自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

学校説明会

2010年11月27日 | 自由の森のこんなこと
3回目の学校説明会がありました。今回は、高校校長の鬼沢さんから「学ぶ」ということの意味や それを実現するための学校の特徴などについての話のあと、教科の説明として「日本語科」の齋藤さんが話をしました。

自由の森学園ではいわゆる「国語科」に、「日本語科」という名付けをしています。言葉を受け身的に吸収するのではなく、言葉を使って文体・表現を生み出していくという願いとともに、その理由が語られました。
人とわかりあうこと、自分自身が書いたり語ったりする言葉が心とフィットするかということ、マッチしないことも多々あるけれど、それでも書きたい、語りたい、そういう気持ちの中で、フィットする言葉を探していく。たとえば本を読んだり誰かの話を聞く中で、人の言葉の中に思い当たることを見つけ、自分が言葉にできなかったものを、誰かが言葉にしてくれたとき、うれしくなる。優れた小説や童話や評論の中にもそれがある。読む、聞く、そして自分の言葉を育くんでいくことの大切さを説くことで、「日本語」という教科の説明がされていたように思います。

高校3年の在校生からは、自分がこの学校で学んできたこと、人と向き合うことの大切さ、「書く」を通して知った未知の自分の発見について、また進路を決める過程など、ていねいに話をしてくれました。前半の教科の説明の内容と彼女自身の話の中身との間の関係を感じながら、彼女の考えや思いを聴いていました。

次回の学校説明会は、12月11日(土)です。
教育に対する理念や考え方、授業や行事など学校生活のご紹介、教科から見える授業の姿、在校生の話、中高に分かれての具体的な入試説明、午後には個別相談(希望者)などを行います。>詳しくはこちら
なかの

公開教育研究会が行われました

2010年11月23日 | 自由の森のこんなこと
自由の森学園の中学校・高校の全クラスの授業を行い、日常の授業実践を公開してさまざまなご意見、ご批判をいただく場が、公開教育研究会です。今回で26回目。

2日間の授業公開と検討の時間に加え、「なに人になる?」というテーマでの詩人のアーサー・ビナードさんによる講演や、学校の全10教科が日常の実践の方向を探るための教科別分科会、生徒企画を含めてテーマ毎に議論するテーマ別の分科会が行われ、私たち教員や在校生、その日参加された参観者の方々との間でさまざまな意見が交わされました。

私は中学2年生たちの企画した「授業について」の分科会へ。中高生や参加者で会場の教室はいっぱいに。問題が次第に明らかになってきて、横たわっているもの、彼らが目の前にしているものは、中高問わず実は同じもの。関心・無関心のこと、人の巻き込み方、伝わらなさ。世の中でさえそうしたことに困っている場面を感じます。こうすればよいのだという簡単な解決法はなかなか見つかりませんが、ずっと探していくことで、少しずつ動きがつくられていけばよいなぁと思います。その問題が、個人のものからみんなのものに置き換わったわけですから。
こうした議論をする場は、日常の中でもっともっとあってよいとも思います。
なかの

学校説明会

2010年11月03日 | 自由の森のこんなこと
今年度2回目の学校説明会を行いました。
どうしてこの世の中に自由の森学園が生まれたのか。子どもたちが本当に必要としている教育の場がいったいどんな姿であるべきか、私たちの思い描いている学校像や考え方をお伝えする時間は、気合いも入ります。
私も機会を得て、競争原理に頼らずに学ぶ動機をつくることや教材の工夫、他校との違いなどを、お話しさせていただきました。また、ほとんど手作りで企画・実行されるさまざまな行事、修学旅行、卒業後の生き方を方向付ける選択講座の内容、表現することや伝えることの大切さなど、在校生や卒業生の口から、彼らの経験に基づいたさまざまな話が出てきます。

今回の授業紹介は、音楽。
音楽科の大場さんは「学校説明会にいらっしゃって歌を歌うことになるとは」と言いながら楽譜を配り、自由の森の音楽の授業が始まります。曲は「Happy Birthday」という曲。
途中、さびの部分で3部に分かれてハモります。私も一緒に歌いましたが、ピアノの音を抜いてアカペラになると、初めて出会った人たちがこの場で生み出す合唱に、あらためて心地よさを感じます。

次回の学校説明会は、11月27日(土)です。
教育に対する理念や考え方、授業や行事など学校生活のご紹介、教科から見える授業の姿、在校生の話、個別相談などを行います。>詳しくはこちら
なかの