小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

一泊目のホイ・ヤオ村へ

2008-01-17 23:54:38 | トレッキング
2008/01/17
ガイドが歩き始めのカレン族の家の下から白い貫頭衣を示し、これが未婚の女性が着るもので、結婚すると紺色の衣服に変わると教えてくれた。結婚の仕方も親同士が決める事や、適齢期が17才から23才などを説明してくれた。
 村を抜けると林の中を進む。ガイドが道ばたに生えている草を示し、山地の人々はハーブとして利用していると、教えてくれた。日本のヒヨドリソウに似た草で、レモンの香りのする草だった。林の中は熱帯と温帯の樹木が混じり、松の木もあり、家の材料や火付けようとして珍重してるとの事だった。樹脂が豊富な木は削り取られたり、焼け焦げて居た。尾根を超えて所々田の畦道を通ったりして約2時間歩き、今夜の宿泊するカレン族のホイ・ヤオ村に17:00時到着。


         一休み

         畦道

 尾根上にある村で、一番上の家族が所有するゲストハウスに泊まる。
ゲストハウスは屋根はスレート葺き、壁は板張りで床は竹の簀子なので、寝ていて誰かが動くと、振動が皆に伝わって来る始末。マットレスと布団があり蚊帳も用意されていたので、夜の寒さを心配したが杞憂だった。トレッカーが来ると、村中の女性や子供達が手に手に土産物を持って、売る為にゲストハウスに集まって来る。色鮮やかな布地の小物入れや、アクセサリー。何れもハンドメイドの品々である。

    ゲストハウスに集まって来た村の女性達
 ガイドが夕食を作っている間、村の中を見物。犬が沢山居て、見知らぬ者が来ると吠える。一匹が吠えると、他の犬も集まって来て吠え掛かるので、始末が悪いが無視。町中もそうだが、タイは犬が多い。その上皆繋がれておらず半分飼い犬、半分野良犬状態で、勝手に動き回っている。
 村の家は何処も高床式で、下で黒豚を飼っている所が多い。この豚も犬の様に紐で繋がれていて、おかしい。鶏は放し飼い。牛を飼っている家もある。村には簡易水道が有り、電気も通っている。テレビやトラックを持つ家も在り、生活が向上してると見受けられた。
 炊事は薪で行っていて、焚木を作る為に薪割りをしている家があった。薪割り用にちゃんとある長さに切って有るのでは無く、丸太を削って行く様な薪割りの仕方。面白そうなので私もやらして貰ったが、結構大変な力仕事だった。火を絶やさぬ様に外に焚火があり、火種を何時も残してある。


      村人の炊事

      元気な子供達


 村には雑貨を売る家が二軒程在った。品数も少なく最低限村で必要な物を売っている様子。一軒は駄菓子と石けんや調味料などを少々。子供達が1バーツ・コインを手にキャラメルを一個買いに来ていた。子供の頃同じ様にして駄菓子屋に行った事を思い出した。
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トレッキング開始

2008-01-17 23:30:38 | トレッキング
2008/01/17
タイ北部では山岳地帯を歩くトレッキングが人気です。チェンマイでも多くの旅行社やゲストハウスが取り扱っています。ポピュラーなのはチェンマイの南にあるタイの最高峰ドイ・インタノンの麓を歩くコースです。今回近くのゲストハウスが取り扱う(代理店)ツアーに申し込み、メイ・ウィアン(Mae Wiang)コースの2泊3日のツアーに参加しました。主催は Buddyツアーと言う所でした。集まったのは若いスウェデン人の女の子2名、スペイン人(?)のペア、フランス人のペア、フランス人の男性若者4人組。BBC局員のイギリス女性1名と我々3名の全部で14名。

   トラックで出発地へ
 各宿からピックアップしてツーリスト・ポリスに向い、本人確認をして車で出発したのは11時に成って居た。途中のソンパトン(Son Pha Tong)の町で食料や水、各自の必要な物などを買い出し。そしてドイ・インタノンの北側の道を西に向う。途中で脇道に入りメイサポックの滝が有るキャンプ場に着いた。ここのレストハウスで昼食。出たのはソンパトンで仕入れて来たチャーハンだった。外人向けに味着けてありピリッ辛さが無くて不味い。
「トウガラシないの?」と聞くと。
「トウガラシ好きなの?じゃ夕食のとき用意する」とガイド。
「そうじゃなくて、今欲しいの。辛くしないとこのチャーハン、不味くて食い無いよ」。
「ああ分かりました。ちょっと待ってて下さい」と言って店から貰って来た。全員このタカノツメのナンプラー漬けは好評でお替わりする程でした。
 レストハウスから川沿いの山道を20分歩くと、高さ20m、巾30m位のメイサポックの滝に出る。ここで泳ぐ予定だったが、流れも速くその上濁っていて冷たかったので、誰も泳ごうとはしなかった。ガイドが一人飛び込み滝などに打たれていた。
 滝から来た道を分岐まで戻り更に西へ。道路脇の頂上にあるお寺ワット・ユフーン(?)に着く。階段を上り少し行くと奇妙な形をした人物像が3体。其の先の崖の上に黄金仏。更に其の先の頂上には仏塔。その先は絶壁に成って居て、遥かに重畳と連なる山並みと、眼下に田畑や集落が森の中に点在している、大パノラマが開ける展望台になっている。このお寺の岩には埋もれる様に、仏像や人物や顔が彫り込まれ、一種異様な感じである。

       滝へ

   メイ・サ・ポッ(Mae Sa Pok)の滝

     山頂の寺院

     不思議な3人像

      黄金仏

     岩に刻まれた仏頭
 お寺から10分出発地点のカレン族の住む村に到着。いよいよ此処からトレキング開始である。
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生きるのは大変

2008-01-17 23:05:22 | トレッキング
2008/01/17
 放し飼いの犬が多い事は既に述べましたが、正確には飼っているのでは無くて、勝手に居ついでいると言うのが本当の様です。従って餌を貰える訳ではなく、自分で見つけなければなりません。町場の食べ物が豊富な所ではおこぼれに与る機会も多く、肥満気味の犬も居る。しかしこの山地の村の犬はそんな機会は少なく、皆痩せこけています。
 食事時に成ると逸早く匂いを嗅ぎ付け、テーブルの下に集まって、おこぼれの落ちて来るのを待っている。パンの一かけらでも先を争って食べる。そんな量で決して空腹を満たせるとは思い無いのだが。従って食べられる物なら何でも、トウガラシでも厭わずペロリと食べてしまう。テーブルの上に残した物などは、人が居なく成ると上に乗って食べてしまう。とにかく食べる事が生き残る道なのです。
 夜になるとかなり冷えて10℃位に成ります。犬も流石に寒いらしく、焚火の残り火の周りで丸く成って寝ています。シッポや髭が焦げそうに成ってもおかまい無しです。日中に成れば逆に暑さが厳しく、日陰でハアハアしています。人も生きてくには厳しい環境ですが、犬に取ってはそれ以上に過酷な世界なのです。
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夜は最悪の大フィーバー

2008-01-17 23:01:18 | トレッキング
2008/01/17
 ガイドのカーンは一時バーテンをやっていたとかで、料理の腕も中々の物でした。食後は皆焚火の周りに集まって、ビ-ルを飲みながらガイドのギターや歌を聴きながら団欒の一時を過ごした。11時過ぎに我々とスウェーデンの女の子達はゲストハウスに入った。残った人達はそれから、大フィーバー。電気が来ているので、大音響の音楽を鳴らし飲めや歌いの大騒ぎが深夜1時過ぎまで続いた。音楽を止めゲストハウスに入ってからも騒ぎは治まらず、アーアなんて連中と一緒に成ったんだと思いながら、こちらも眠れずイライラされられた。
 何時まで経っても騒ぎを止めないので、「静かに!」と注意をした。しかしそれでも全然効き目が無く、とうとう堪忍袋の緒が切れて
「黙れ!騒ぐなら出てけ!」と怒鳴ってしまった。しかし相手はフランス語の人達で何人分かったかは疑問?それでも語調で感じたのか、少し静かに成った。全く静かに眠りに就いたのは2時過ぎだった。
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