眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

眠くなるブログ

2023-12-27 19:29:00 | ブログ反省会
「どこかに価値はあると思っていたが」


 随分と昔のこと。僕が書いた長文を読みながら、職場の同僚が言ったことを、思い出しました。
「眠くなるな」 
 その時、隣でスマホ画面をのぞき込んでいた人も、その意見に共感しているようでした。確か夢小説か何かでした。(そのつもりはなかったのに、秘密を勝手にばらす人がいたせいで読まれてしまったのだ)

 あんたにはわからないよ。

 感性が足りないんだろ。面白がって読んだら楽しめるんだよ。その時の僕は内心ではそんなことを思いながら、とぼけた振りをしていました。
 だが、時は巡って、今となっては彼の言う通りではないかという思いが、日増しに強くなっていきます。
「何か眠くなる」
 それこそが、宇宙中の読者を代表する声では?
 夢の話とか、僕がだらだらと書いてしまうような文章は、ただ眠くなるばかりではないでしょうか。結論がなかったり、簡潔でなかったり、論点がぼやけていたり、回りくどかったり、繰り返しだったり。睡魔を誘うことにおいて、伸びているのではないでしょうか。
 だったら、むしろそういう人、眠れない人をターゲットにして、眠たくなるための文章を目指していくべきなのでしょか。

 いったいそれはどんなモチベーションなのですか。
 だいたい逆ではないでしょうか。
 ぱっと目が覚めるような、そんな文章の方を書いてみたいような気もしてきました。

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