小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

トレッキング2日目

2008-01-18 23:23:35 | トレッキング
2008/01/18
朝食を済ませて一泊目のホイ・ヤオ村を出発したのは10時になってしまった。昨夜遅くまで騒いでいた人達が、起きるのが遅い所為でもある。此処でスウェーデンの女の子達とイギリス人女性は、1泊2日のトレッキングだったので、別れて山を下って行った。
 森の中の急な登りを30分程登り、尾根に出て平な道を歩く。途中で木を伐っている人達に出会った。村の幼稚園を作る為の木材を、取りに来たのだと言う。出発してから2時間、そのカレンの村パーモン村が見えて来た。此処でちょっと休憩する。家々の屋根は木の葉で葺いた素朴な物。その一角に幼稚園が在った。先ほどの人達は、この村からあんな遠くまで、行って居たのだった。幼稚園がまだ未完成なのか、或は増築する為の材料だったのだろう。村の遥か向うにはタイで最高峰のドイ・インタノンが見え眺望の良い所だった。

         材木の切り出し

      パーモン村(屋根は木の葉葺き)
 再び歩き始め、急な下りを40分程下る。下るに従って滝の音が大きく成って来た。滝と言っても初日の滝の様に落差の有る物では無く、何段もの滝が連なっていてるのだった。この幾つも続く滝には名前は着いて居ないと言う。そんな滝の一つの所で昼食にする。昼御飯は、出がけにガイドが料理して作った弁当で、大きな木の葉で包んだ物。各人に渡されて持って来たのだが、何かと開けて見るとチャーハンだった。これを作っていた所為で、朝の出発が更に遅く成ったのだが。この木の葉の弁当は、プラスチックのランチボックスよりも風情が有り、捨てても自然に帰るだけで好評だった。この場所でも泳がせるつもりだったらしいが、流れも速く誰も泳がなかった。

        無名の滝

        トトロの弁当

       中身はパッ・タイ(焼きビーフン)
 川沿いの細い崖道を下り淵に成っている所で1時間程休憩。他のトレッカー達も既に休んでいた。この場所は流れも緩やかに成り、我々以外の人達は泳いだり、向かいの崖から飛び込んだりして、楽しんでいた。

      崖から飛び込むガイド

      飛び込んだ瞬間
休憩後再び川沿いを付かず離れず下り、川岸に小屋掛けをしている休憩所に出る。ガイドは用が有ると言って出かけ、ここで1時間半程待たされた。泳いだ人達は皆縁台に、トドの様に横に成って居た。この休憩所はトレッカー目当てに、カレンの人が開いている所で、飲み物や菓子、ちょっとしたお土産物などを売っている。客が来ない間は糸を紡ぎ、居座り機で土産物の布を織っている。

        休憩所
 ようやくガイドが迎いに来て、田圃の中を進む。水牛の子供が一匹だけいて変だなーと思って暫く行くと、水牛の群が居た。それを避けて行くと、横から大きな水牛が現れ、先頭を行くガイドが慌てて逃げた。さっきの子供の水牛の母親で子供を捜しているのだった。

        水牛の群れ
 今まで下って来た川を、竹の丸木橋で渡る。手摺の竹が一本、片側に有るだけのスリル満点の橋。川から離れて森の中を行くと、メイ・ワンの滝と言う大きな標識があり、階段をかなり下ると大きな2段の滝に出た。今日下って来た川はメイ・ワン川でその最大の滝がここなのである。

        竹の丸太橋

        二段のメイ・ワンの滝
 滝から崖を登って、田に引く用水路の畦道を暫く行くと、一面の田圃が開け、その向うにバンガローが立ち並んでいるのが見えて来た。今日の宿ワン・オウ・キャンプに到着。緑の草原にバンガローが建ち、その脇には長屋の様に竹の小屋が並びお土産品を売っている。このバンガローは別料金で他のメンバーはそれぞれこのバンガローに泊まった。これで今夜は一緒にならずに済んで、我々はバンブーハウスにゆったりと泊まる事が出来た。

           水路

        ワン・オウ・キャンプ

      トレッカーを待っているお土産屋
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夜明け前の星空観望

2008-01-18 22:30:10 | トレッキング
2008/01/18
朝5時半に目が覚め、外に出て見ると満天の星空です。再び寝るのはもったいなくて、夜明けまで外で過ごしました。山間部に電気が通っているとは言え、夜電気を点けている家などは何処も無く、星を見るのには絶好の条件です。頭の上には獅子座、南天には蠍座、すでに春や夏の星座になっています。暗い夜空でないと見る事が出来ない蟹座のプレセペも見る事が出来ました。夜明け前の東の空には、人口の光かと思う程明るい金星が輝いています。その後から見る機会少ない水星も上がって来ました。
 暗い星が徐々に消えて行き、空が白んできます。あちこちから鶏や鳥の鳴き声が聞こえて来る頃に成ると、気温が最も下がり朝露が降りて、木々の葉からしずくの落ちる音がして来ました。下の谷間ではこれが霧となり立ち昇り朝日が当たるとともに消えて行きました。

        夜明け前

        朝霧
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