7.9万回/日 (110.5) 意外BREAK
14.0日間 : 7.7万回/日 (108.2) Another Ghost
07.0日間 : 7.5万回/日 (52.8) 三番目の風
07.0日間 : 6.5万回/日 (45.6) 風船は生きている

乃木坂46_16枚目「サヨナラの意味」(C/W)曲
14.0日間 : 8.4万回/日 (117.0) ないものねだり
14.0日間 : 5.2万回/日 (73.5) あの教室
07.5日間 : 5.4万回/日 (40.9) 2度目のキスから
06.0日間 : 6.1万回/日 (36.5) 君に贈る花がない
06.0日間 : 5.1万回/日 (30.7) ブランコ

乃木坂46_15枚目「裸足でSummer」(C/W)曲
13.0日間 : 4.8万回/日 (62.5) オフショアガール
13.0日間 : 2.3万回/日 (30.0) 命の真実
06.0日間 : 5.5万回/日 (32.7) シークレットグラフィティー
06.0日間 : 3.9万回/日 (23.2) 白米様
命の真実 = 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」


橋本奈々未のソロ曲で、「卒業」ライブに合わせて、MVを公開した「ないものねだり」が、高い人気を見せていますが、まあ、これは条件が違うので、別に考えるべきでしょう。

すると、15枚目で13日間公開の「オフショアガール」が4.8万回/日、16枚目で14日間の「あの教室」は5.2万回/日、17枚目の「意外BREAK」7.9万回/日、「Another Ghost」7.7万回/日と、シングルごとに再生数の増加ペースが上がっている。

このデータを見ると、昨年から今年に掛けて、乃木坂の人気が急速に上がってきたことを、実感します。

ただ、「インフルエンサー」の Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」順位が、再生回数の伸びが期待させるほどは上位に食い込まないことから、海外での人気が大幅にアップしている可能性はあります。


楽曲人気を測るには、MVの人気だけでなく、iTunes Store トップソングにおける順位推移が、重要な情報になる。

実は、「インフルエンサー」は、配信9日目までTOP10に滞在し、10日目である24日金曜、11位以下に下がっています。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、「インフルエンサー」の順位及び順位帯の日単位推移

凡例
「曲名」グループ名_収録シングルと曲の種類
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 日付 ← その日に放送された、曲披露のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、「1」が記されている場合、指定された日において、対応する順位帯にランクインしたことを示す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

「インフルエンサー」乃木坂46_17枚目表題曲
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 03/15(水)
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 03/16(木)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 03/17(金)← Mステ
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 03/18(土)← CDTV
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 03/19(日)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 03/20(月)
007位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 03/21(火)
009位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 03/22(水)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 03/23(木)
014位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 03/24(金)


以下に示すように、TOP10のランクイン日数は、13枚目表題曲「今、話したい誰かがいる」で9日を記録したあと、14枚目「ハルジオンが咲く頃」で2日に急落、その後、シングルごとに増え、遂に17枚目で9日に戻ってきた感じになっています(笑)。

(表5) 乃木坂と欅坂が近年リリースした表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

乃木坂46_13〜17枚目表題曲
09-01-00-00-00 / 00-00-00 [000] (010/010日; 4位) インフルエンサー
07-09-13-16-22 / 44-23-08 [001] (142/143日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [181] (067/248日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [316] (051/367日; 5位) ハルジオンが咲く頃
09-05-07-00-06 / 23-00-00 [000] (050/050日; 4位) 今、話したい誰かがいる
# 「今誰」のみ、配信開始後50日目までのデータ

欅坂46_1〜3枚目表題曲
12-16-22-15-04 / 40-06-00 [000] (115/115日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 24-60-26 [103] (124/227日; 3位) 世界には愛しかない
47-36-35-41-60 / 119-15-00 [00] (353/353日; 1位) サイレントマジョリティー


「今、話したい誰かがいる」は、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌になっており、映画に対する人気が、楽曲の配信成績を押し上げた可能性が高い。

しかし、その後の表題曲に、テレビドラマや映画のタイアップは付いていないので、TOP10日数の伸びは、乃木坂楽曲への関心度が、グループ人気の高まりとともに、徐々に上がってきたことを示していると思います。


欅坂は「サイレントマジョリティー」が、別格の人気を誇っていますが、とくに注目したいのは、51位から100位の順位帯に、もっとも多く留まっていることです。

毎週毎週、新しい楽曲が数多く登場するので、人気のある曲といえども、上位を維持し続けるのは難しい。

しかし、51〜100位あたりは、「コンスタント」な楽曲人気があれば、長期に渡って維持が可能な順位帯のようで、「サヨナラの意味」も、44日と、他順位帯と比べ、突出して多いランクイン日数を記録しています。

「インフルエンサー」が200位以内へのランクイン日数を伸ばすためは、この順位帯に留まれるかどうかが鍵になるかもしれません。


次に乃木坂のカップリング曲の順位です。

(表6) 乃木坂が近年リリースしたカップリング曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 200位以内ランクイン日数がより多い曲を上に載せ、同じ日数の場合は、最高順位がより高い方を上にしている
# (u)と(c)は、それぞれアンダー曲と共通曲であることを示している

乃木坂46_17枚目「インフルエンサー」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 7-2-0 [000] (10/10日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-0 [000] (10/10日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [003] (07/10日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [004] (06/10日; 125位) 風船は生きている (u)
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [005] (05/10日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [009] (01/10日; 164位) 人生を考えたくなる (c)

乃木坂46_16枚目「サヨナラの意味」(C/W)曲
0-0-0-1-3 / 9-8-5 [117] (26/143日; 038位) ないものねだり
0-0-0-0-0 / 3-4-4 [132] (11/143日; 065位) あの教室
0-0-0-0-0 / 4-2-4 [133] (10/143日; 087位) 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-4-4 [134] (09/143日; 099位) ブランコ (u)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [139] (04/143日; 144位) 2度目のキスから
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [140] (03/143日; 086位) 孤独な青空 (c)

乃木坂46_15枚目「裸足でSummer」(C/W)曲
0-0-0-0-4 / 6-3-0 [235] (13/248日; 045位) オフショアガール
0-0-0-0-0 / 4-6-3 [235] (13/248日; 061位) 行くあてのない僕たち
0-0-0-0-0 / 6-3-1 [238] (10/248日; 076位) 僕だけの光 (c)
0-0-0-0-0 / 2-1-3 [242] (06/248日; 076位) シークレットグラフィティー (u)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [246] (02/248日; 162位) 命の真実
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [246] (02/248日; 168位) 白米様
命の真実 = 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」

乃木坂46_14枚目「ハルジオンが咲く頃」(C/W)曲
0-0-1-1-1 / 0-2-1 [361] (06/367日; 025位) 釣り堀
0-0-1-1-0 / 1-1-1 [362] (05/367日; 027位) 急斜面
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [363] (04/367日; 036位) 不等号 (u)
0-0-0-0-1 / 1-1-1 [363] (04/367日; 044位) 憂鬱と風船ガム
0-0-0-1-0 / 1-1-0 [364] (03/367日; 039位) 強がる蕾
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [365] (02/367日; 096位) 遙かなるブータン (c)

乃木坂46_13枚目「今、話したい誰かがいる」(C/W)曲
0-2-1-3-3 / 2-2-1 [36] (14/50日; 016位) 悲しみの忘れ方
0-0-0-1-1 / 5-5-2 [36] (14/50日; 038位) ポピパッパパー
0-0-0-0-0 / 2-6-1 [41] (09/50日; 096位) 嫉妬の権利 (u, c)
0-0-0-0-0 / 2-4-1 [43] (07/50日; 079位) 隙間
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [46] (04/50日; 124位) 大人への近道


ここでも、「ないものねだり」は、カップリング曲とは思えないランクイン日数を見せていて、橋本奈々未の人気の高さと、「卒業」のインパクトの大きさが伝わってきます。

17枚目は、やはり「Another Ghost」と「意外BREAK」が好調で、まだ一度も、151〜200位の順位帯には入っていないので、あと数日は200位圏内に留まれるんじゃないでしょうか。


ちょっと気になるのは、この2曲以外、100位以内にランクインしたカップリング曲がないことです。

TOP100入りした(C/W)曲は、13枚目4曲、14枚目6曲、15枚目4曲、16枚目5曲、そして17枚目2曲。

少数の特定曲だけが注目され、それ以外に対する関心度が大きく低下するようであれば、シングルに7曲も収録することの意味が薄れていきます。


最近は、トップメンバーの個人仕事が忙し過ぎるのか、選抜が担当する共通曲ですら、MVを作らず、ほとんどテレビ披露もなく、配信成績がふるわないことが珍しくありません。

アンダーメンバーが参加する場合でも、MVを作って、しっかりキャンペーンを掛ければ、「サンクエトワール」のように、注目を集めるでしょう。

グループの音楽的人気は、すべての出発点なので、シングルに収録する以上、十分なプロモーションを行って欲しいですね。


最後に、欅坂のカップリング曲を。

(表7) 欅坂が近年リリースしたカップリング曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 200位以内ランクイン日数がより多い曲を上に載せ、同じ日数の場合は、最高順位がより高い方を上にしている
# (u)と(c)は、それぞれアンダー曲と共通曲であることを示している

欅坂46_03枚目「二人セゾン」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 1-2-1 [110] (05/115日; 39位) 夕陽1/3
0-0-0-0-1 / 1-2-0 [111] (04/115日; 44位) 僕たちの戦争
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [111] (04/115日; 66位) 大人は信じてくれない
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [113] (02/115日; 86位) 誰よりも高く跳べ!
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [113] (02/115日; 88位) 制服と太陽

欅坂46_02枚目「世界には愛しかない」(C/W)曲
0-1-1-0-1 / 4-3-2 [215] (12/227日; 17位) 語るなら未来を
0-0-0-0-1 / 1-1-8 [216] (11/227日; 50位) 青空が違う
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [223] (04/227日; 58位) また会ってください
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [224] (03/227日; 69位) ひらがなけやき
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [224] (03/227日; 75位) ボブディランは返さない
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [225] (02/227日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

欅坂46_01枚目「サイレントマジョリティー」(C/W)曲
0-0-1-1-0 / 3-8-3 [337] (16/353日; 25位) 渋谷川
0-0-2-0-0 / 1-2-1 [347] (06/353日; 26位) キミガイナイ
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [349] (04/353日; 39位) 手を繫いで帰ろうか
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [350] (03/353日; 53位) 乗り遅れたバス
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [350] (03/353日; 55位) 山手線


欅坂のカップリング曲は、「渋谷川」「語るなら未来を」「青空が違う」と、1枚目、2枚目では、200位以内ランクイン日数が10日を越える人気曲が登場していました。

しかし、3枚目には、そういった曲は出現せず、「夕陽1/3」の5日間が最長という結果に終わっています。


4枚目「不協和音」MVの圧倒的な人気を見ていると、TAKAHIRO氏の振り付けによる、平手友梨奈センターというイメージが固定し過ぎて、他のメンバーによる、違った雰囲気の楽曲が、人々の注目を集めづらくなっているんじゃないかと考えたくなります。

そろそろ、違う切り口の楽曲イメージを模索して、グループの音楽的幅を広げるべき時期に来ているんでしょうか。

「世界には愛しかない」は、その一つの試みだった節がありますが、(表5)が示すように、前作「サイレントマジョリティー」と比べて、楽曲指標が大幅に落ちてしまったため最初の路線に近い「二人セゾン」に戻したという見方もある。

楽曲人気が高まるということは、グループの音楽的イメージが固まることでもあり、その方向性で成功を収めれば収めるほど、異なる道を試しづらくなるのかもしれません。

ヒット曲を持たないグループからすれば、贅沢極まりない悩みなんですが(笑)。


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