自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

教育実習がはじまりました

2006年05月30日 | 自由の森のこんなこと
 今年は11人の実習生が自由の森にやってきました。


 卒業生もいますが、自由の森で実習をやりたいと、つてをたどってやってきた学生もいます。年齢もさまざま。


朝は職員室で一人ひとり自己紹介をします。やっぱり生徒だったときとは違ってかなり緊張気味でした。。過去、多くの実習生が「生徒の時と違って教員の大変さがわかった」としばしば感想を語っていますが、今回の実習生は、3週間という期間で何をつかんでいくのでしょうか。


 初日のガイダンスで僕は、とにかく他の教師の授業を見てくださいと伝えました。不安だから自分の授業が近づくと控え室にこもりがちになってしまうものです。せっかくの実習を自習の時間にしないために、自分の担当教科だけでなくたくさんの授業を見て欲しいものです。


 なかには、初日から授業をやっている(やらされている?)実習生もいて、大変な3週間の始まりです。

おにざわ

応援合戦の採点基準は?

2006年05月24日 | 自由の森のこんなこと
 「前代未聞」の体育祭が終わりました。
 総合優勝は赤(さくらんぼ)組。体育祭にさくらんぼ組って言うのも面白いですよね。


 さて、体育祭の前に実行委員から応援の採点をして欲しいと頼まれていました。昨年もやっていたので、いいよと返事したのですが、ちょっと考えて「採点基準はないの?」と聞いてみたのです。昨年は、独断と偏見で順位をつけましたが、どうしてかと聞かれたら答えられるように僕なりの基準を設けていました。


 翌日、実行委員会の本部で話し合った結果が伝えられました。「インパクト」「前代未聞」「中1から高3までの関わり」「盛り上がり(森あがり)」の4つの基準です。塩瀬さんと卒業生などの審査委員はその基準ごとに10点満点で採点しました。結果は赤(さくらんぼ)がトップだったようです。

 点数を書き込んで合計したところで、採点表を持っていかれてしまって、実はちゃんと覚えていませんが、確かに赤組はこれまでにないボードを使った大きな画面を作って見せました。それがストーリーとあわせて高評価を得たのだと思います。反対側の応援席にも見えるようにできたらもっと良かったけれど。


 黒(ヒグマ)組は、BGMを使わず、硬派な応援をつくりました。中学と高校各学年に出番を作っていたのもよかったです。自由の森が始まったころはこの手の応援が多かったのですが(怖いお兄さんが多かった)、最近はこういう感じのものは無くなっていましたからちょっと新鮮でした。青(海賊)は何と言っても海賊船が目を引きました。かなりそれらしく作られていました。緑(シェンロン)組は龍の登場場面が圧巻でした。わかっていたけれど、おぅっと声をあげてしまいました。


 体育祭って、身体の競技みたいだけれども、一方で、いくつもの学年をまとめて一つのパフォーマンスを作っていく仕事の要素があります。騎馬戦やリレーより何倍も神経を使ったのではないでしょうか。そういう努力のあとが伝わってくる応援でした。

おにざわ

これが噂の自森米!

2006年05月22日 | 自由の森のこんなこと
体育祭二部が前代未聞の明日になり、ここで別な話題をアップします。


自由の森学園中学校では毎週水曜日の森の時間に、近くの農地を借りて農業体験学習をしています。田起こし、代かき、田植え、除草剤を使わず、田んぼにヌカを撒いて、乳酸菌を発生させて、雑草の発生をおさえ、稲刈りをし、脱穀し、秋の収穫を迎えます。


はじめて田んぼに入った生徒達が、

「泥の中って気持ちいい」

「生き物がたくさんいる」

という実感を持つ時間を過ごしています。ここで脱穀をして、収穫祭には、このお米を炊いてたべたり、餅米はお餅にしたりみんなで食べます。



ここまでの過程に、多くの苦労や命をいただくという実感を感想として持つ生徒たちも少なくありません。ここで収穫したお米は、お世話になった地元の方にあげたり、新入生が入学してくるときに、在校生からのお祝いにプレゼントしたりします。


ここで新しく登場したのが写真の自森米ブランドパック入りです。ここにこそAgriculture=英語の農業、語源は土をほる農業による文化ということですが、自由の森の新しい文化がまた、一つ、誕生したと実感しました。


今日、5月21日に新潟へ中学三年生全員で農業実習にいきました。天候が崩れなければ良いのですが。

モルゲン

ツーデーマーチに太鼓と中舞の応援

2006年05月21日 | 自由の森のこんなこと
今日は飯能新緑ツーデーマーチ二日目。



 自由の森学園正門前を通るコースの日です。昨年、地元の方から自由の森も参加しないかと声をかけられていました。例年は体育祭のかたづけの日で、参加できませんでしたが、今年から日程的に可能になりました。



飯能や名栗から歩いてきた方たちを正門前で応援しようと言う企画です。3枚の横断幕は、女子寮の生徒が考えて作ってくれました。

「おつかれさまです」

「ようこそ小岩井へ」

「流した汗は乾いた心を癒します」



 体育祭の翌日ですが、郷土芸能部と中国舞踊部の生徒が参加してくれました。




 10時前から早い方は通過して行き、その後、続々と2時間にわたって過ぎて行かれました。中には立ち止まって見ていかれる方、拍手して下さる方、年配の男性の方は生徒の動きに合わせて踊っていました。木陰で休んでいかれる人もいます。マラソン解説者の増田明美さんも見ていきました。近所のおばあさんも見物に来てます。



 12期生の僕のクラスのH君のご両親も参加していました。まさか、お互いここで会えるとは思わず、声をあげてしまいました。



 昨日とはうって変わってからっと晴れた、さわやかな一日でした。生徒のみんな、お疲れさま。ツーデーマーチに参加したみなさん、お疲れさまでした。また、来年もいらして下さい。




おにざわ

前代未聞の森あがり

2006年05月20日 | 自由の森のこんなこと
 朝、6時に「体育祭はやります」との連絡を受けました。よかった。やっとできる。

 午前中から、湿度は高いものの、強い日差しが照りつける中、待ちに待った体育祭がはじまります。

 今年の体育祭のテーマは「前代未聞の森あがり」です。確かに、午前中の学年種目もこれまでと一味違った競技でした。高2のリレーは「全員アンカー」と言って、最後に全員が一つのロープに入って進むチームワーク勝負。

中2は棒引きですが、驚くことに自分の陣に引き込んだ棒がうっかりしていると、相手方が奪いに来る設定でした。仁義なき戦いなんて声が聞こえました。

 午後、教員リレーのあたりから風が強くなり、山の方には真っ黒な雲が。中3の競技中、あっという間に雨脚が強くなり、赤道直下のスコールのような雷雨が・・・。



近くの生徒たちは本部テントに避難しましたが、強風で雨を避けることができません。グランドはまたたく間に湖に。一部は20センチぐらいの深さになっていました。
 強風と雷の危険があり、今日の体育祭は中断して校舎に非難しました。みんなずぶ濡れです。

 体育館に集合した生徒に対して、実行委員長が声をつまらせながら、今日の体育祭は中止にしますと伝えます。びしょびしょの生徒からは悲鳴やため息が聞こえました。実行委員長は続けます。「明日は日曜日、月曜日は代休、そして火曜日に今日できなかった種目を行うことにしました。」ウォー!というすごい歓声が上がりました。自由の森でこんな歓声を聞いたことがない。体育祭のテーマはこの瞬間を読んでいたのではないかと思うくらいドンピシャでした。



 グランドのかたづけをするころには雨もやみ、教員が帰るころには青空が広がっていました。やっぱり最強の雨男、雨女がいるみたいです。とんだ幕切れでしたが、今回の体育祭、長く語り継がれていると思います。


おにざわ

雨の中の体育祭リハーサル

2006年05月18日 | 自由の森のこんなこと
いったいこの5月の天候はどうなってしまったのでしょう。

 今週末は体育祭ですが、どうも天気がおもわしくありません。ここのところ、学年種目の練習を廊下でやっている声が響いていたりします。からっと晴れて外でやれないのはちょっとかわいそう。

 今朝の職員室は天気の話題から始まりました。どうも本番は雨になりそう、今日のリハーサルはどうしようか。

窓の外はポツポツ弱い雨です。予報は午後からはやむとのこと。それじゃと言う事で、リハ決行を決めました。

グランドでは、入場行進から種目の入退場などを行いました。弱い雨は降り続いていますが、その割には生徒のみんなは楽しそうに動いていました。

 グランドはしっとり濡れていて、モウモウと土ぼこりを巻き上げていた例年と比べれば理想的なコンディションです。

 その後、雨が強くなっていったん中止、残りは午後から再開しました。

 最近、行事のたびに雨。いったい雨男、雨女はだれ?

おにざわ

面白い中学生のHP発見!

2006年05月01日 | 自由の森のこんなこと
 面白いHPを見つけました。
 図書館の大江さんから聞いたのですが、自由の森の中学2年生が自分の学校生活と各教科の授業の紹介をネット上で書いているとのこと。

 そんなこと聞いたこともないので半信半疑でのぞいてみたらばこれは楽しい。手書きの学校案内図が入り口でそこから各教科の授業が紹介されています。
 もちろん文章は彼のもの。数学の授業では正負の数の授業展開が担当教員と彼との会話にまとめられています。ポイントをつかんでいないとこういう風には書けません。英語の自己紹介、音楽での合唱曲一覧、社会科の世界地理で学んだこともしっかり書かれていました。
 なかには体育の三点倒立の実演が写真つきで紹介されてるページもあります。たぶん自宅で撮影したのでしょうね。添えられたコメントもとてもいいと思いました。
 行事やその他の活動のことも詳しく書かれていて、中2の生徒の目線での自由の森学園が伝わってきます。ネット上の学習発表会のようなものと言えるかもしれません。

 自分のHPを持っている生徒はおそらく少なくないと思いますが、学校をこういう形で表現しているのってこれまで見たことがありませんでした。今後どうなっていくのか、ちょっと楽しみです。

 興味がある方は、のぞいてみて下さい。
 
  http://www.cablenet.ne.jp/~jimoren/

おにざわ

オタマジャクシとしいたけと

2006年05月01日 | 自由の森のこんなこと
自由の森の22回目の春がやってきました。学園には毎年この時期になるとビオトーフ゜に3月初めにヒキガエルが産卵した、卵から数千のオタマジャクシが孵って水面が黒くなるほどになります。それをねらってイワツバメがきたり、以前はザリガニが食べていましたが、今年はイワツバメも少なく、ザリガニは生徒たちとみんなで取り除いたので、数が減りません。

ということで近くの小学校の児童に分け与えてカエルになるまで観察してもらおうという話がまとまりそうです

ホールの裏でいいにおいがするので行ってみると林業講座の鬼沢さんと生徒たちが丹誠込めて昨年からコナラなどをほだ木にシイタケ菌をうめこんだものが、見事に成長し、炭火で焼いて食べていました。一口、たべてみたのですが、身がしまっていて、味が濃く、実においしかったです。オタマジャクシとしいたけ、今年の春の自由の森の一つ風景にほっとする思いでした。

モルゲン