ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂のイメージ戦略とインフルエンサー初動前作越え、Hot100動画ランクが示すヒットの法則 [30Mar17]

2017-03-30 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS系 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定
03月30日(木) [TV_地デ] 24:59〜25:29 読売テレビ『浜ちゃんが!』に、秋元真夏が出演

03月31日(金) [TV_地デ] 20:54〜22:48 テレビ東京系『たけしのニッポンのミカタ!』に、生駒里奈が出演

04月01日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
04月01日(土) [TV_地デ] 19:00〜21:54 日本テレビ系『世界一受けたい授業 3時間SP』に、生駒里奈が出演

04月04日(火) [TV_地デ] 19:30〜20:43 NHK総合『うたコン』の「朝ドラ名曲と桜満開!春うたSP」に、乃木坂メンバーが数人参加する模様で、NHK公式の予告映像には、高山、新内、飛鳥、井上、衛藤の5人が映っています

04月05日(水) [TV_地デ] 23:30〜 NHK Eテレ『テレビでハングル講座』に、桜井玲香が生徒役としてレギュラー出演。その第1回目放送。再放送は金曜06:00から

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



17枚目「インフルエンサー」は、2017/04/03付のオリコン週間ランキングで、初登場1位を獲得し、売り上げは87.5万枚でした。

オリコンデイリーの累計が87.4万枚ですが、1枚単位まで記すと874,265枚、一方、初動は874,528枚で、差は263枚と、ほとんど違いはありませんでした。

メディアの記事では、百枚の桁を四捨五入した値を載せることが多く、たまたま初動が5百枚を越えたので、繰り上がって1千枚大きい数字が出ていますが、17枚目も、15、16枚目と同様、デイリー累計と初動がほぼ同じとなっています。

各店舗において、売り上げ集計のオンライン化が進み、セールスのほとんどを、即日で数値化出来るようになったのかもしれません。

火曜からデイリーを足し続ければ、日曜夜には、ほぼ初動が分かるというのは、オリコンの数字に目を向けさせる原動力で、乃木坂ファンは、メンバーのソロ写真集を続々と発売する出版社だけでなく、オリコンからも期待されている気がします(笑)。


前回記事において、オリコン初動はデイリー累計とほぼ等しいという前提で、17枚目CDセールスをあれこれ分析し、幾つか表を載せました。

その前提は正しかったようなので、それらの表に、修正する箇所はほとんどなく、話も変わらないのですが、一応念のため、正式に発表された初動の数字を使って計算したものを再掲しておきます。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」発売週におけるオリコンのデイリー推移と第1週売り上げ(初動)

凡例
[シングル番号] 初日→初動 {+初日と初動の差 / 水曜から日曜までのオリコンデイリー累計} (曜日) その曜日の売り上げ枚数

#「初日」は、オリコンデイリーランキングに初登場する火曜日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位

[17] 74.3→87.5 {+13.2/13.1} (水)6.1 (木)2.2 (金)2.1 (土)1.5 (日)1.2
[16] 68.3→82.8 {+14.4/14.4} (水)5.3 (木)2.5 (金)2.1 (土)1.4 (日)3.1
[15] 60.0→72.8 {+12.8/12.8} (水)6.2 (木)1.9 (金)1.2 (土)0.9 (日)2.5
[14] 59.1→75.0 {+15.9/15.8} (水)11.4 (木)1.7 (金)1.1 (土)0.9 (日)0.8
[13] 53.4→62.7 {+09.3/09.0} (水)3.9 (木)2.0 (金)1.3 (土)0.8 (日)1.0
[12] 48.2→60.9 {+12.8/12.3} (水)1.6 (木)1.3 (金)0.7 (土)0.7 (日)8.0


前回と異なるのは、17枚目の初動が「87.4」ではなく「87.5」となり、初日から初動への積み上げが「+13.1」から「+13.2」へ変わった2箇所だけです。

微々たる違いしかなく、面白くないので、初動の数字をピンク色に塗ってみました(笑)。


さらに、前作から今作への、個別握手会分と店頭販売分の増減を推定した表も、再度、載せておきます。

(表2) 乃木坂16、17枚目オリコン初動の推定される内訳と前作から今作への増減

凡例
オリコン第1週の売り上げ枚数 = 個別握手会の推定売り上げ枚数 + 店頭販売の推定売り上げ枚数 : シングル番号

#「個別握手会の推定売り上げ枚数」は、初動算入可能な次数の応募が終了した時点の完売状況から推定した値。1、2期は完売1部750枚、3期は500枚として計算
#「店頭販売の推定売り上げ枚数」は、オリコン初動から「個別握手会の推定売り上げ枚数」を引いて求めた値

初動 87.5万枚 = 個別 60.4 + 店頭 27.0 : 17枚目
初動 82.8万枚 = 個別 59.0 + 店頭 23.8 : 16枚目

初動 04.7万枚 = 個別 01.5 + 店頭 03.2 : 増分(16th→17th)


変わったのは「初動 87.4万枚」が「初動 87.5万枚」になった箇所と文字色のみですが(笑)、表を眺めていると、橋本奈々未が「卒業」した上に、複数のトップメンバーが握手会を欠席という厳しい条件の中、初動を5万枚近く伸ばしたわけで、乃木坂というグループの人気が、分厚くなってきたことを実感します。


一度も福神を外れたことのない、トップのトップメンバーだった橋本奈々未がグループを去っても、乃木坂から大量のファンが離脱することはなかったようで、人気メンバーが「卒業」する度に、セールスと動員力が厳しさを増すAKB48Gとは対照的です。

乃木坂しかなかったところに、欅坂が現れ、そこに平仮名「けやき坂」が加わり、さらに乃木坂3期が入ってきたのに、CD売り上げが分散縮小することなく、多くのメンバーがセールスを伸ばし、坂道全体として、パイを増やし続けている。

握手会の供給が急激に伸びているのに、それに併せて需要も拡大しているので、超人気メンバーの「卒業」や握手会不参加でも、既存ファンは離脱せず、その上、少なからぬ新規ファンが誕生していると考えざるを得ないでしょう。


理由としては、乃木坂はCDや写真集のセールス上昇によって、欅坂は「サイレントマジョリティー」のヒットなど楽曲人気を通して、「今、坂道が来ている!」という成長イメージを、メディアに印象付けることに成功したことが、一つ挙げられます。

乃木坂の握手会セールスを眺めていると、CDの売り上げを左右するコアファンは、ぐんぐん伸びている優良企業の株を探し求める、投資家のようなメンタルを持っているのではないかと、感じることがあります。

選抜上位に抜擢され、外仕事がどんどん入るメンバーは、多くの投資家が株を買い求める、有望な成長企業のように、人気がうなぎ上りになる。

熱心なコアファンであれば、懐から出ていく額は相当大きくなるだろうから、「応援」という気持ちの中に、お金を無駄にしたくないという、「投資」に似た感覚が入るのかもしれません。


そして、有望な成長株メンバーが在籍するのは、もちろん、人気をぐいぐい上げていると、盛んにメディアに取り上げられているグループで、今後、大いに期待の持てるアイドルという「イメージ」が重要になってくる。

乃木坂と欅坂は、そういったイメージ戦略に成功しつつある一方、AKB48Gは、グループの未来が不安視され、お金を引き上げる投資家が後を絶たない大企業のように見えます。

少なからぬ投資家が「勝ち馬に乗る」心理を持つのは当然で、AKB48Gと坂道に対する将来展望イメージの差が、前者から後者への人気移動を加速させている気がします。


ただ、人気移動と言っても、乃木坂ではないアイドルのファンだった人が、そのグループやメンバーを応援することを完全に止めて、ある日突然、「乃木坂に移りま〜す!」と(笑)、新規ファンになるケースは少ない気がします。

例えば、乃木坂も別グループも両方推す「兼任」ファンだった人が、新たに登場した乃木坂3期に興味を持ち、乃木坂のCDを以前より多く買いつつあるなら、それは立派な「新規」ファンの誕生と言えます。

それどころか、「インフルエンサー」のMVが気になって、何回も見直し、ツイッターで感想をつぶやけば、内容が「みんな可愛い」でも、「ダンス上手くないね」でも、楽曲指標を押し上げるわけで、紛れもない「新規」ファンであり、CDを買って、伊藤万理華に会いに行く日は、そう遠くないかもしれない(笑)。

アイドルグループ間で、イメージ戦略の明暗が分かれ、一人勝ちした坂道が、あらゆる場面から、新規ファンを集めつつあり、それが、17枚目初動の前作越えにつながった、そんな気がします。


このブログにしては、珍しく「バラ色」なことを書いてるなと、読んでて感じる方がいらっしゃるかもしれません(笑)。

確かに、今、少し前向きな気分になっていて、理由は、CDセールスだけでなく、「インフルエンサー」の楽曲人気が、これは期待できるんじゃないかと思わせる、良い兆候を見せているからです。

どういうことなのか、まずは、最新のビルボードチャートを紹介します。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48最新表題曲のランキング推移

凡例
曲名 (グループ名_曲の種別)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 日付期間

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「02/27(月)05(日)」は、2月27日(月)から3月5日(日)までの1週間が集計対象であることを示す

インフルエンサー (乃木坂46_17枚目表題曲)
(総合)24位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]07位 [F]01回 : 03週前 02/27(月)05(日)
(総合)26位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]04位 [M]07位 [F]02回 : 02週前 03/06(月)12(日)
(総合)05位 [S]07位 [R]30位 [L]00位 [T]01位 [M]10位 [F]03回 : 01週前 03/13(月)19(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]04位 [L]01位 [T]02位 [M]09位 [F]04回 : 01週目 03/20(月)26(日)

============ 前作、前々作のCD発売週ランキング ============
サヨナラの意味
(総合)01位 [S]01位 [R]03位 [L]01位 [T]01位 [M]34位 [F]04回 : 01週目 11/07(月)13(日)
裸足でSummer
(総合)01位 [S]01位 [R]05位 [L]01位 [T]03位 [M]17位 [F]05回 : 01週目 07/25(月)31(日)
===================================================

不協和音 (欅坂46_4枚目表題曲)
(総合)34位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]00位 [F]01回 : 03週前 03/13(月)19(日)
(総合)16位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]01位 [M]10位 [F]02回 : 02週前 03/20(月)26(日)

シュートサイン (AKB48_47枚目表題曲)
(総合)70位 [S]95位 [R]00位 [L]00位 [T]10位 [M]00位 [F]01回 : 02週前 02/27(月)05(日)
(総合)00位 [全項目20位圏外で一般サイトに記載なし] : 01週前 03/06(月)12(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]08位 [L]01位 [T]04位 [M]00位 [F]02回 : 01週目 03/13(月)19(日)
(総合)12位 [S]10位 [R]40位 [L]02位 [T]23位 [M]00位 [F]03回 : 02週目 03/20(月)26(日)


「インフルエンサー」は、CD発売週を集計対象とする2017/04/03付Hot100において、総合1位を獲得しています。

各項目は、「[S] ストリーミング数」「[L] ルックアップ」が共に1位、「[R]ラジオ放送回数」4位、「[T] ツイート数」2位と、いずれも素晴らしい順位ですが、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」が発売週に記録している成績と比べて、それほど変わりありません。

小さくガッツポースしたくなったのは(笑)、「[M] 国内動画再生回数」の9位です。

前作の34位、前々作の17位と比べて、順位が高い上に、何より、CD発売週で、順位が落ちずに少し上がっている。

後で説明しますが、「[M] 国内動画再生回数」順位の発売週における「跳ね」は、今後の展開を占うとき、重要な意味を持っている可能性があります。


その話をする前に、ちょっとだけ、他の曲のことを。

「インフルエンサー」が2位だった「[T] ツイート数」の1位は「不協和音」で、前週の乃木坂1位欅坂2位獲得に続いて、2週連続で、順番の異なるワンツーとなっています。

CDリリースのかなり前から、ネットで大きな話題となり、「[T] ツイート数」順位が極めて高くなっているのに加え、最新週では、公開1週目に当たるMVの再生が絶好調で、「[M] 国内動画再生回数」が10位に入っている。

その結果、「不協和音」は、発売2週前にして、総合16位ランクインと、圧巻の快進撃を見せています。

一方、「シュートサイン」は、MVがショートバージョンなので、「[M] 国内動画再生回数」が100位圏外は仕方ないですが、「[T] ツイート数」が、発売2週前10位、1週前20位圏外、発売週4位、2週目23位と、AKB48にしては、大いに物足りない順位に留まっている。

「ハイテンション」の後、5枚目アルバム「サムネイル」を挟んだので、事前に十分な宣伝が出来なかった面はあるかもしれませんが、小嶋陽菜の「卒業」という大きなテーマがあるのに、話題性に関する指標が跳ねないのは、グループの置かれている状況の深刻さを、浮き彫りにしていると思います。


「インフルエンサー」の「[M] 国内動画再生回数」に、話を戻して、前作、前々作において、この順位がMV公開初期にどう動いたかを、以下に示しています。

(表4) 乃木坂15〜17枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数とHot100「国内動画再生回数」順位の推移

凡例
曲名 (曲の種類) MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週におけるBillboard JAPAN Hot100 「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜までで、「03W」以降は以下同じ
#「国内動画再生回数」順位の「100外」は、100位圏外を確認、「20外」は20位以内ではないが、100位圏外かどうかを含め (無料では) 詳細不明。笑
# MV公開から7週目までと、2017/04/03付最新チャートの集計対象である先週、03/20(月)〜26(日)のデータを載せている
#「※」は、CD発売週

裸足でSummer (15枚目表題曲) fulll ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) [M]006位 @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) [M]017位 @ 04W : 07/25(月)31(日) ※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) [M]018位 @ 05W : 08/01(月)07(日)
06.3万回/日 (394.3/+043.8) [M]031位 @ 06W : 08/08(月)14(日)
05.0万回/日 (429.5/+035.2) [M]044位 @ 07W : 08/15(月)21(日)
・・・・・・・・・・・・
03.2万回/日 (1038.9/+022.1) [M]020外 @ 38W : 03/20(月)26(日)

サヨナラの意味 (16枚目表題曲) fulll ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) [M]015位 @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) [M]034位 @ 04W : 11/07(月)13(日) ※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) [M]050位 @ 05W : 11/14(月)20(日)
04.9万回/日 (432.6/+034.6) [M]096位 @ 06W : 11/21(月)27(日)
04.6万回/日 (464.5/+031.9) [M]081位 @ 07W : 11/28(月)04(日)
・・・・・・・・・・・・
03.6万回/日 (998.3/+025.2) [M]100外 @ 23W : 03/20(月)26(日)

インフルエンサー (17枚目表題曲) full ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) [M]010位 @ 03W : 03/13(月)19(日)
16.9万回/日 (575.3/+118.6) [M]009位 @ 04W : 03/20(月)26(日) ※


「裸足でSummer」MV は、[M]項の順位が、発売週に、前週の6位から17位に下がり、さらに18位、31位、44位と続落しています。

また、「サヨナラの意味」も、発売週に、前週15位から34位へダウン、その後も、50位、96位と、下降線を辿っている。

それに対して、「インフルエンサー」は、発売週に10位から9位へアップして、前作、前々作のような大幅下落を起こしていない。


実は、欅坂の表題曲MVの成績を調べると、発売週を境に上昇するか、下降するかは、その後のMV人気、さらには楽曲人気をも左右するポイントに思えます。

(表5) 欅坂1〜4枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数とHot100「国内動画再生回数」順位の推移

# 表記法は(表4)と同じ

サイレントマジョリティー (1枚目表題曲) fulll ver. MV
18.8万回/日 (0089.3/+089.3) [M]012位 @ 01W : 03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0189.5/+100.3) [M]004位 @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0286.9/+097.4) [M]008位 @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413.3/+126.5) [M]003位 @ 04W : 04/04(月)10(日) ※
24.1万回/日 (0581.9/+168.5) [M]001位 @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0762.8/+180.9) [M]002位 @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990.0/+227.2) [M]001位 @ 07W : 04/25(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・
14.3万回/日 (5283.6/+100.4) [M]014位 @ 54W : 03/20(月)26(日)

世界には愛しかない (2枚目表題曲) fulll ver. MV
20.5万回/日 (117.8/+117.8) [M]015位 @ 01W : 07/12(火)17(日)
11.2万回/日 (196.0/+078.3) [M]008位 @ 02W : 07/18(月)24(日)
07.3万回/日 (247.2/+051.1) [M]021位 @ 03W : 07/25(月)31(日)
06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
07.0万回/日 (343.6/+049.3) [M]016位 @ 05W : 08/08(月)14(日) ※
06.5万回/日 (389.4/+045.8) [M]021位 @ 06W : 08/15(月)21(日)
05.7万回/日 (429.5/+040.2) [M]037位 @ 07W : 08/22(月)28(日)
・・・・・・・・・・・・
04.0万回/日 (1265.0/+027.8) [M]073位 @ 37W : 03/20(月)26(日)

二人セゾン (3枚目表題曲) fulll ver. MV
40.4万回/日 (0151.4/+151.4) [M]009位 @ 01W : 11/17(木)20(日)
19.9万回/日 (0291.0/+139.6) [M]010位 @ 02W : 11/21(月)27(日)
15.8万回/日 (0401.7/+110.6) [M]007位 @ 03W : 11/28(月)04(日) ※
15.8万回/日 (0512.1/+110.5) [M]005位 @ 04W : 12/05(月)11(日)
11.8万回/日 (0594.6/+082.4) [M]007位 @ 05W : 12/12(月)18(日)
11.5万回/日 (0675.3/+080.7) [M]015位 @ 06W : 12/19(月)25(日)
12.1万回/日 (0759.9/+084.5) [M]012位 @ 07W : 12/26(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・
09.0万回/日 (1673.7/+062.7) [M]041位 @ 19W : 03/20(月)26(日)

不協和音 (4枚目表題曲) fulll ver. MV
75.9万回/日 (284.6/+284.6) [M]010位 @ 01W : 03/23(木)26(日)


「サイレントマジョリティー」MVは、CD発売週に、前週の8位から3位にアップし、翌週、なんと1位を獲得、その後も、2位、1位と続き、間違いなく上昇気流に乗って、人気の大ブレイクへ突き進むことになる。

対して、「世界には愛しかない」は、発売週に、32位から16位に上がったものの、翌週21位に下がり、さらに37位へ続落しています。

面白いのは、「二人セゾン」が、前作と前々作の中間の動きを見せていることです。

発売週には、10位から7位へアップ、翌週、5位へ続けて上昇するも、その後、7位、15位と続落し、次に12位へ少し反発している。


CD発売週を期に、上昇するか、下降するかが、後の楽曲人気と連動しているように思えます。

発売週を境に、一気にトップへ上りつめた「サイレントマジョリティー」は、破竹の快進撃を始め、公開54週目の現在でも、MV再生数は、14.3万回/日という、とんでもないペースで伸び続けている。

逆に、「世界には愛しかない」は、楽曲人気がデビュー曲に及ばず、MV再生数の増加スピードは、現在、4.0万回/日で推移している。

そして、「二人セゾン」は、前作と前々作の中間の楽曲人気というレベルで、再生数も9.0万回/日と、両者を足して2で割ったような数字になっている(笑)。


もう一度、(表4)に戻って、乃木坂を眺めると、CD発売週における、[M]項順位のジャンプアップがなかった「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」は、楽曲人気の面で、欅坂「サイレントマジョリティー」と「二人セゾン」には、なかなか届かず、「世界には愛しかない」とは、MV1千万再生の到達日数のように、互角の勝負になっている。

MV公開初期のことだけど、思った以上に、その後の人気動向とよくリンクしていて、重要な見所じゃないでしょうか。

そういう意味から、「インフルエンサー」MVの[M]項順位が、発売週に、前週の10位から、9位へ上がったことは、小さなアップではあるけど、今後に小さくない期待を抱かせる(笑)、楽しみな動きだと思います。


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