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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

白石麻衣ブログ更新でCDセールス大幅上昇の可能性、メンバー人気の乃木坂とMV楽曲人気の欅坂 [28Apr17]

2017-04-28 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケ

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月29日(土祝) [CD特典] 17枚目第3回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
04月29日(土) [TV_地デ] 18:30〜19:00 日本テレビ系『満天☆青空レストラン』に、生駒里奈が出演
04月29日(土) [TV_地デ] 22:00〜22:45 NHK Eテレ『みんなの2020 バンバン ジャパーン』に、秋元真夏が出演

04月30日(日) [TV_地デ] 18:00〜19:00 TBS系『バナナマンのせっかくグルメSP』に、高山一実が出演
04月30日(日) [TV_地デ] 19:00〜21:54 日本テレビ系『明石家さんまの転職DE天職6』に、生駒里奈と齋藤飛鳥が出演
04月30日(日) [TV_地デ] 21:54〜23:05 テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、生駒里奈が出演

05月01日(月) [イベント] 『ドラゴン・キングダム〜魔法の森と水晶の秘密〜』の上映&トークイベントが天王洲銀河劇場で開催され、主人公の声を担当した松村沙友理が参加。上映は15:00からの予定
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜21:54 テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』に、秋元真夏が出演
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜22:54 日本テレビ系『笑神様は突然に...2時間スペシャル』に、生駒里奈が出演

05月03日(水) [イベント] 『マイナビ GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER』 (開演14:30〜終演: 21:00) in 国立代々木競技場第一体育館で乃木坂がライブパフォーマンス。北野日奈子・齊藤飛鳥・白石麻衣・西野七瀬・堀未央奈・松村沙友理はモデル、また秋元真夏がMCとして出演

05月04日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月06日(土) [CD特典] 17枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05月06日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月06日(土) [ラジオ_FM] 20:00〜20:30 広島FM『JPスタンダード』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



シングルCD、写真集、楽曲のセールスに関して、先週、4月17日(月)から23日(日)を集計対象とする5月1日付チャートが、オリコンとビルボードで出揃いました。

46&48Gに、今何が起こりつつあるのか、考えるヒントを与えてくれるようなランキングで、少し紹介しておきます。

まずは、シングルCDのオリコン週間ランキングから。

(表1) 2017/05/01付オリコン週間ランキングのTOP50に入った乃木坂、欅坂、AKB48Gのシングル

凡例
[順位] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売週を1週目とする経過週数 タイトル

# 集計期間は 04/17(月)〜23(日)
#「累計売り上げ枚数」は「万枚」単位
# 「50外」は50位圏外

[04位] 2.1万枚 (69.0) : 03週目 不協和音
[08位] 1.0万枚 (96.3) : 05週目 インフルエンサー
[10位] 0.8万枚 (16.8) : 02週目 青春時計 NGT48
[12位] 0.7万枚 (25.3) : 10週目 バグっていいじゃん HKT48
[24位] 0.2万枚 (106.8) : 06週目 シュートサイン AKB48
[49位] 0.1万枚 (42.2) : 37週目 世界には愛しかない
[50位] 0.1万枚 (41.8) : 55週目 サイレントマジョリティー
[50外] 0.1万枚 (59.5) : 21週目 二人セゾン


TOP50を眺めると、乃木坂は、CD発売5週目の「インフルエンサー」が、1.0万枚を売り上げ、8位にランクイン。

欅坂は、CD発売3週目に当たる「不協和音」が2.1万枚を売り上げ4位。

さらに、37週目の「世界には愛しかない」と55週目「サイレントマジョリティー」が、0.1万枚で、49、50位に入っています。

21週目の「二人セゾン」は、50位以内ではありませんが、売り上げは1、2枚目シングルとほとんど同じで、「おまけ」として載せておきました(笑)。

「不協和音」以外は、すべて特典イベントが終わっているシングルながら、今週も、1千枚のセールスを記録しており、相変わらず、楽曲人気の高さを見せつけています。


48Gに関しては、発売2週目のNGT48「青春時計」が0.8万枚で10位、10週目のHKT48「バグっていいじゃん」が0.7万枚の12位、6週目であるAKB48「シュートサイン」が0.2万枚の24位でした。

「バグっていいじゃん」は、先週の数百枚から、一気に7千枚まで伸びていて、何か販促イベントがあったか、あるいは、個別握手会の応募分をまとめて流し込んだのでしょうか。

48姉妹グループの細かい事情まではフォローしていないので、詳しいことは分かりませんが、前回順位からのジャンプアップがさすがに大き過ぎるので、特典絡みかなと考えています。


今週のチャートを見て、一番びっくりしたのは、「インフルエンサー」が、1.0万枚も売れていることです。

全国握手会が開催された週なら理解出来ますが、先週は、4月23日(日)に、パシフィコ横浜で個別握手会があったものの、初回限定盤のセールスを押し上げる全国はなかった。

しかも、「インフルエンサー」個別握手会は、ほとんどが売り切れ状態で、オリコンの数字を1万枚に引き上げるような、大型の流し込みは可能性が低い気がするんですが。


もちろん、個別握手会を開催することで、店頭セールスが伸びた可能性は否定出来ないけど、前作「サヨナラの意味」のオリコン推移を調べても、5週目以降で全国握手会のない週は、すべて売り上げが1万枚を割り込んでいる。

しかるに、「インフルエンサー」の5週目は、1.0万枚のセールスを記録した上に、前週から順位を上げており、「何かありました?」と訊きたくなる好調ぶりです(笑)。

(表2) 17枚目「インフルエンサー」のオリコン週間ランキング推移

凡例
[順位] 週間売り上げ (累計売り上げ) : CD発売週を1週目とする経過週数 対象週の期間

#「売り上げ」は万枚単位
# 06週目以降の「00位 00.0万枚 (00.0)」は、まだデータが出ておらず確定していないの意
#「全国(大阪)」は、この週、インテックス大阪で全国握手会が行われたことを示す

[01位] 87.5万枚 (87.5) : 01週目 03/20(月)26(日)
[04位] 04.9万枚 (92.3) : 02週目 03/27(月)02(日) 全国(大阪)
[05位] 01.8万枚 (94.1) : 03週目 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (95.3) : 04週目 04/10(月)16(日)
[08位] 01.0万枚 (96.3) : 05週目 04/17(月)23(日) 白石ブログ更新 個別(横浜)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 06週目 04/24(月)30(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 07週目 05/01(月)07(日) 全国(なごや)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 08週目 05/08(月)14(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 09週目 05/15(月)21(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 10週目 05/22(月)28(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 11週目 05/29(月)04(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 12週目 06/05(月)11(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 13週目 06/12(月)18(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 14週目 06/19(月)25(日) 全国(幕張)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 15週目 06/26(月)02(日) SPイベント応募締切


全国握手会のない5週目に1.0万枚を積み上げたお陰で、累計は96.3万枚となり、「タイムリミット」と言える14週目に、98.8万枚に達するためには、あと2.5万枚を売り上げれば良い勘定です。

ポートメッセなごやと幕張メッセの全国握手会がある2週を併せると、2.0万枚は堅いので、乃木坂17枚目は、オリコン「ミリオン」達成をほぼ確実にしたと見ていいでしょう。

まあ、めでたいことなのかどうか、よく分かりませんが(笑)、5週目に1.0万枚という、思い掛けず大きなセールスが飛び出したことで、100万枚がはっきり手の届く範囲に来たのは間違いない。


では、なぜ、先週、CDセールスが伸びたかですが、一つ思い当たるのは、4月17日(月)に、白石麻衣がブログを更新して、ポートメッセなごやの全国握手会に参加する旨を、アナウンスしたことです。

本当に、それが売り上げアップにつながったのか、オリコンデイリーを調べてみました。

(表3) 17枚目「インフルエンサー」のオリコンデイリーランキング推移

凡例
[デーリー順位] A-B-C-D-E / F-G : 日付

# A〜Gが「1」であれば、それぞれ以下の順位帯に入っていることを示す
A1〜2位、B3〜4位、C5〜6位、D7〜8位、E9〜10位、F11〜20位、G21〜30位

[08位] 0-0-0-1-0 / 0-0 : 04/16(日)
[02位] 1-0-0-0-0 / 0-0 : 04/17(月) 白石ブログ更新
[17位] 0-0-0-0-0 / 1-0 : 04/18(火)
[10位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/19(水)
[09位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/20(木)
[06位] 0-0-1-0-0 / 0-0 : 04/21(金)
[05位] 0-0-1-0-0 / 0-0 : 04/22(土)
[10位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/23(日) 個別(横浜)
[08位] 0-0-0-1-0 / 0-0 : 04/24(月)
[26位] 0-0-0-0-0 / 0-1 : 04/25(火)


ドンピシャでしょう(笑)。

まいやんがブログを更新した4月17日(月)は、デイリーの数字が3.2千枚で、順位も前日の8位から2位へジャンプアップしている。

一方、横浜で個別握手会のあった4月23日(日)の順位は、前日の5位から10位へダウンしており、このイベントは、週間売り上げの思わぬ好調ぶりとは、関係ないようです。


次の全国握手会に参加します!と、白石麻衣がブログに書いただけで、数千枚のCDが売れたかもしれないわけで、恐るべし、まいやん効果と言いたくなります(笑)。

しかし、ソロ写真集の週間ランキングを見て、なるほど!と、頷いてしまった。

(表4) 乃木坂ソロ写真集の直近3週にわたるオリコンランキング推移

凡例
[順位] 売り上げ枚数 写真集発売週を1週目とする経過週数 メンバー「タイトル」

# 順位、売り上げ枚数、発売後経過週は、左から、写真集のオリコン週間ランキングにおける2017年04/17付、04/24付、05/01付のデータ
#「売り上げ枚数」は千部単位
#「09W」は、発売週を1週目として、9週目に当たるとの意味
# この3週に渡ってTOP10にランクインした乃木坂メンバーのソロ写真集のデータを載せている

[01位] 3.5千部 09W [03位] 4.4千部 10W [01位] 5.3千部 11W 白石麻衣「パスポート」
[05位] 1.5千部 28W [07位] 1.0千部 29W [07位] 0.9千部 30W 西野七瀬「風を着替えて」
[04位] 1.6千部 11W [06位] 1.0千部 12W [06位] 0.9千部 13W 齋藤飛鳥「潮騒」
[07位] 1.2千部 07W [09位] 0.8千部 08W [09位] 0.6千部 09W 橋本奈々未「2017」


上表の各行において、右端が先週を集計対象とするチャートで、白石麻衣の「パスポート」は、発売11週目ながら、5.3千部を売り上げ、1位に輝いている。

同じ週、30週目の西野七瀬「風を着替えて」と13週目の齋藤飛鳥「潮騒」が0.9千部、9週目の 橋本奈々未「2017」は0.6千部で、これらも凄まじい売り上げですが、まいやんの数字が異次元の領域に入っていて(笑)、霞みがちになってしまう。


「パスポート」は、累計が18.7万部に達しており、あと1.3万部で20万部に届きます。

写真集としては、おそらくほとんど前例のない、常軌を逸した売れ行きですが、白石、西野、飛鳥と、握手会人気の図抜けて高いメンバーの作品がとくに売れているので、熱心なファンの支えは入っていると思います。

数字が伸びれば伸びるほど、メディアが白石麻衣を取り上げてくれるので、コアファンがそれを意識して買っているのかもしれません。


ただ、ブログ更新によるオリコンランキング上昇の可能性と併せて、白石麻衣という人が、今、シングルや写真集のセールスに大きな影響力を持っているのは、疑いようのない事実です。

そして、凄みのある数字を眺めていると、乃木坂46の人気のあり方が、トップメンバーの個人的人気に大きく支えられている、そんな構造になりつつあると痛感します。

1回の給料日ごとに25部づつ写真集を買えば、3〜4ヶ月で100部になり、そういった度外れに熱心なファンが2千人現れたら、累計で20万部を達成出来る(笑)。


さすがに、そこまで極端なことは起こらないだろうから、メディアによる宣伝効果で、もともとファンでない人も巻き込み、写真集セールスが伸びているのだと思います。

しかし、コアファンの寄与がどのくらいの割合かは気になるところです。

今後、白石麻衣を始めとして、人気の高い乃木坂メンバーが、出演するテレビ番組の視聴率、映画の興行収入、CMの商品売り上げなど、より広範な人気を必要とする数字を、どれだけ上げられるのか、その辺が注目されます。


乃木坂が、握手会を出発点とするコアファンの支持をテコに、存在感を見せているのに対し、欅坂は、楽曲人気、とくに表題曲MVの人気を原動力に、J-POPアイドル界を牽引するグループになりつつある。

Billboard JAPAN Hot100 の成績は、欅坂人気の構造を浮き彫りにしています。

(表5) 2017/05/01付 Billboard JAPAN Hot100 にランクインした乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲

凡例
曲名 (グループ名_曲の種別)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 曲名

#「各項目」の意味は、S ストリーミング数、R ラジオ放送回数、L ルックアップ(PCによる読み取り数)、T ツイート数、M 国内動画再生回数、F ランクイン回数
# 項目別ランキングにおける「00位」は、100位圏外
#「一般チャート解析の対象外」は、全項目が20位圏外で、一般向け無料サイトに載っていない意
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
# 集計期間は 04/17(月)〜23(日)

(総合) 03位 S04/R55/L02/T02/M05/F06 : 03週目 不協和音
(総合) 09位 S11/R00/L04/T17/M16/F08 : 05週目 インフルエンサー
(総合) 15位 S16/R36/L23/T12/M00/F03 : 02週目 青春時計 NGT48
(総合) 17位 S21/R00/L20/T39/M07/F58 : 55週目 サイレントマジョリティー
(総合) 33位 S43/R00/L17/T50/M24/F24 : 21週目 二人セゾン
(総合) 41位 S19/R00/L00/T00/M00/F04 : 10週目 バグっていいじゃん HKT48
(総合) 76位 一般チャート解析の対象外/F35 : 37週目 世界には愛しかない
(総合) 77位 一般チャート解析の対象外/F27 : 24週目 サヨナラの意味
(総合) 90位 S74/R00/L15/T90/M00/F07 : 06週目 シュートサイン AKB48
(総合) 92位 S00/R00/L00/T09/M00/F02 : 03週目 エキセントリック


欅坂は、CD発売3週目の「不協和音」が3位、55週目「サイレントマジョリティー」が17位、21週目「二人セゾン」の33位、37週目「世界には愛しかない」76位と、今週も、すべての表題曲が Hot100 にランクインしています。

さらに、4枚目「不協和音」の通常盤限定曲で、欅坂が主演する連続ドラマ『残酷な観客達』の主題歌に採用された「エキセントリック」が、「T ツイート数」9位を生かして、92位に入っている。

これまでにリリースしたシングルの全表題曲が、毎週毎週、Hot100にリストアップされるなんて、前代未聞のアイドルグループで、確かに、平手友梨奈が表紙を飾った週刊朝日の記事に書かれていたように、2017年は欅坂の年かもしれません。


例えば、乃木坂は、5週目「インフルエンサー」が9位、24週目「サヨナラの意味」の77位と、二つがランクインしているだけで、「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」は入っていない。

とはいえ、今作と前作、2曲の名前が載っているのは素晴らしいことで、AKB48は、6週目の最新表題曲「シュートサイン」が90位に入っているだけです。

姉妹グループでは、2週目のNGT48「青春時計」と10週目HKT48「バグっていいじゃん」が、(表1)に示された、良好なCDセールスを生かして、それぞれ15位と41位にランクイン。

「バグっていいじゃん」は、シングルの売り上げが反映される「S ストリーミング数」が19位であるものの、他の項目は軒並み100位圏外で、CD頼みの順位になっていることが分かります。


Hot100 の成績に関しては、これまで100位以内のランクインや最高順位などを、曲ごとにまとめたことがありませんでした。

そこで、今日は、そういった長期間に渡る順位変化の様子を、載せておきます。

(表6) Billboard JAPAN Hot100 への乃木坂、欅坂、AKB48G表題曲のランクイン回数と最高順位

凡例
(総合) Hot100ランクイン回数 最高順位 @ 週番号(初ランクインの週番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# A〜Fの数字は、それぞれ以下の順位帯に入った週数を示す
A1〜10位、B1〜20位、C21〜40位、D41〜60位、E61〜80位、F81〜100位
# 2017/05/01付チャートまでの成績

乃木坂
(総合) 08回 01位 @ 05週目(3週前) 06/06-2-0-0-0 インフルエンサー
(総合) 27回 01位 @ 24週目(3週前) 09/12-8-3-4-0 サヨナラの意味
(総合) 15回 01位 @ 39週目(4週前) 05/10-4-0-1-0 裸足でSummer
(総合) 11回 01位 @ 57週目(4週前) 04/07-2-2-0-0 ハルジオンが咲く頃

欅坂
(総合) 06回 01位 @ 03週目(3週前) 03/05-01-00-00-0 不協和音
(総合) 24回 01位 @ 21週目(3週前) 06/11-12-01-00-0 二人セゾン
(総合) 35回 01位 @ 37週目(8週前) 01/04-06-11-10-4 世界には愛しかない
(総合) 58回 01位 @ 55週目(3週前) 10/21-27-07-03-0 サイレントマジョリティー

AKB48
(総合) 07回 01位 @ 06週目(2週前) 01/02-2-1-1-1 シュートサイン
(総合) 12回 01位 @ 23週目(5週前) 02/03-5-1-2-1 ハイテンション
(総合) 10回 01位 @ 34週目(9週前) 02/03-2-1-3-1 LOVE TRIP

AKB48姉妹グループ
(総合) 03回 01位 @ 02週目(4週前) 01/02-0-0-0-1 青春時計 NGT48
(総合) 04回 01位 @ 10週目(1週目) 02/02-1-1-0-0 バグっていいじゃん HKT48
(総合) 08回 02位 @ 17週目(3週前) 01/02-1-0-2-3 僕以外の誰か NMB48
(総合) 10回 01位 @ 82週目(5週前) 01/04-1-0-1-4 金の愛、銀の愛 SKE48


欅坂の楽曲には、ランクイン回数が多いという際立った特徴がある。

例えば、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」は、ほぼ同じ時期にリリースされましたが、Hot100へランクインは、前者の15回に対して、後者は35回と、圧倒的に上回っている。

「セカアイ」は、あまりヒットしなかったと囁かれることもあるけど、Hot100に入った回数を見ると、全然そんなことはなくて、ロングヒットと言える数字を残し、さらに、今なお、ランクイン回数を伸ばし続けています。


「サヨナラの意味」は27回ランクインで、「二人セゾン」の24回と、現在のところ、遜色ない数字です。

しかし、欅坂楽曲の高順位を支えている「M 国内動画再生回数」のランキングに目を向けると、乃木坂より欅坂の方が、今後、人気を維持する確率が大きいことが分かります。

(表7) Hot100「M 国内動画再生回数」TOP100 への乃木坂、欅坂、AKB48G表題曲のランクイン回数と最高順位

凡例
(動画)「M 国内動画再生回数」TOP100へのランクイン回数 最高順位 @ 週番号(MV公開週の週番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# A〜Fの数字は、それぞれ以下の順位帯に入った週数を示す
A1〜10位、B1〜20位、C21〜40位、D41〜60位、E61〜80位、F81〜100位
#「00回 ----位」は、一度もランクインがないことを示す
# 2017/05/01付チャートまでの成績

乃木坂
(動画) 08回 07位 @ 05週目(3週前) 05/08-0-0-0-0 インフルエンサー
(動画) 20回 05位 @ 24週目(3週前) 01/02-2-3-5-8 サヨナラの意味
(動画) 09回 03位 @ 39週目(3週前) 02/04-1-2-0-2 裸足でSummer
(動画) 03回 27位 @ 57週目(3週前) 00/00-2-1-0-0 ハルジオンが咲く頃

欅坂
(動画) 05回 02位 @ 03週目(2週前) 05/05-0-0-0-0 不協和音
(動画) 23回 05位 @ 21週目(2週前) 07/14-7-2-0-0 二人セゾン
(動画) 21回 07位 @ 37週目(4週前) 02/06-4-3-6-2 世界には愛しかない
(動画) 58回 01位 @ 55週目(3週前) 33/49-9-0-0-0 サイレントマジョリティー

AKB48
(動画) 00回 ----位 @ 06週目(3週前) 00/00-0-0-0-0 シュートサイン
(動画) 05回 04位 @ 23週目(3週前) 03/04-1-0-0-0 ハイテンション
(動画) 04回 22位 @ 34週目(4週前) 00/00-1-2-0-1 LOVE TRIP

AKB48姉妹グループ
(動画) 00回 ----位 @ 02週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 青春時計 NGT48
(動画) 00回 ----位 @ 10週目(2週前) 00/00-0-0-0-0 バグっていいじゃん HKT48
(動画) 00回 ----位 @ 17週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 僕以外の誰か NMB48
(動画) 00回 ----位 @ 82週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 金の愛、銀の愛 SKE48


「サヨナラの意味」と「二人セゾン」の順位帯分布を比べると、20位以内へのランクインが、前者2回、後者14回など、欅坂の方が、乃木坂より高い順位を長くキープしているのが分かります。

こういった内容の違いが、前回記事で指摘したように、欅坂のMV再生回数は、1千万を越えて、2千万が視野に入ってくるのに、乃木坂は、次の大台がなかなか見えないという差につながっている。

欅坂の表題曲は、最初の勢いこそ、乃木坂とあまり変わらないけど、時間が経っても、人気が減衰せず、長く注目されるので、ランクイン回数を増やすことが出来る。

アイドルの場合、初期の楽曲人気は、既存ファンの人数や熱量で決まるので、乃木坂は欅坂に対抗できるけど、発売から30週、40週、50週と過ぎると、音楽そのものに対する人気がものを言うため、差が開いていくのだと思います。


ところで、AKB48Gの「M 国内動画再生回数」ランキングは、かなり厳しい状況で、48本体は、直近3表題曲が5回以下のランクインしかなく、姉妹グループに至っては、最新表題曲が軒並みゼロ回です。

公開するMVを、フルバージョンではなく、ショートに留めるケースの多いことが、理由の一つだけど、その手法を含めて見直さないと、音楽的な存在感が薄れる一方になってしまう。

TBS『COUNT DOWN TV』が、Billboaord JAPAN に近い、新方式ランキングを採用したように、今後、複数項目による総合評価が主流になる可能性が大きい。

その中で自グループの楽曲をランクインさせ、宣伝してもらうためには、MV人気は必要不可欠なもので、少なくとも表題曲はフルバージョンで勝負しないと、ランクイン競争を勝ち抜くのは難しいと思います。


Hot100 の最新チャートを示した(表5)に、「365日の紙飛行機」が載っていません。

このヒット曲は、最近まで、頻繁に総合100位圏内に入り、55回までランクインを伸ばしたのですが、04/03付チャートを最後に、ここ4週、圏外に留まっている。

軌を一にして、iTunes Store トップソングにおいても、すでに1週間以上、200位圏外に去っており、これほど長期のランク外は始めてだと思います。

AKB48は、人気が低落していると言われながら、2013年8月発売の「恋するフォーチュンクッキー」をヒットさせ、その後、2015年12月リリースの「365日の紙飛行機」が、主題歌採用されたNHK連続テレビ小説『あさが来た』の人気と共に、再びヒットとなった。

これら二つの楽曲が、AKB48Gを支えてきたのは間違いなく、Hot100を始め、色々な指標ランキングに、これまで曲名が載り続けていました。


しかし、今、その曲が、ゆっくりと静かに、ランキング表から姿を消そうとしている。

04/17付チャートにおいて、「365日の紙飛行機」の55回を、「サイレントマジョリティー」が初めて上回り、(表5)の05/01付チャートにおいて、3つ多い58回まで引き離している。

新旧交代と言ってしまうのは簡単だけど、AKB48Gから見れば、今こそ、新しい楽曲ヒットが必要で、それがなければ、グループの存続すら危うい状況に陥ってしまいかねません。


ビルボード型の総合ランキングが、動画人気を重視するのは、星野源の「恋」やピコ太郎の「PPAP」のように、ミュージックビデオが、楽曲人気にもたらす影響が極めて大きいからだと思います。

RADWIMPSの「前前前世」では、映画『君の名は。』そのものが、プロモーションビデオの役割を果たしていて、面白く、魅力的な映像は、もはやJ-POP音楽を構成する不可欠な要素と言っていい。

欅坂の楽曲が成功しているのは、こういった流れに上手く乗って、聴くだけでなく、観る音楽、さらには踊る音楽を提供したことが大きいんじゃないでしょうか。


CDの売り上げ枚数がすべてだった時代が終わりつつある中、どうやって人気を外に向かって広げていくのか。

欅坂はMVという答えを掴み、乃木坂は、個々メンバーの人気が頼みで、AKB48Gは苦しい模索が続いている。

そんな現状に見えるのですが、果たして、サバイバルを勝ち抜くのは誰なんでしょう?


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