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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

長命家電、短命家電

2015-11-30 08:23:22 | 日記
 わが家の冷蔵庫はおよそ17歳。おそらく電子レンジも同じ時に購入したはず。トースターは私がまだ30代の頃に静岡暮らしをした際購入したもの。ざっと20歳といったところか。洗濯機は12年ぐらい使って壊れたために買い替えて4年目ほど。

 テレビはまだ若く6年と4年。デジタルに移行したために買い替えた。以前のブラウン管タイプは15年か16年使った。
 
 デジタルのテレビは、購入して5年で故障し、画面の半分が見えなくなった。メーカーに電話してもなかなか捕まらず、やっと話しが出来た時は、新しいのを買った方が安いと諭された。それでも修理を頼んだが、来てくれたサービスマンまで部品の交換代がそれなりなので、買った方が安いかもと真顔で言う。それでも修理を頼んだら、同じサイズの最新型の店頭価格より、9千円ほど安く済んだ。ま、5年前の修理品が最新式新品と比べて9千円安いだけ、という現実を指して、買った方が安いと人は言うのであろう。

 最近のテレビは10年保たない。なんと脆弱な、と思ったものだか、スマホの短命さと比べれば、まだかなり長命だ。スマホの短命さと来たら尋常ではない。およそ2年保たない(という印象が強い)。少しずつ動作が遅くなって来る。電池の減りが早くなってくる。電話であるのに電話がかけづらくなって来る。
 ガラケーの時代はとてつもなく荒っぽい使い方をしていたにもかかわらず2年で使えなくなるようなことは無かったと記憶している。
 
 その上、非常に困ったことに、新しいモデルに目移りして、そちらが欲しくなってきてしまう。
 
 にも関わらず、長命の家電の最高ランクのものと比べても全く遜色の無い高価さだ。トースターなどと比べようものなら10倍から20倍も値がはる。1日あたりに換算するとスマホは群を抜いて高価な製品である。
 
 もう少し長く生きるスマホが世に出る技術の革新を期待したい。どちらが短命かわからないが電池もフラッシュメモリもバリバリ使い込めば使い込むほど早く限界が来る。すぐさま長寿命化が計られるとはとても思えない状況だ。であれば最初から3年は保たないもの、と決めてかかって購入すべきなのだろう。4年保った時には長生きしたと素直に喜べる。長寿命化が難しいならせめて、より安価な製品を開発してもらいたいが、先進の技術を搭載したものとなれば高価になるのはやむを得ない。IT業界で生活しているものとして、そこは仕方がないと認めなければ自分の首を絞める。

 人も機械も、できるだけ長命であって欲しい。壊れたら修理してずっと使い続けられる機械であって欲しい。より多くの機能や高い性能も自慢すべきことだが、丈夫で長く使える機械であるということも立派なことだ。すぐ壊れる脆弱な道具の中で暮らすより長持ちする丈夫な道具の中で暮らすことのほうが、気持ちが豊かになるような気がしてならない。職人や技術者の一人一人が、より長寿命な製品を作ることにこだわると実は遠いところで平和な暮らしに貢献しているのかもしれないと思う。(三)
 
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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