自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

中学学習発表会

2011年03月09日 | 自由の森のこんなこと
午前中は中1の「ぶちあわせ太鼓」がオープニング、その後、中1の2クラスが、「ベルリンの壁」と「子ども兵」について、それぞれ舞台発表をしました。中2は「赤ずきん」の英語劇と、「意見文を読む」という日本語(国語)の舞台発表、中3は、理科の「気象」、社会の「ワーキングプアについて」の発表がありました。また、フロアでは中2有志の「とび箱」の発表も。

お昼休みの時間を利用して、各教室などで展示されている作品やレポートなどを見合います。英語のスピーチやイングリッシュドラマ、総合の時間で取り組んだ「語り」の発表も昼休み中にあり、すき間を縫うようにあわただしく展示されている作品群を見て回りました。もうちょっとゆっくりじっくり見たかったなぁ。

午後は、体育館のフロア全体を使った、中2「御神楽」と中3「念仏剣舞」の発表、その後は「森の時間」と呼んでいる、総合的な学習の時間での取り組みの発表がありました。
「飯能の山の仕事」(林業)や学校からの汚水をたどる「プロジェクトうんこ」の発表も。

学習発表というのは、学ぶことを通してひとりひとりに起こったことがどんなものであったのかを見る機会です。作品についているひとりひとりの名前を見、その作品やレポートなどを読んだり眺めたりながら、あるいは舞台で発表をしているひとりひとりの姿や表情を見ながら、その人が過ごしてきた1年間を想像したりします。
なかの

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高校卒業式

2011年03月05日 | 自由の森のこんなこと
学校を卒業するということは、ひとりひとりに新しい時間がはじまるということ。
これまで過ごしてきた学校の時間で、さまざまなものを吸収したり貯えているものが、きっとたくさんあるのだなと思います。まだ形になっていないものも含めて。これから先の長い時間をかけて、みんなの内側にあるものがだんだんと形づくられていったり、表に出てきたりするのだろうなぁと思います。どんなふうな人になっていくのだろう。

卒業証書を授与する際には、ひとりひとりの名前が担任から呼ばれます。卒業生がそれに応えると、舞台に上がっているほかの卒業生たちが、その生徒の名前を発します。証書の授与台に向かうひとりひとりに、必ず声がかかるのです。そうしようと特に決めているわけではないとは思うけれど、ずいぶん前から自然にそういう雰囲気で、呼ばれた卒業生が花道に上がります。

たくさんのことを経験する場となった自由の森での最後の時間をつくっているのだなぁと、卒業していく人たちひとりひとりの顔を見ながら思っていました。
最後の合唱も、ほんとうにすばらしかった。

みんな、卒業、おめでとう!
なかの

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