自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

修学旅行に出かけます。

2013年06月30日 | 自由の森のこんなこと
6月27日(木)から高3は修学旅行に行き(前日出発のコースもありました)、7月1日(月)からは中3が修学旅行に。
また、この週には中1も中2も八ヶ岳への登山に出かけます。高1・高2の人たちも学年ごとにあちこち出かけたり学校でしごとをしたり。

高校生たちから「こういうコースをつくりたいんだ」「こういうコースに行くんだ」とかとかとかとか、ちょっと前からいろいろな話を聞かせてもらっていました。なかなか楽しそう。「おみや」よろしくとか買ってくるねで別れたり。

中学の各学年の手作りの「しおり」、こういうアナログさが結構好き。めくるといろいろ書かれていて。

私も、中3の修学旅行に同行させてもらいます。どんな5日間になるのかも楽しみです。

沖縄へ出かけます。最初の3日間は、3つのコースに分かれます。

  伊江島っ子になろう! (伊江島でのホームステイ体験)
  わちゃわちゃコース  (座間味島近くにある無人島での生活体験)
  文化・体験コース    (読谷村を中心に、沖縄の自然や文化を体験)

長い時間をかけて準備をしてきました。飯能に戻ってきてから、その報告会も予定されています。どんな時間を持って帰ってきてくれるのか、楽しみです。

なかの

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高校修学旅行出発式

2013年06月26日 | 自由の森のこんなこと
いよいよ明日(6/27)から高校の修学旅行が始まります。
前日の今日は音楽ホールに高校3年生が集まり出発式が行われました。
実行委員長と担当教員の話の後は、高校3年全員で合唱。
明日からは5コースに分かれてそれぞれの修学旅行がスタートします。
半年以上前から生徒の実行委員会を中心に準備してきた修学旅行。出発にたどり着くまでにもさまざまな困難や大変さがあったのだと思います。
そしてこれから始まる6泊7日。新しい出会いがあり、いろいろな発見もあり、予想を超えた出来事にも遭遇するかもしれません。まだまだ困難や大変さもあるかもしれません。そんなことをみんなで共有し、そして乗り越えていくのが本当の「かしこさ」です。ぜひ充実した時間を過ごしてきてほしいと思っています。みんな気をつけて、いってらっしゃい。
                                   
2013年度 高校修学旅行コース
・北の大地が呼んでいるコース(北海道・知床半島)
・瀬戸内芸術の旅コース(瀬戸内海・直島)
・えっころごっちょコース(四国・四万十川流域)
・琉球文化コース(沖縄本島)
・タシロスと共に座間味コース(沖縄座間味島・カヌー)

コース名と行き先だけではよくわかりませんね。詳しくは報告会を待ってから書くことにします。ちなみに北の大地コースは一足先今日の午後に出発しました。
新井達也

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わくわくワーク①

2013年06月23日 | 自由の森のこんなこと
今年度1回目の「わくわくワーク」が行われました。

授業は「滑車」を使って

  自分で自分を持ち上げられる?

というテーマの理科の授業。誰かに持ち上げてもらう実験があったり、自分を滑車に吊って持ち上げてみたり、力のかかる具合を考えます。

答えは簡単には見つからないけれど、みんなで考える過程の中でたくさんの発見があります。私も授業に参加して、子どもたちの表情を近くで見ていました。不思議なことや新しい事実を知ることは、やはり楽しいことです。集まってくれた人たちが何を持ち帰ってくれたのか、書いてもらった感想文を読ませてもらって気持ちを新たにしているところです。

午後の、郷土芸能部と子どもたちとの交流の場も、いい時間だったとの感想をいただきました。

ご参加いただき、ありがとうございました。また来てください。
ちょっと変わった時間の作り手として、いろいろな人たちと関われることが私自身の楽しみでもあります。お待ちしています。

次回の「わくわくワーク②」は7月15日(海の日)。
夏休みに向けて、いろいろのイベントがあります。詳細は学園HPでご案内いたしますので、ご確認ください。

なかの

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進路講演会

2013年06月13日 | 自由の森のこんなこと
6月12日に進路部主催の進路講演会がおこなわれました。ゲストとして4人の卒業生が来てくれました。ここでは少しだけ紹介します。

前島 恵さん(20期生)
 自由の森在学中は行事の実行委員、企画係と会場係、それにドラムと旅だったと前島さん。しかし、卒業後は将来の夢が見つからず、とりあえず大学に行こうと受験勉強。いざ大学に入学しても、特に自分の夢は見つからず、それならば人のために何かしよう・人の夢につきあおうと、静岡県伊豆市の町おこしに関わるようになったそうです。大学3年次には学生団体として関わっていたものを株式会社にして本格的に展開し、学生の片手間でやっているのではないという覚悟を示すために住民票を移動したそうです。現在は大学院で地域の自己アイデンティティについて研究しながら、伊豆市を拠点に町おこしの事業を行っているとのことです。日本各地へ、そして世界へと町おこしの事業を広げていこうと考えていると語ってくれました。

高橋 明子さん(17期生)
 自由の森在学中は写真部と中国舞踊部に所属していた高橋さん。卒業後は写真の方向に進むかどうか迷った末に、一番好きなことは職業にしないことを決めたうえで大学進学のため予備校へ。知人の死に接したことから、死と向き合い目をそらさずに生きようという思いから看護師になろうと決めたそうです。その後、大学の看護学科に進学。看護師・保健師の国家資格を取得し、初めての職場は大学病院の手術部。しかし、自分は看護師として何がやりたいのか見えなくなり大学病院は退職したそうです。その後、人との巡り合わせもあり、現在の市立病院に勤務することになり現在に至っているとのこと。今も何をしたいのかはっきりと見えているわけではないけれど、目の前の仕事にしっかり取り組むことをやっていこうと思っていると語ってくれました。

堀場 由美子さん(10期生)
 自由の森在学中はおなじく行事の企画係と会場係をがんばっていたと堀場さん。自由の森卒業後は、自分にとって絵を描くことは呼吸することと同じだったことから、美術系の専門学校へ進学。しかし、その学校では不完全燃焼だったため美術大学へ進学、そして木で家具をつくることをはじめたそうです。芸術大学の大学院で学んだのち、現在は製作活動をしながら、高校と大学で美術を教えているということです。教員としての仕事は、人と人との関わりの中でいろいろと学んぶことができると堀場さん。自分の一生を一つの物語としてとらえ、こういう人とつながりたい、こういう物語にしていきたいと考え、生活していると語ってくれました。

嶋 黄太さん(5期生)
 自由の森在学中はバンド活動がすべてだったと嶋さん。卒業後は自分でお金を貯めて音楽の専門学校へ。卒業後はミュージシャンとして活動しながら舞台美術の仕事をしていったそうです。しかし、創造性とは何かを追求する中で、さまざまな壁に直面していったようです。「やりたくない仕事、ダサイ仕事はしたくなかった」と嶋さん。そんな時、ちょっとしたきっかけから東京卸売市場の花市場で働くようになり花の世界に。さまざまな状況から音楽の世界で充分に追求できない創造性が、花の世界では追求できることを知り、その後は花の世界にのめり込んでいったそうです。そして現在は世田谷に妻と一緒に花屋さんを開いています。「美しいもの、素敵なもの、感動できるもので世の中をあふれさせたい」と熱く語ってくれました。バンド活動は現在も続けているとのことです。


4人の卒業生の話はそれぞれに本当に素敵な話でした。
4人の話に共通していることは、いろいろと迷い悩みながらも、自分の目の前のことに誠実に向きあい取り組むことが、さまざまな人との出会いにつながり、そして、次の仕事につながっているということだと思いました。
そして、私は4人の話を聞きながら、著作家の内田樹氏が書いていたことを思い出しました。せっかくなので紹介します。

 仕事というのは自分で選ぶものではなく、仕事の方から呼ばれるものだと僕は考えています。「天職」のことを英語では「コーリング」とか「ヴォケーション」と言いますが、どちらも原義は「呼ばれること」です。僕たちは、自分にどんな適性や潜在能力があるかを知らない。でも、「この仕事をやってください」と頼まれることがある。あなたが頼まれた仕事があなたを呼んでいる仕事なのだ、そういうふうに考えるように学生には教えてきました。 (「キャリアの扉にドアノブはない」内田樹が語る仕事1 朝日新聞「仕事力」より)

新井達也

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田植えをしてきました。

2013年06月06日 | 自由の森のこんなこと
先週の代かきに続いて、今週は田植え。6つの班に分かれて田植えをしていきます。早いところはあっと言う間に田植え終了。遅れ気味の班を手伝ったりして、午前中いっぱいで全部植え終わりました。

ここのところ天気続きで、今日も暑い日でした。たまには雨が恋しくなるところです。

みんな、おつかれさん。田んぼ実行委員も大活躍でした。

収穫量は例年だいたい6俵ぐらいだとか。お天気次第なところもありますので、これからどんなふうに稲が穂を実らせていくのか、みんなで見ていきたいと思います。
なかの

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中学校見学会

2013年06月03日 | 自由の森のこんなこと
たくさんの方々に来ていただきました。ありがとうございます。

自由の森学園で行われている「教育」についての基本的考え方を聴いていただいたり、また後半は中1から中3までの3時間目の授業(国語・理科・英語など)や、美術棟展示ホールにて絵画・木工・染織の生徒作品を見ていただきました。
この学校の持つ雰囲気のようなものをお持ち帰りいただけたらなと思います。

今回は「見学会」ですから、外側から見る機会。これからは体験を通して実感をつくっていただくイベントをたくさん用意していますので、ぜひご参加ください。

なかの

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代かきをしました

2013年06月02日 | 自由の森のこんなこと
今年も田んぼに取り組みます。
数年前から2学年でちょっと大きな田んぼに取り組んでいます。2年生は去年の経験を活かして1年生にいろいろやり方を伝授するという流れ。

特に今年度は「田んぼ実行委員会」が発足して、すべての仕切りを2年生の実行委員が行います。

ちょっと遅めですが、5月末に代かきをしてきました。暑かったり寒かったりを繰り返している週で、この日は曇り。太陽ギラギラでなかったのはよかったのですが、風が吹くと気持ちよいというよりは「寒~ッ!」と言い合うような天気。

午前中いっぱいかけて代かきをして、今週の水曜にいよいよ田植えをする予定です。

なかの

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